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光回線がなぜか遅い場合はPing値を疑え!測定方法と11の改善案を解説

オンラインゲームで遅延が発生。Web会議で声が遅れて届く。動画がカクついてストレス。光回線を使っているのに、なぜかネットが遅い...

その原因、「Ping値」かもしれません!

Ping値とは、自分の操作が相手に届くまでの時間を示す数値です。これが高い(遅い)と、どれだけ高速な回線を契約していても快適なネット環境は手に入らないんですね。

この記事ではPing値について、以下の悩みが解決できます。

この記事で解決できる悩み

  • Ping値ってなに?
  • インターネット環境に必要なPing値の目安が知りたい!
  • ネット回線のPing値はどうやって調べたらいい?
  • Ping値を改善する方法を知りたい!


ネット環境を改善できる幅広い解決策を紹介していますので、最後まで読んでラグのない快適なゲームプレイや、ストレスフリーなWeb会議を実現してくださいね。

記事の最後にはPing値の低い(速い)光回線についても解説しています。
≫【厳選】Ping値が低い(速い)光回線3選

ハイホーウィズゲームズ

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インターネット回線は、
オンラインゲーム専用光回線
ハイホーウィズゲームズ

この記事を書いている人

内山田部長

11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!

  • 光回線のみちしるべ 管理人 
  • お仕事:インターネット回線販売店勤務
  • サポートしたお客様:5,000人以上
  • 取り扱ったネット回線:25社以上

光回線のPing値とは?

通信網

Ping値とは、インターネット通信における「応答速度」のことです。

「ピン値」または「ピング値」と読み、似たような意味で「レンテンシ(通信の遅延時間)」というものもあります。単位は「ms(ミリ秒)」と表記し、ミリは1,000分の1という意味ですので、10msなら0.010秒ですね。

「Ping値が低い」というのは遅延時間が短いということで、Ping値は「高い」よりも「低い」方が安定していると言えます。

光回線は他のインターネット回線と比べて、Ping値が低く、通信が安定しやすい特徴があります。

内山田
内山田

快適にインターネットを使うためには、通信速度も大切ですが、Ping値も重要な項目ですね。

Ping値と通信速度の違い

Ping値と通信速度(1Gbpsや200Mbpsなどと表記するもの)は別のものです。Ping値は「反応の速さ」、通信速度は「データをやり取りする速さ」を示します。

Ping値が低いほどリアルタイム通信に向いています。逆に、通信速度が速くてもPing値が高いとオンラインゲームでのラグや、ビデオ通話の遅延が発生することもありますね。

指標説明
Ping値(ms)サーバーと通信する際の応答速度(低いほど良い)
ダウンロード速度(Mbps) データを受信する速さ(高いほど良い)
アップロード速度(Mbps)データを送信する速さ(高いほど良い)

この違いは宅配便に例えるとわかりやすいです。

  • Ping値(ms)= 注文してから荷物が届くまでの時間
  • 通信速度(Mbps)= 1回の配達で運べる荷物の量
  • Ping値が低い(10ms)
    → 荷物がすぐに届く
  • Ping値が高い(100ms)
    → 荷物が届くまでに時間がかかる
  • 通信速度が速い(1Gbps)
    → 一度にたくさんの荷物を運べる(データ転送が速い)

そのため、通信速度が速くても、配送(Ping値)までが遅ければ、荷物(データ)がスムーズに届かずにストレスになってしまいます。

インターネットを快適に利用するためには、「通信速度」だけでなく「Ping値」も重要です。特に、オンラインゲームやビデオ通話をよく使う場合は、Ping値の低い回線を選ぶことがポイントになりますね。

インターネット回線別のPing値と通信速度の平均値

一般的に固定回線、特に光回線は他の回線と比べてPing値が低く、安定した通信が可能です。逆にホームルーターやモバイルWi-Fiは、Ping値が高くなりやすく遅延が発生しやすい傾向がありますね。

以下は、各回線の平均Ping値の目安です。
みんなネット回線速度(みんそく)などを参考にしています)

回線の種類平均Ping値(ms)特徴
光回線10~30ms低遅延で安定している
CATV回線20~40msやや遅延が発生する場合あり
ホームルーター30~60ms電波状況次第で遅延が発生する
モバイルWi-Fi30~100ms電波干渉を受けやすく遅延が発生しやすい

このように、光回線は平均Ping値が10~30msと低く、特にオンラインゲームやビデオ通話に適していると言えます

光回線と他の回線を、道路の違いに例えると次のようになります。

  • 光回線(Ping値 10ms)
    → 高速道路
  • ホームルーター(Ping値 50ms)
    → 一般道
  • モバイルWi-Fi(Ping値 70ms)
    → 細い路地

つまり、「光回線は渋滞の少ない高速道路で、通信がスムーズで遅延しにくい」ということになります。

オンラインゲームやリモートワークなど、リアルタイムでのやり取りが重要な場合は、低Ping値の光回線を選ぶのがベストですね。

Ping値が重要な理由

インターネット 速度

Ping値はインターネットの「反応速度」を示す重要な指標で、数値が低いほど反応速度が速くなります。

特に、オンラインゲームやWeb会議のようなリアルタイム通信では、Ping値が低いほど快適に利用できます。逆に、Ping値が高いと遅延やカクつきが発生し、スムーズな通信が難しくなりますね。

Ping値が高い(反応速度が遅い)場合の改善方法は、記事後半で詳しく解説しています。
≫Ping値を改善する11の方法

Ping値が高い(遅い)とどんな影響があるのか

Ping値が高い(遅い)と、オンラインゲームのラグ(動作の遅れ)、Web会議での音声・映像のズレ、動画の再生遅延などが発生してしまいます。日常的なネット利用ではあまり問題になりませんが、リアルタイム性が求められる場面では大きな影響が出ますね。

オンラインゲームではPing値が50msを超えるとラグが発生しやすく、100msを超えるとプレイに支障をきたすことがあります。

BCN eスポーツ部でも、以下のように記載があります。
オンラインゲームを快適に遊ぶためのPing値の目安は「最低でも30ms以下」!

また、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議ツールでは、Ping値が高くなると音声が遅れたり、映像が止まったりすることがありますね。

インターネットを快適に使うためには、特にリアルタイム性が求められるサービスではPing値を重視する必要があります。

内山田
内山田

ゲームの種類によってもPing値の重要度は変わります。FPSや格闘ゲームはできれば15ms以下にしたいところですね。

快適なインターネット環境に必要なPing値の目安

インターネットの用途によって、必要なPing値の目安が以下のように異なります。

用途快適なPing値(目安)影響
オンラインゲーム10~30ms以下低いほどラグなしで快適
Web会議(Zoom・Teams)30~50ms以下高いと音声・映像の遅延が発生
動画視聴(YouTube・Netflix)50~100ms以下 高すぎると影響が出る場合がある
Web閲覧・メール送受信100ms以上でもOKほぼ影響なし

各用途ごとの詳細を解説します。

オンラインゲーム

オンラインゲーム

オンラインゲームではPing値が最も重要です。目安は30ms以下で、50msを超えるとラグが発生しやすくなります。

特にFPS(シューティングゲーム)や格闘ゲームなどの対戦型ゲームではPing値の影響が大きく、できることなら15ms以下にしたいところです。

ゲームによって必要なPing値がどれだけ異なるかは、以下の表をご参考ください。

ゲームの種類Ping値
FPS、TPS、格ゲー15~30ms以下
MMO、MOBA30ms以下
アクションゲーム50ms以下
RPG、DCG50~100ms以下

快適にオンラインゲームをするなら、Ping値はできるだけ低くしましょう。光回線を使うことで安定した低Ping値を維持できますね。

内山田
内山田

通信速度は100Mbpsほど出ていれば問題ありません。

Web会議

Web会議

「Zoom」や「Microsoft Teams」などのWeb会議では、Ping値50ms以下が推奨されます。それ以上になると、音声の遅延や映像のカクつきが発生する可能性がありますね。

Ping値100msを超えると明らかな遅延が発生し、会話がスムーズに進まなくなります。

各Ping値での利用環境は以下のイメージです。

  • Ping値 30ms以下 → 普通の対面会話(話したことがすぐに伝わる)
  • Ping値 50ms~100ms → 衛星中継のように少し遅れることがある
  • Ping値 100ms以上 → 映像が止まったり、音声がズレたりする

Web会議を快適にするには、Ping値を50ms以下に抑えることが重要です。固定回線であれば、Web会議で安定した通信が確保できますね。

内山田
内山田

通信速度は10~30Mbpsあれば十分です。

動画の視聴

スマホアプリ

「YouTube」や「Netflix」などの動画視聴では、Ping値の影響は少ないですが、高すぎるとカクつきや映像と音のズレが発生する可能性がありますね。目安としては100ms以下であれば問題ありません。

動画配信サービスはバッファリング(データの一時保存)機能があるため、Ping値が多少高くても問題なく再生できます。ただし、ライブ配信やストリーミングの場合は、50ms以下が望ましいとされていますね。

各Ping値での利用環境は以下のイメージです。

  • Ping値 50ms以下 → スムーズに再生可能
  • Ping値 50~100ms以上 → 少し遅れる場合もあるが、特に問題なし
  • Ping値 100ms以上 → 再生が止まりやすくなる

通常の動画視聴ではPing値はあまり気にしなくてよいですが、ライブ配信を楽しむ場合は50ms以下を目安にすると快適ですね。

内山田
内山田

YouTubeの4K動画では、通信速度は20Mbps以上が推奨されています。

Web閲覧やメールの送受信

メール 作業

Web閲覧やメール送受信では、Ping値を基本的に気にする必要はありません。

これらの作業はリアルタイム性が求められないため、Ping値が100msを超えても大きな問題はないですね。ただ500ms以上と遥かに高い数値になると、ページの読み込みに時間がかかることがあります。

Web閲覧やメール送受信でPing値は基本気にしなくても問題ありません。もしページの読み込みが遅いなど何らかの不具合が出ている場合は、別の原因を探してみると良いでしょう。

Ping値を調べる方法

Ping値を調べる方法は大きく分けて「ブラウザで測定する方法」「専用アプリを使う方法」の2つがあります。

特別な機器は必要なく誰でも簡単に測定できるので、自宅のインターネット環境が快適かどうかを確認するのに役立ちますね。

ブラウザでの測定方法

Google ChromeやSafariなどのブラウザを使ってPing値を測定できるサイトがいくつか存在します。無料で利用できて数秒で測定可能なので手軽です。

「スピードテスト」「インターネット速度 測定」などで検索すると、無料で計測できるサイトが多数出てきますね。

具体的な計測サイトについて説明します。

Fast.comで測定する

Fast.com

Fast.com(ファストドットコム)は、Netflixが提供するスピードテストサイトで、特に動画視聴向けの回線速度を測定するのに適しているのが特徴です。

Netflixを利用する際と同様の使用で測定するので、動画ストリーミング時の通信品質を把握しやすいですね。

Fast.comにアクセスすると、自動で計測が始まります。また、測定後に「詳細を表示」をクリックすると、Ping値も確認できます。(「レイテンシ」と表示されます)

Fast.com-Ping値

特に動画をよく見る人は、Fast.comでPing値を測定すると参考になりますね。

≫Fast.comで計測する

Speedtestで測定する

Speedtest測定結果

Speedtestは、世界的に利用されている回線速度測定ツールで、数百億回計測されています。

Ookla社が提供しており、世界中の数千のサーバーと接続して測定するため、より正確なPing値を取得できます。

Speedtestにアクセスすると、画面中央に「GO」というボタンがありますので、クリックすると計測が始まります。ダウンロード・アップロード速度の測定も可能です。

Speedtest

「正確なPing値を知りたい!」という人は、Speedtestを利用するのがおすすめです。

≫Speedtestで計測する

USENスピードテストで測定する

USENスピードテスト

USENスピードテストは、日本国内向けの回線測定ツールで、USEN GATE 02のサイトで利用できます。

USENは日本の通信会社なので、国内のネットワーク環境に最適化されています。Ping値やダウンロード・アップロード速度、Jitter値(ping値の揺らぎを表す数値)の測定ができます。用途別回線スピード判定も同時にできるので、かなり実用的です。

USENスピードテスト用途別

国内サイトの通信環境を重視するなら、USENスピードテストを使うと良いでしょう。

≫USENスピードテストで計測する

Googleのスピードテストを利用する

Googleスピードテスト

Googleのスピードテストは、検索エンジン上で測定できる手軽な方法です。

Googleで「スピードテスト」と検索して出てくる「インターネット速度テスト」のボタンを押すだけで簡単に測定できます。(Ping値は「レイテンシ」と表示されます。)速度に適した用途も表示されるので、参考にしやすいですね。

GoogleスピードテストPing値

手っ取り早くPing値を知りたいなら、Googleのスピードテストを試してみましょう。

専用アプリを使う

スマートフォンでPing値を調べる場合、専用アプリを使うとさらに詳細な情報が得られることがあります。

アプリ版の計測ツールは、ブラウザ版よりも細かい測定が可能です。一例ですが、以下のようなアプリがありますね。

ドコモスピードテスト:ドコモユーザー向け

≫ドコモスピードテストをダウンロード

Speedcheck Internet Speed Test:測定時間を予約できる

≫AppStoreからダウンロード
≫GooglePlayからダウンロード

Speedchecker Speed Test:計測履歴を保存可能

≫AppStoreからダウンロード
≫GooglePlayからダウンロード

SpeedSmart Speed Test:計測データを共有できる

≫AppStoreからダウンロード
≫GooglePlayからダウンロード

本格的にPing値を調べたい場合は、専用アプリの利用を検討してみましょう。

内山田
内山田

スマホアプリで計測すると、もちろんデータ通信量を消費します。アプリによっては、10回ほどの計測で1GBほど消費することもあるので、データ通信量は注意した方がいいですね。

Ping値を改善する11の方法

改善策

高いPing値を改善するには、通信の邪魔をしている原因を減らし、安定した接続環境を作ることが重要です。

具体的には、不要なアプリの終了、接続台数の制限、有線接続の導入、高性能なルーターへの変更などが効果的ですね。

Ping値を改善する11の方法を解説します。

使ってないアプリやブラウザを閉じる

余計なアプリやブラウザを開いたままにすると、バックグラウンドで通信が発生し、Ping値が悪化する原因になります。

バックグラウンドで動作しているアプリや複数のブラウザタブは、知らないうちに通信を消費しています。

  • クラウドストレージが自動同期をしている
  • SNSがバックグラウンドで更新されている
  • YouTubeやNetflixの自動再生が続いている

これらが積み重なると回線の帯域を占有し、Ping値の悪化につながってしまいます。

これは、水道の蛇口を複数開けっぱなしにしている状態と似ていますね。使っていないのに水を流し続けると、水圧(通信速度)が低下してしまいます。

不要なアプリやブラウザをこまめに閉じることで、通信を最適化しPing値を改善できます

接続デバイスの数を減らす

同時に接続しているデバイスの数が多いと、ネットワークが分散されてPing値が悪化します。使用していないデバイスの接続を解除すると、通信が安定しやすくなります。

家庭内のWi-Fiにスマホ、タブレット、PC、ゲーム機、スマート家電が多数接続されると、回線が混雑し応答速度(Ping値)が遅くなる可能性があります。

特に、ストリーミング再生や大容量ダウンロードを行っているデバイスがあると、他のデバイスの通信が圧迫されやすいですね。

1つのピザを10人で分けるか2人で分けるかの違いのようなもので、接続デバイスが多いほど、通信の取り分が減り応答性が悪化します。

オンラインゲームなどの低Ping値が求められる際は、使用しないデバイスのWi-Fi接続をオフにするのが効果的ですね。

家電製品(電子レンジなど)が動いていないか

電子レンジなどの家電製品が動作していると、Wi-Fiの電波に干渉しPing値が悪化することがありますね。

Wi-Fiの周波数は2.4GHzと5GHz、6GHzの3種類です。

実は、2.4GHzは電子レンジやコードレス電話、Bluetooth機器など、使用されている家電製品が多いです。同じ周波数帯が重なるとWi-Fiの電波が乱れ、通信が不安定になってしまいます。

ラジオが混線してノイズが入るような感じです。

電子レンジなどの影響を避けるために、ルーターを家電製品から離すとPing値の改善につながりますね。

内山田
内山田

後に説明しますが、5GHzに変更するのも有効な方法です。

ONUなどを再起動する

ONU(光回線終端装置)やルーターを再起動すると、一時的なネットワークの不具合が解消され、Ping値が改善されることがあります。

ルーターやONUは、長時間稼働しているとキャッシュ(通信データの一時保存領域)が溜まり、通信が遅くなることがあります。数週間以上電源を入れっぱなしにしていると、通信の最適化がうまく働かないことがありますね。

再起動の手順

  • (Wi-Fi)ルーター→ONUの順でコンセントを抜く
  • 1~5分ほど時間を置く
  • ONUのコンセントを挿して、ランプが落ち着くまで待つ
  • ルーターのコンセントを挿す

ONUやルーターを再起動するとPing値が改善されることがあります。試してみる価値ありです。

内山田
内山田

不具合を未然に防ぐため、定期的に再起動するのもよいです。

無線ルーターと端末を近づける

無線ルーターと端末の距離を短くすると、Wi-Fiの電波が強くなりPing値が安定します。

Wi-Fiは距離が遠くなるほど電波が弱まり、通信が不安定になります。また壁や家具が障害物となると電波が届きにくくなり、遅延(Ping値の悪化)が発生しやすくなりますね。

オンラインゲームやWeb会議をする際は、なるべくルーターの近くで接続するか、Wi-Fiの電波が届きやすい場所に移動するのが効果的です。

Wi-Fiの周波数を変更する

Wi-Fiの周波数を2.4GHzから5GHzに変更すると、電波干渉を減らし、Ping値を改善できる可能性があります。

Wi-Fiの周波数帯には3種類ありますが6GHzは現在対応機器が少ないため、利用が多いのは2.4GHzと5GHzでしょう。特徴は以下の通りです。

周波数帯特徴影響を受けやすい要因
2.4GHz遠くまで届きやすいが、速度は遅め電子レンジ、Bluetooth機器、コードレス電話など
5GHz高速通信が可能だが、障害物に弱い壁や床などの障害物

2.4GHzは多くの家電製品と同じ周波数帯を使用しているため、電波干渉が発生して通信が不安定になることがあります。

混雑した道路(2.4GHz)を通るか、空いている高速道路(5GHz)を使うかという感じです。

Wi-Fiルーターが5GHzに対応している場合は、設定を変更して5GHzで接続すると、Ping値が改善されることがあります。一度試しください。

内山田
内山田

6GHzが一番電波干渉が少なく安定していますので、対応機器であれば6GHzで接続すると良いですよ。

高性能な無線ルーターに変更する

高性能な無線ルーターに買い換えることで、通信速度が向上しPing値が安定しやすくなります。

Wi-Fiルーターの性能は、搭載されているCPUの処理能力や、対応する通信規格によって大きく異なります。古いルーター(Wi-Fi4以前)では、以下のような問題が発生しやすいですね。

  • 通信速度が遅い
  • 複数台接続に弱い
  • 電波が届きにくい

新しい規格の「Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)」や「Wi-Fi7(IEEE 802.11be)」対応ルーターは、次のようなメリットがあります。

  • 高速通信が可能
    (最大9.6Gbps/46Gbps)
  • 複数デバイス同時接続でも安定
  • 電波干渉を抑える技術を搭載

Wi-Fiルーターが古い場合は、Wi-Fi6対応の高性能ルーターに買い換えると、通信環境が大幅に改善される可能性があります。

内山田
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Wi-Fi7対応ルーターは、安いモデルでも20,000円以上するものがほとんどで高価です。性能的に通常利用の範囲内であれば、Wi-Fi6で十分ですね。

有線接続に変える

Wi-FiではなくLANケーブルを使った有線接続にすると、Ping値が大幅に改善されます。有線接続は電波干渉を受けず、より安定した通信が可能です。

無線イヤホンより有線イヤホンのほうが音が途切れにくいのと同じですね。

特にオンラインゲームをする場合は、有線接続をおすすめします。

LANケーブルを交換する

LANケーブルを適切な規格のものに交換すると、通信速度や安定性が向上し、Ping値の改善につながります。

LANケーブルには「カテゴリ(Cat)」という規格があります。この規格が古いと100Mbps以上の高速通信に対応できず、ラグが発生することがあります。

カテゴリは、ケーブルに印字されている「カテゴリ名」または「配線規格名」を確認すれば、見分けることができますね。

カテゴリ別の表記名や性能の違いを、以下にまとめました。

カテゴリ名配線規格名最大通信速度伝送帯域
カテゴリ5Cat5ANSI/TIA/EIA-568-B.1100Mbps100MHz
カテゴリ5eCat5eANSI/TIA/EIA-568-B.21Gbps100MHz
カテゴリ6Cat6ANSI/TIA/EIA-568-B.2-11Gbps250MHz
カテゴリ6ACat6AANSI/TIA-568-B.2-1010Gbps500MHz
カテゴリ7Cat7ISO/IEC 1180110Gbps600MHz
カテゴリ7ACat7AISO/IEC 1180110Gbps1000MHz
カテゴリ8Cat8ANSI/TIA-568.C-2-140Gbps 2000MHz

LANケーブルは「Cat6」または「Cat6A」を選ぶと、Ping値を改善されます。

内山田
内山田

Cat7以上は一般家庭向きではないので、性能で選ぶならCat6Aがおすすめです。

混雑する時間帯のインターネット使用を避ける

インターネットの利用が多い時間帯(特に夜間)は回線が混雑し、Ping値が悪化することがあります。できるだけピーク時間帯を避けると、より快適な通信が可能になりますね。

一般的に夜9時〜11時頃は、多くの人がインターネットを利用するため、回線が混雑しやすくなります。特にマンションタイプの回線では、同じ回線を共有しているため、影響を受けやすいです。

可能であれば、ネットを使う時間帯を調整することで、Ping値の悪化を防ぐことができます。

インターネット回線の見直し

現在の回線が遅い場合、より高速なインターネット回線に変更するとPing値が改善されます。

インターネット回線にはさまざまな種類がありますが、その中でも光回線が優秀です。特にIPv6対応の光回線を選ぶと、通信の混雑を回避しやすくなります。

回線ごとのおおよそのPing値は、以下のような数値です。(みんなネット回線速度(みんそく)などを参考にしています。)

回線種類平均Ping値(ms)
光回線(IPv6)10〜20ms
光回線(IPv4)15〜30ms
CATV(ケーブルテレビ回線)20〜40ms
ホームルーター30~60ms
モバイルWi-Fi30~100ms

快適なインターネット利用を求める場合は、光回線がおすすめです。こだわりのある方はIPv6対応の光回線に乗り換えることで、Ping値を大幅に改善できる可能性がありますね。

【厳選】Ping値が低い(速い)光回線3選

Ping値の低い回線3選

Ping値が低く、安定した通信ができる光回線を選ぶなら、以下の3つがおすすめです。

どの回線も、一般的なフレッツ光や光コラボよりも低Ping値を実現しやすいのが特徴です。

各光回線の特徴を詳しく解説します!

光回線は大きく4種類に分かれています。詳しくはこちらの記事で解説しています。
≫【光回線は全部で4種類】特徴やメリット・デメリットを徹底解説!

ダークファイバー系光回線

NURO光&auひかり

ダークファイバー系の光回線はPing値が低く、特にゲームやリアルタイム通信に最適な回線です。

ダークファイバーとは

NTT東日本とNTT西日本が敷設した光ファイバーケーブルのうち、未使用の予備の回線を使った光回線です。「auひかり」と「NURO光」の2種類あります。

フレッツ光や光コラボとは完全に区別されているため、利用者は少なめで混雑しにくく安定しやすいという特徴がありますね。

光回線Ping値平均
auひかり5~20ms
NURO光5~15ms
※みんそくなどを参考

「とにかく低Pingで快適にネットを使いたい」という人には、ダークファイバー系光回線が最適です。

内山田
内山田

auひかりはauとUQモバイル、NURO光はソフトバンクとワイモバイルとスマホセット割ができるのも嬉しいですね。

auひかりにはプロバイダーが複数ありますが、その中でも「GMOとくとくBB」は特典が豊富で一押しです。
 【キャッシュバック還元中!】
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電力系光回線

電力系光

電力系光回線は、NTT系回線よりも混雑が少なく、安定した低Ping通信が可能な地域限定の回線です。

NTTのフレッツ光回線を使わず、電力会社が独自に敷設した光ファイバーを使用するため、混雑が少なく安定した通信が可能ですね。

電力系光回線には、以下の5種類があります。

  • 【中部電力】コミュファ光
    提供エリア:愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県
  • 【関西電力】EO光
    提供エリア:大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・福井県
  • 【中国電力】MEGA EGG
    提供エリア:広島県・岡山県・山口県・鳥取県・島根県
  • 【四国電力】ピカラ光
    提供エリア:愛媛県、香川県、高知県、徳島県
  • 【九州電力】BBIQ
    提供エリア:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

※クリックで詳細をご覧いただけます!

Ping値は15ms前後と低く推移しています。

西日本の一部提供エリア内でしか使えないデメリットもありますが、利用可能エリアであればおすすめできる低Pingな光回線ですね。

内山田
内山田

auやUQモバイルとのセット割も適用できます。


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月額料金は5,500円、回線速度は10Gbpsのみのシンプルなプラン!

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  • 回線速度実測値7Gbps(公式)
  • 独自回線で安定しやすい
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  • 工事費実質無料
  • 他社解約金60,000円まで還元
  • 2024年オリコン顧客満足度®調査
    インターネット回線 近畿 第1位

auスマホとのセット割は適用外ですが、それ以外のスペックが超優秀です。

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オンラインゲーム専用光回線

ハイホーウィズゲーム

オンラインゲーム専用光回線は、ゲーム向けに最適化されており、ラグや遅延を極限まで抑えた回線です。

<特徴>

  • 通信速度が速く安定している
  • Ping値が低くラグがほぼ発生しない
  • データ容量の制限なし
  • 専用帯域を使用し、混雑する時間帯でも通信が安定
  • ゲームサーバーまでの通信経路が短縮

オンラインゲーム専用光回線には「hi-hoひかりwith games」などがあります。Ping値が5~10msとかなり速く、多くのプロゲーマーが利用していますね。

オンラインゲームをストレスなくプレイしたいなら、オンラインゲーム専用回線が最強の選択肢です!

ハイホーウィズゲームズ

まとめ

光回線のPing値は、通信速度とは異なり「応答速度」を示す重要な指標です。

特にオンラインゲームやWeb会議では、Ping値が低い(速い)ほど快適な通信が可能になりますね。一般的に光回線は他のインターネット回線と比べてPing値が低く、安定した通信環境を提供します。

インターネットのPing値が高く、オンラインゲームがラグついたりWeb会議がカクカクする場合は、以下の改善策を試してみてください。

改善策を試しても快適にならない場合は、回線の見直しも検討する価値があります。

低Ping値で快適なネット環境を求めるなら、高品質な光回線の導入が最善の選択肢です。

インターネットのストレスから解放され、思い通りの快適な通信環境を手に入れてくださいね!

Ping値の低い光回線に乗り換える場合、新しい光回線の工事費用も気になりますよね。別記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
≫【2025年版】光回線を工事費無料で契約する3つの方法を徹底解説

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