この記事で解決できる悩み
結論から言うと、インターネットの無料物件は多くの人におすすめできません!
インターネットは今や生活に欠かせない要素となっており、「無料」で使える賃貸物件は確かに魅力的に感じます。
しかし、無料インターネットには「やめとけ」と言われる理由が5つあり、実際に使ってみて後悔している人が実は多いんです。

特に、通信速度に不満を感じる人が多く、改善しようと個別に光回線を契約しようとしてもできなくて詰んだ…という人も。
この記事では、「やめとけ」と言われる本当の理由から賃貸契約前に必ず確認することなど、無料インターネット物件について知っておくべきことを具体的にお伝えします。
記事の後半では、個別契約するなら選ぶべきインターネット回線も解説!
「無料だから仕方ない」と諦めずに、正しい知識で快適なネット環境を手に入れてくださいね。
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
無料インターネット付きの賃貸物件とは?仕組みと注意点を解説

無料インターネット付きの賃貸物件は、オーナーが一括契約した回線を入居者全員でシェアする仕組みですが、「無料」という表現には注意が必要です。
また、インターネット付きの賃貸物件だとしても、自分でWi-Fiルーターの準備が必要な場合もあります。
ここでは、インターネット無料物件の仕組みと注意点を解説します。
大家や管理会社が契約し建物全体でシェアしている
インターネットが無料の賃貸物件は、大家さんや管理会社が建物全体のインターネットを一括契約しています。
この一括契約している回線を建物全体の複数世帯で共有するため、利用者が増えるほど速度が低下するんですね。
一般的な光回線の実測値(実際に利用する際の速度)の平均は200Mbps前後ですが、インターネット無料物件では数Mbps~数十Mbps程度になることも珍しくありません。
10人の大家族が、1Gbpsの光回線をみんなで同時に利用しているようなイメージです。
インターネット無料物件は、建物全体での回線共有をしています。構造的に速度低下を招くため、高速通信を必要とする用途には適していません。

建物で共有しているインターネット回線が、光回線ではなくCATV回線の場合は、さらに速度が低下しやすいですね。
無料ではあるが実際には家賃に含まれている
「インターネット無料」という表現は誤解を招きやすく、実際には家賃や管理費に回線費用が含まれているケースが大半です。
そのため、周辺の物件と比べて家賃や管理費が割高になっていないか確認し、実質的なトータルコストを比較することが重要ですね。
例えば、同じエリア・同じ条件の物件で比較して、「インターネット無料」物件の家賃が通常物件より月額3,000円高い場合、実質的にはインターネット代として月額3,000円を支払っていることになります。
個人で契約する格安光回線(マンションタイプ)なら、月額3,000円台から高速通信が可能なため、むしろ割高になっているケースも。

同じエリアの家賃相場を確認して値段が高ければ、インターネットが無料であってもコスパが良いわけではないんですね。
つまり、インターネットが「無料」という言葉に惑わされず、トータルコストで判断することが重要です。
無料インターネットでもWi-Fiルーターは自分で用意が必要な場合がある
無料インターネット物件には、設置済みのWi-Fiルーターがある場合と、自分で購入が必要な場合があります。
Wi-Fiルーターの設置は入居者の負担となるため、別途購入費用が必要です。
Wi-Fiルーターの価格相場は、スペックによって以下の通り。(ハイエンドモデルなどはさらに高額です)
スペック | 価格相場 |
---|---|
11ac / Wi-Fi 5 | 約4,000〜6,000円 |
11ax / Wi-Fi 6 | 約8,000〜16,000円 |
11be / Wi-Fi 7 | 約15,000〜30,000円 |
無料インターネットは、もともとの通信速度が遅いため、安いモデルでも問題ないです。
インターネットが無料の物件で、壁にLANポートの設置のみでWi-Fi機能がない場合、個別でWi-Fiルーターの購入が必要です。5,000円~10,000円ほどのルーター購入費を考慮しましょう。
無料インターネットの賃貸はなぜやめとけと言われるのか?5つの理由を解説

無料インターネットの賃貸物件は、以下の速度・安定性・セキュリティ面などの理由から、「やめとけ」と言われることが多いです。
特に通信速度の問題は深刻で、回線速度は遅くても気にならない人以外には推奨できません。オンライン会議やオンラインゲームなどの高速通信を要する用途は、無料インターネット物件の提供する速度では対応が困難です。
具体的に「やめとけ」と言われる5つの理由について、解説します。
通信速度が遅く不安定で快適に使えない
無料インターネット物件の通信速度は、一般的な個人契約の光回線と比較して遅く、日常的なインターネット利用において支障をきたす場合があります。
必要な通信速度は、利用シーン別で以下の通り。
利用シーン | 推奨される下り速度 |
---|---|
オンラインゲーム | 30~100Mbps |
Web会議(Zoom等) | 10~30Mbps |
YouTube視聴(4K) | 20Mbps以上 |
動画視聴 | 5~15Mbps |
メール・ネット検索 | 1~10Mbps |
一般的な1Gbps回線の実測値は200Mbps前後なので、基本的にどのシーンでも問題なく利用できます。無料インターネットは、実測値が10Mbps~20Mbpsというケースもあり、用途によっては満足に利用できません。
通信速度が「最大1Gbps」ではなく「最大100Mbps」などの物件であれば、元々速度が遅い回線を複数世帯で分け合うため、ほとんど使い物にならなくなるケースがあります。
このため、現代のインターネット利用において必要とされる速度水準を満たしていない場合が多く、快適な利用は期待できません。

入居者が多い建物ほど、通信速度は遅くなります。逆に、小規模なアパートであれば、快適に使える可能性もありますね。
利用シーン別に必要なスペックや、速度の測定方法、遅い場合の改善方法などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫光回線が遅い!?その速度…平均以下かも?目安と改善策11選
夜や休日など利用者が増えると速度が大幅に低下する
インターネット無料の賃貸は、利用者が集中する時間帯に速度がかなり低下します。
もちろん、個人契約の光回線も、マンションタイプを筆頭に時間帯によって速度は低下します。しかし、一括契約された回線をシェアする無料インターネットは、同時利用者数の増加が直接速度低下につながるため、混雑する時間帯の影響がかなり大きいです。
具体的には、以下の時間帯に通信速度がかなり下がります。
- 平日夜間:19時〜24時
- 土日祝日:10時〜24時
- 年末年始・GW・お盆など大型連休
無料インターネット物件では、利用者が集中する夜間や休日に大幅な速度低下が報告されており、YouTube動画の視聴すら困難になるケースが発生しています。
このような時間帯による極端な速度変動は、安定したインターネット環境を求める生活には全く適していませんね。

これに関しても、入居者が多い建物ほど影響が大きく、小規模なアパートであれば影響は小さいです。
不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティ面のリスク
無料インターネットは、建物内の全世帯が同一ネットワークを共有するため、セキュリティリスクが個人契約と比較して高くなります。
適切なセキュリティ設定がされていない場合、個人情報の漏洩やデバイスへの侵入が発生する可能性も。
無料インターネットを利用する場合は、最低でも以下の対策をするようにしましょう。
- OSやソフトウェアを最新バージョンに更新
- パスワードは簡単にせず複雑にする
- セキュリティソフトを導入する
詳しくは、警察庁のホームページでも掲載されています。
無料インターネットは、個人契約と比べセキュリティリスクが高いことを理解した上で、利用するようにしてください。
通信トラブル時の対応が遅い
無料インターネット物件では、回線トラブルの責任の所在が曖昧で、復旧まで長期間を要することが多いです。
個人契約の場合は契約者が直接回線事業者に連絡できますが、無料インターネット物件では「入居者→管理会社→回線事業者」という連絡体制となります。そのため、時間がかかり迅速な対応が期待できません。
また、管理会社の営業時間外にトラブルが発生した場合、翌営業日まで対応されないことも多々あります。
無料インターネットのトラブル対応の遅さは、見過ごせない問題点です。
個別に光回線を契約したくてもできない場合がある
インターネット無料の物件では、建物の構造や契約上の制約により、個別の光回線契約が禁止または困難な場合があります。
物件に備え付けの回線ではなく、自分が希望する回線を個人的に契約したいと考えている人にとっては、大きな問題です。
具体例として、NURO光やauひかりなどの高速回線を個人で契約したくても、建物の配線設備や管理規約の制約により、導入が不可能なケースがあります。

個別契約が可能な場合でも、無料という名のインターネット代が家賃に含まれているため、実質的に二重払いとなるのがもったいない…
光回線を個別に契約できない場合、低品質なインターネット環境に固定され、改善の選択肢が奪われてしまいます。
ライトユーザーならインターネット無料物件はアリな理由

メールやSNS、ウェブ閲覧程度のライトユーザーであれば、無料インターネット物件のメリットが問題点を上回る場合があります。
具体的には、以下のメリットが考えられますね。
通信速度や安定性に高い要求がないライトユーザーにとって、無料インターネット物件は「あり」です。
インターネット無料物件のメリット部分を解説します。
個別に契約や支払い管理をする必要がない
無料インターネット物件では、回線契約の手続きや毎月の支払い管理が不要なため、手続きの煩雑さを回避できます。
個人でインターネット回線を契約、利用する場合には、以下の手間が発生します。
- 光回線事業者とプロバイダの選定
- 申し込み手続き
- 工事日程の調整
- 月額料金の支払い管理
- 引っ越し時の移転手続き
- 解約時の手続き
特に引越しが多い人や、契約手続きが苦手な人にとって、これらの作業負担は大きなストレスとなります。
このような手続きの煩雑さを回避したいライトユーザーには、無料インターネット物件の簡便さはメリットとなりますね。

工事不要の場合があったり、月額料金の支払いをスマホとまとめたりと、少し手間を省くことができる場合はあります。
工事不要ですぐにインターネットが使える(即日ネット利用可)
インターネット無料の賃貸物件では、入居と同時にインターネット環境が利用できるため、新生活のスタートが円滑に進みます。
すでに物件のオーナーがインターネット回線の契約を済ませており、部屋までの配線も完了しているため、入居後すぐインターネットを利用できます。個人契約の場合、申し込みから開通まで2週間~2か月程度を要するため、この即日利用可能という点は大きなメリットですね。
特に、3月の引っ越しシーズンなどは、個人で光回線を契約しようとしても、なかなか工事予約が取れずに「2カ月以上待ち」ということもありえます。
急ぎでインターネット環境が必要な場合や、忙しくて工事日程の調整が困難な人には、即日利用可能な点は非常に価値があります。
無料インターネット以外で、工事不要で光回線が導入できるケースについては、別記事で解説しています。
≫【必見】工事不要で光回線を乗り換える方法&おすすめ回線!
解約金・違約金の心配なし(契約期間の縛りなし)
無料インターネットは、短期間の居住や転勤の多い方でも、インターネット関連の解約違約金、工事費用の残債を心配せずに済みます。
個人契約の光回線では2~3年の契約期間縛りがあることが一般的で、更新月以外の解約には最大で月額料金と同等額の解約金が発生します。(4,000円~6,000円前後)
光回線の解約金は、2022年7月1日に施行された電気通信事業法改正により、上限が「月額料金の1か月分相当額」に引き下げられました。2022年7月1日以前の契約に関しては、10,000円~20,000円前後の解約金が一般的で、数万円という悪徳事業者もあり問題となりました。
解約金は少額となりましたが、短期間で解約した場合には工事費用の残債も請求される場合があります。
たとえば、ソフトバンク光には工事費無料キャンペーンがありますが、仕組みは以下の通りです。
- 工事費用 ⇒ 31,680円
- 24カ月分割払い ⇒ 毎月1,320円の支払い
- 工事費同等額割引 ⇒ 毎月1,320円の値引き
- 明細上差し引き0円 ⇒ 工事費実質無料
仮に、12カ月で解約した場合は、残っている1,320円×12カ月=15,840円の工事費残債が請求されることとなります。
無料インターネット物件なら、賃貸契約の解約と同時にインターネットも自動的に解約となり、追加の違約金や工事費用の残債は発生しません。
居住期間が不確定な人や、縛り期間を避けた人には、この柔軟性は重要なメリットとなりますね。
「短期間の利用だけど、光回線のスペックが必要なので個別で光回線を契約したい!
そんな人には「エキサイトMEC光」をおすすめします。
エキサイトMECは工事費が完全無料で、いつ解約しても工事費残債を支払う必要がありません。さらに解約金も完全無料!
月額料金も、初年度3,597円と短期利用にもってこいの光回線です。

無料インターネットを絶対におすすめしない人

高速・安定したインターネット環境を必要とする用途で利用する人には、無料インターネット物件は適していません。
また、セキュリティ面でも不安があり、品質を気にする人にもインターネット無料の物件はおすすめできません。
以下に該当する方は、追加費用を払ってでも、個別に高品質なインターネット回線を契約することを推奨します。
オンラインゲームやライブ配信をする人
オンラインゲームやライブ配信は、高速・低遅延・安定したネットワークが必須であり、無料インターネット物件では全く対応できません。
オンラインゲームとライブ配信では、以下の通信速度とPing値が望ましいです。
用途 | 速度(実測) | Ping値 |
---|---|---|
オンラインゲーム | 30~100Mbps | 30ms以下 |
ライブ配信 | 30Mbps | 30ms以下 |
※FPSや格ゲーでは、速度100Mbps以上、Ping値15ms以下にしたいところです。
無料インターネットでは、この基準に達しないことが多いので、快適にゲームやライブ配信をすることができません。
オンラインゲームやライブ配信を本格的にしたい人は、個別に高品質な光回線を契約することをおすすめします。
Ping値とは、通信の「応答速度」のことを指し、値が小さいほど優秀です。詳しくはこちらの記事で解説しています。
≫光回線がなぜか遅い場合はPing値を疑え!測定方法と11の改善案を解説
在宅ワークなど仕事でインターネットを利用する人
在宅ワークは、安定したインターネット環境が業務効率に直結します。お仕事でのネットワーク環境はセキュリティ面についても重要で、無料インターネット物件は業務用途には不適切です。
テレワークでは、無料Wi-Fiの利用を禁止している企業もあるくらいです。
具体的な業務への影響として、以下のケースが考えられます。
- Zoom会議中に画面がフリーズして支障が出る
- クラウド上のファイル同期が終わらずに資料作成が遅れる
- プレゼンテーション用の動画ファイルのアップロードに数時間かかる
- 大切な情報が不正アクセスで抜き取られてしまう
これらは全て業務効率の低下と信頼失墜につながりますね。
仕事でインターネットを利用する方は、安定性と信頼性を重視した、個別の光回線契約が必要不可欠です。
インターネット無料物件を契約する前に必ず確認すること4選

インターネット無料の物件を検討する場合は、回線品質や将来的な改善の可能性を確認することが、失敗を防ぐ鍵です。
多くの入居者が後悔する理由は、事前の調査不足にあります。「無料」という言葉に惹かれて深く調べずに契約してしまい、実際に利用して初めて問題の深刻さに気づくケースがほとんどです。
以下の確認事項を全て実行することで、入居後のトラブルを大幅に減らすことができます。
契約前の調査が、数年間の快適性を左右することを理解し、必ず実行しましょう。
具体的に、確認するべきことについて解説していきます。
建物に引かれている回線の種類と配線方式を確認する
建物に引かれている回線の種類と配線方式により、通信速度の上限と実測値が決まるため、必ず確認しておく必要があります。
ケーブルテレビ回線よりも光回線の方が優位性が高いです。また、光回線でも3つの配線方式で性能が異なります。
光回線の配線方式は、以下の3つです。
- 光配線方式 : 最大1Gbps~10Gbps
- VDSL方式 : 最大100Mbps
- LAN配線方式 : 最大100Mbps~1Gbps

インターネット無料の賃貸では、1Gbps回線などを各部屋にLAN配線で分配する方法が多いですね。
特にVDSL方式は、旧式の設備で実測値も遅く、通信の安定性も低いため避けたい配線方式です。
回線の種類と配線方式の確認なしに契約すると、期待した速度が全く出ないという結果になるため、必ず確認するようにしましょう。
最大通信速度の確認と内見時に実際に速度測定をする
最大通信速度と実測値の確認は非常に重要です。
最大通信速度は、上記の「建物に引かれている回線の種類と配線方式を確認する」の際に、一緒に確認しておくと良いでしょう。
また、内見時に速度測定をすることで、実際にどれくらいの実測値でインターネット利用ができるかの確認ができます。
スマートフォンでWi-Fiに接続し、以下のサイトにアクセスして測定してください。
≫Fast.comで計測する
上記をクリックすると、自動的に測定が始まります。
≫Speedtestで計測する
上記をクリックして、「GO」のボタンを押すと測定が始まります。
ただし、物件の内見は平日昼間の場合もあると思いますので、実際の居住時間帯(夜間・休日)の速度とは異なる可能性があることも理解しておきましょう。
事前に最大速度や実測値を確認しておくことで、「使い物にならない無料インターネット」物件を避けることができます。必ず確認するようにしてくださいね。
Wi-Fiルーターの有無を確認する
Wi-Fiルーターの有無は、必ず確認するようにしましょう。
Wi-Fiルーターの設置があれば、自分で購入する必要はありません。設置がない場合は、5,000円~10,000円の購入費用がかかりますし、費用や機器購入の準備も必要です。
確認を怠ると、「引っ越ししたけどWi-Fiがなくてインターネットが使えない」ということも考えられます。
入居後に問題なくWi-Fiを使えるように、事前にルーターの有無の確認は必須です。
個別に光回線を契約できるか確認する
個別に回線契約ができるかどうかは、将来的な改善策の有無を決定する重要事項です。
無料インターネットの速度に満足できない場合の改善策として、個別に光回線を契約する方法があります。ただし、建物の構造や契約上の制約(オーナーの意向など)により、不可能な場合があるんですね。
事前にこの可能性を確認しておくことで、入居後の選択肢を把握できます。(個別導入が不可の物件の場合は、ホームルーターが代替手段となります。)
個別回線契約の可否を確認することで、入居後の改善策と追加コストを事前に把握できます。必ず不動産会社や管理会社に確認しておくようにしましょう。

フレッツ光東/西のサイトなどで、「全戸一括」以外のマンションタイプ導入が確認できれば、光回線の個別契約は可能ですね。
無料インターネットが遅い場合は個別にインターネット契約をしよう

無料インターネットの速度に問題がある場合、個別のインターネット契約が最も確実で根本的な解決策です。
個別にインターネットを契約するには、以下の3パターンが考えられます。
①~③すべてに対応できる物件もあれば、③しかできない物件があります。
①、②、③の順番におすすめの契約方法ですが、まずは物件の状況を正確に把握したうえで、適切な選択肢を検討しましょう。
マンションタイプ導入済み物件なら個別で光回線の契約が可能

マンションタイプの光回線が導入済みの建物では、特に管理会社の許可などは不要で、光回線の契約ができます。
マンションタイプは、実測値で200Mbpsほど期待でき、月額料金も3,700円~5,000円前後と光回線の中ではコスパの良いプランです。
ただし、建物によってはマンションタイプが導入されていないこともあるため、事前の確認が大切です。
マンションタイプが導入されているかどうかの確認は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【完全版】マンションで光回線が使えるか確認する方法を徹底解説
無料インターネットが遅い場合の対策で、マンションタイプの光回線は個別契約が最も現実的で、効果的な改善策です。

インターネット無料賃貸を契約する前に、マンションタイプが導入されているか確認しておくのが良いですね。
NTTのマンションタイプ導入済みなら「GMOとくとくBB光」がコスパ最強

NTT光回線のマンションタイプが導入されている建物であれば、光コラボレーションの「GMOとくとくBB光」が料金・速度・サービスのバランスが優れていておすすめです。
<GMOとくとくBB光月額料金>
- 3,773円

他の光コラボレーションであれば、4,000円台の月額料金も多い中、比較的安く使うことができます。
GMOとくとくBB光はサービス面でも高評価で、お客様満足度は約95%です。※公式ページ参照

以下の特典やメリットが特徴です。
- 最大112,000円のキャッシュバック
- IPv6接続の「V6プラス」が無料
- IPv6対応ルーターを無料レンタル
- 新規工事費用実質無料
- 契約期間の縛りなし、解約金0円
実測値も公表されていて、信頼感もありますね。

NTT回線のマンションタイプが導入されていれば、GMOとくとくBB光が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です!
マンションタイプ未導入物件ならマンファミで光回線を導入(要相談)

マンションタイプの光回線が未導入の建物でも、大家さんや管理会社の許可があれば、「マンファミ」として個別に光回線を導入できる場合があります。
マンファミとは
集合住宅で、戸建て向けプランを契約する方式です。「マンションにファミリータイプの光回線を導入する」⇒略して「マンファミ」と言います。

マンションタイプよりもさらに高速で安定した通信が見込めるため、マンションタイプ導入済み物件でもあえてマンファミで導入する人もわずかにいます。
マンファミのメリットとデメリットは、以下の通りです。
マンファミのメリット
- 戸建てプランと同等の通信品質
- 他の入居者の影響を受けない
- 回線品質が最も安定している
マンファミのデメリット
- 大家さんや管理会社の工事許可が必要
- 料金がマンションタイプより高い
- 退去時に原状回復が必要な場合あり
デメリット部分が問題ないのであれば、無料インターネット物件でもマンファミで光回線を導入したいですね。
無料インターネットが遅くてマンションタイプ未導入でも諦めず、まずは大家さんや管理会社にマンファミでの導入を相談してみましょう。

管理会社の許可が取れても、建物や周辺環境によっては導入できないケースがあります。
マンファミについては、別記事で詳しく解説しています。
≫速度重視なら絶対マンファミ!マンションでも戸建て光回線を使う方法
マンションタイプ未導入物件なら「NURO光」が断然おすすめ

マンションタイプ未導入物件なら、「NURO光」が断然おすすめです。
NURO光の最大の利点は、マンションタイプ未導入物件であっても、マンションタイプ価格で利用できるということです。
NURO光マンションは、「タイプS」と「タイプL」があり、このタイプSがいわゆる「マンファミ」と同じような中身なんです。(月額料金はタイプS・Lどちらも同じです)
<NURO光マンション月額料金>
- 2ギガプラン:3,850円
- 10ギガプラン:4,400円
マンションタイプ価格なので、安いです。しかも最低でも2ギガプランで、通信速度もかなり速いです。

さらにソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、スマホとのセット割も適用でき、通信費を大きく抑えることができます!
NURO光マンションのタイプSは、実質的にマンファミと同じ内容なので、月額料金を除いて他のマンファミと同じメリット、デメリットがあります。ですが、月額料金のデメリットがない分、メリット部分がかなり強力です。
NURO光は提供エリアが24都道府県と、全国で使えないのが難点です。提供エリア内でNTTのマンションタイプが未導入物件であれば、NURO光は最優先で検討したい光回線ですね。
NURO光を申し込む場合は、高額キャッシュバック特典のある公式サイトがおすすめです。
お住まいが提供エリア内かどうかも、公式サイトで確認することができます。
個別に光回線の導入が不可物件ならホームルーターで対応

光回線の個別導入が不可能な物件では、ホームルーター(置くだけWi-Fi)が無料インターネットの代替手段として現実的な解決策です。
工事不要で設置できるため、管理会社の許可などの必要もなく、自由に導入できます。
光回線ほどではないものの、無料インターネットと比較すると高速・安定した通信環境を期待できます。特に、5G対応ホームルーターでは、条件が良ければ100~200Mbps程度の速度が出る場合も。
ホームルーターのメリットは、以下の通りです。
- 工事不要で即日利用可能
- 引越し時の手続きが簡単
- 5G対応機種では高速通信が可能
ただし、あくまでも無料インターネットよりも良い環境が期待できるというだけで、光回線並の性能は持ち合わせていません。周辺環境の影響で、思ったより速度が出ないという状況も考えられるため、契約前の電波状況確認が重要です。
光回線が個別導入できない無料インターネット物件では、ホームルーターの導入を検討してみてください。
ホームルーターを導入するならシェア率No.1の「SoftBank Air」
ホームルーターの選択では、実績とサポート体制に優れたSoftBank Airが最も安心できます。
SoftBank Airは国内ホームルーター市場でトップシェアを誇り、全国に展開された基地局網により、広いエリアで安定したサービスを提供しています。
<SoftBank Air月額料金>
- 1~3カ月目 : 0円
- 4~24カ月目 : 4,950円
- 25カ月目以降 : 5,368円
コンセントにつなぐだけで簡単に利用できるため、もちろん工事費用などはありません。
ソフトバンク・ワイモバイルとのセット割(おうち割)も可能で、1,100円~1,650円の割引の適用ができます。
ホームルーターを検討する場合、実績とサポート体制を重視するならSoftBank Airが最適です。
まとめ
無料インターネット付き賃貸物件は、利用者の用途と優先順位を慎重に検討したうえで判断すべきで、多くの場合「やめとけ」という助言は的確です。
無料インターネットは、通信速度や安定性、セキュリティ面での問題が存在し、満足できる品質を期待できないケースが多いです。特に、高速通信を必要とする人には、まったく推奨できません。
しかし、Web閲覧やメール程度の利用がメインの人には、一定のメリットがあることも事実です。
最終的な判断基準としては、以下の点を参考にしてください。
- インターネットのライトユーザー
- 面倒な契約手続きを避けたい人
- 1年以内など短期間の居住予定
- 仕事でインターネットを利用する人
- オンラインゲーム・ライブ配信する人
- 安定した高速通信を重視する人
重要なのは、事前の十分な調査と、入居後の改善策を準備しておくことですね。
以下のポイントについては、入居前に必ず確認するようにしましょう。
特に、光回線を個別契約できるかどうかの確認は重要です。個別契約可の物件であれば、無料インターネットが遅い場合でも、個別に光回線を契約することができます。
個別に光回線を契約する場合は、この2つの光回線が最優先候補です。
「賃貸の無料インターネットはやめとけ!」という助言は、現代のインターネット利用環境を考慮すると、多くの人にとって正しい判断と言えるでしょう。契約前には必ず本記事のチェックポイントを確認し、後悔のない選択をしてくださいね。