この記事で解決できるお悩み
大和ハウスのD-room物件への入居を控えている人は、インターネット環境に疑問や不安を抱えていませんか?
実は、D-roomのインターネット環境は物件によって大きく異なり、何も知らずに入居すると「オンラインゲームができない」「ビデオ会議が途切れる」「動画がカクカクする」といったトラブルに見舞われる可能性が…。
この記事では、現役光回線販売員がD-room物件のインターネット事情を徹底解説。D.U-NET・D.U光・D-room Wi-Fiの違いや、入居前に知っておくべきポイントまで分かるようになります。
記事の後半では、D-roomでおすすめの光回線を、ランキング形式でご紹介しています。
最後まで読んで、D-roomで自分に合ったインターネット環境を見つけてくださいね。
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
D-roomのインターネットとは?3種類あるサービスの違いを解説

D-room物件には「D.U-NET」「D.U光」「D-room Wi-Fi」という3種類のインターネットサービスがあり、それぞれ料金・速度などが異なります。
大和ハウス工業が提供するD-room賃貸物件では、入居者向けに独自のインターネットサービスを展開しており、物件によって利用可能なサービスが限定されています。
「D-room Wi-Fi」が導入されている物件では「D.U-NET」は使えません。他のパターンでも同様です。
各サービスの違いは、以下のとおり。
| サービス | 料金 | 速度 | 接続方式 |
|---|---|---|---|
| D.U-NET | 無料 | 100Mbps~ | LAN配線方式 |
| D.U光 | 4,301円~ | 1Gbps | 光配線方式 |
| D-room Wi-Fi | 無料 | 非公開 | 埋め込み型Wi-Fi |
配線方式(速度)などが異なるため、D-room物件に入居する際は、どのサービスが利用可能かを確認しておく必要があります。
以下に、それぞれの特徴などをまとめました。
D.U-NET(DUネット)とは?(LAN配線方式/無料サービスの特徴)

D.U-NETは、D-room物件で無料利用できる入居者向けインターネットサービスです。
LAN配線方式で、建物全体で回線を共有しています。
| 月額料金 | 無料(家賃・管理費込み) |
| 通信速度 | 最大100Mbps~ |
| 設置工事 | 不要 |
| 利用開始日 | 即日可能 |
※通信速度は建物によって異なります
建物に引き込まれた光回線を、LAN配線を通じて各戸に分配する方式を採用しており、入居者は部屋のLANコンセントにケーブルを接続するだけでインターネットが利用可能になります。

「埋込型Wi-Fiアクセスポイント」を備えている物件では、ルーターなしでWi-Fiも利用できます。
申込手続きや工事が不要で、入居してからすぐに使えるのも大きなメリットです。
D.U-NETは初期費用・月額料金ゼロで手軽にインターネットを始められる便利なサービスですが、回線を共有する性質上、速度面での制約があることを理解しておく必要があります。
D.U光とは?(光配線方式/有料サービスの特徴)

D.U光は、D-room物件向けの有料光回線サービスで、D.U-NETより高速で安定した通信が可能です。
| 月額料金 | 4,301円~ |
| 通信速度 | 最大1Gbps |
| 設置工事 | 必要 |
| 利用開始日 | 2週間~1カ月程度 |
※月額料金はプロバイダにより異なります
D.U光は、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線を使用した光コラボレーションサービスです。最大通信速度は1Gbpsで、各戸に専用の光ファイバーケーブルが配線される光配線方式のため、他の入居者の利用状況に影響されにくい安定した通信環境が期待できます。

上記の「マンションタイプ」が導入されていない場合は、ファミリータイプでの導入となります。
オンラインゲームや動画配信など、高速で安定したインターネット環境が必要な人には、D.U光は適した選択肢となりますね。
D-room Wi-Fiとは?(埋込型Wi-Fi/物件限定サービス)

D-room Wi-Fiは、壁に埋め込まれたWi-Fiアクセスポイントにより、無線でインターネット接続できる物件限定サービスです。ルーター不要で利用できます。
| 月額料金 | 無料(家賃・管理費込み) |
| 通信速度 | 非公開 |
| 設置工事 | 不要 |
| 利用開始日 | 即日可能 |
D-room Wi-Fiは、建物共用部などにWi-Fiアクセスポイントが設置されているため、スマホやパソコンを直接無線接続できます。自分でWi-Fiルーターを購入・設定する必要がなく、入居後すぐに無線インターネット環境が整うのが特徴です。

通信速度は非公開ですが、建物全体でWi-Fiを共有するため、実測値はかなり遅くなる可能性がありますね。
主にスマホやタブレットをメインで利用し、無料かつ手軽にWi-Fiを使いたいユーザーにとって、D-room Wi-Fiは適したサービスと言えます。
配線方式が異なるとどう違うのか(光配線方式・LAN配線方式・無線方式の仕組み)
配線方式の違いは、建物の共用部から各戸までインターネット信号をどのように届けるかの違いです。
インターネットの快適性は、建物内の配線方式によって決まり、速度・安定性・費用などに影響が出ます。
【D.U光】光配線方式

光配線方式は、建物の光回線終端装置から各戸まで光ファイバーケーブルで直接接続する方式です。光信号のまま各戸に届けられるため、最も高速で安定した通信が可能ですが、配線工事が必要で費用もかかります。
【D.U-NET】LAN配線方式

LAN配線方式は、建物の共用部で光信号をLAN信号に変換し、LANケーブルで各戸に分配する方式です。工事が簡単で低コストですが、共有する入居者数が多いほど速度が低下しやすい特性があります。
【D-room Wi-Fi】無線方式

無線方式は、光回線を建物内の無線アクセスポイントまで引き込み、そこから無線で各戸に電波を飛ばす方式です。配線不要で利用できますが、壁などの障害物や電波干渉の影響を受けやすい面があります。
それぞれの配線方式には一長一短があり、「手軽さ」を重視するならD-room Wi-Fiが、「快適さ」を求めるならD.U光が適しています。
- 手軽さ : D-room Wi-Fi > D.U-NET > D.U光
- 快適さ : D.U光 > D.U-NET > D-room Wi-Fi
利用目的(動画視聴、オンラインゲーム、メール・SNS程度など)や予算に応じて、最適な方式が導入されている物件を選ぶことが大切ですね。
マンションタイプの配線方式については、別記事で詳しく説明しています。
≫【マンションタイプ】光回線の配線方式は3種類
D-room物件ごとに利用可能なサービスが異なることに注意
D-roomの全物件で3種類すべてのサービスが使えるわけではありません。
物件の設備状況によって、利用可能なサービス(D.U光・D.U-NET・D-room Wi-Fi)が限定されるんですね。
公式サイトにも、以下のような記載があります。
D.U-NET・D-room Wi-Fi導入物件ではD.U光の新規お申し込みは受け付けておりません。
引用:よくある質問|D.U-NET 株式会社
また、物件情報には「インターネット無料」と記載されていても、それがD.U-NETなのかD-room Wi-Fiなのかは物件ごとに異なるため、契約前の確認が不可欠です。
同じチェーン店でも、立地や店舗規模によって提供メニューが異なるのと似ていますね。
D-room物件を検討する際は、「インターネット対応」という表記だけで判断せず、具体的にどのサービスが利用可能かを必ず事前確認するようにしましょう。
どのサービスが使えるか確認する方法(物件ページ・建物掲示物・情報コンセント)

利用可能なインターネットサービスは、物件情報ページ、建物内の掲示物、部屋内の情報コンセントの3つの方法で確認できます。
この3つの方法で事前に確認して、入居後に「使いたいサービスが使えない」という事態を避けてくださいね。
それでも不明な場合は、不動産会社や大和ハウス工業の各サービスサポートセンターに直接問い合わせると確実です。
不動産サイトなどの物件詳細ページを確認する
D-roomの公式サイトや不動産ポータルサイトの物件詳細ページで、設備状況を確認することができます。
設備欄に「D.U-NET」などの記載があれば、そのサービスが利用可能です。

建物エントランスや掲示板に貼られている案内を確認する
内覧時に、「D.U-NET利用可能」などの案内があるかを確認しましょう。
下記のような掲示があれば、利用可能ですね。

情報コンセントの形状を確認する
部屋内の壁にある情報コンセントの形状を見れば、対応サービスがある程度判別できます。
通常のLANポートのみならD.U-NET対応、光コンセントがあればD.U光対応の可能性が高いです。

上記の写真は、D.U-NETで埋込型Wi-Fiアクセスポイントも備えている物件ですね。
D.U-NET(DUネット)は速度に難あり(向いていない人は?)

D.U-NETの最大のメリットは「無料」という部分ですが、通信速度面でデメリットのあるインターネット回線です。
以下の特徴などについて詳しく解説します。
D.U-NETの通信速度が遅い理由
D.U-NETは無料で便利なサービスですが、回線を複数の入居者で共有する仕組み上、通信速度が遅くなる可能性があります。
D.U-NETは、建物に引き込まれた一本の光回線を、建物内のLAN配線を通じて全入居者で分け合う仕組みです。一本の光回線を分け合うため、建物全体の入居者数、同時利用者数、各入居者の利用量によって、実際の速度(実測値)が大きく変動します。
また、公式には最大10Gbps対応と記載がありますが、これは一部の物件のみで、実際には最大100Mbpsや200Mbps程度の物件は多いです。

例えば、最大200Mbpsを20世帯で分け合うとなると、かなりの速度低下を招くことになります。
逆に、最大10Gbpsで入居者数が少ない場合は、貴重な当たり物件と言えますね。
構造的な制約により、D.U-NETは通信速度が大幅に低下する可能性があると理解しておきましょう。
特に、夕方~夜や休日など、通信が込みやすい時間帯に遅くなることが多いです。
速度が問題なければD.U-NETは優秀
通信速度さえ不満がなければ、無料で手軽に使えるD.U-NETは非常に優秀なインターネットサービスです。
D.U-NETのメリットは、以下の3点です。
- 月額料金が無料
- 初期費用・解約金などもなし
- 入居と同時にすぐに使える
一般的な光回線(マンションタイプ)の月額料金が4,000円前後であることを考えると、年間で約48,000円の通信費を節約できる計算に。
賃貸物件の「家具付き物件」に似ていますね。家具のデザインや品質は標準的ですが、初期費用や手間をかけずに生活を始められる価値があります。
高速通信を必要としない利用スタイルであれば、D.U-NETの無料で手間もかからないというメリットは魅力的です。
D.U-NETが向いている人
D.U-NETは、インターネットの利用頻度が低く、月額コストの低さを優先する人に最適です。
また、「入居したらすぐにインターネットを使いたい」という人にも適していますね。
具体的には、以下のような人に向いていると言えます。
- インターネット利用にコストをかけたくない人
⇒ 無料で利用できる - オンラインゲームなどの高速通信を必要としない人
⇒ 速度が遅いというデメリットに影響しない - すぐに使いたい人
⇒ 工事不要で入居してからすぐに使える - 短期利用の人
⇒ 解約金や工事費残債などを心配する必要なし
これらに当てはまる人は、D.U-NETでも十分なサービスを受けられます。
D.U-NETが向いていない人
D.U-NETは、高速で安定したインターネット環境を必要とする人には不向きです。
前述のとおり、D.U-NETは建物全体で一本の光回線を分け合っている関係上、どうしても通信が遅くなったり不安定になったりします。
以下のような利用スタイルや用途の人は、D.U-NETでは満足できない可能性が高いですね。
- オンラインゲームをプレイする人(特にFPSやアクションゲームなど)
- Netflixなどで高画質動画を視聴する人
- 動画配信(ライブ配信)をする人
- Web会議などを頻繁に行う人
- 仕事などで大容量ファイルを扱う人
- 家族で複数のデバイスを同時に使う世帯
上記のような高負荷な用途でインターネットを利用する人は、D.U-NETに頼らずに他社の光回線を個別に契約することをおすすめします。
物件によっては他社光回線の導入ができないケースもあるため、入居前に確認しておきましょう。
D.U-NETで物足りない人は個別に光回線を導入しよう
D.U-NETの速度に不満がある場合の解決策は、「個別に光回線を契約すること」が一番の解決策です。
ただし、D.U-NET導入物件ではD.U光の契約ができないため、他社の光回線を検討する必要があります。

賃貸物件で光回線工事をする際には、建物のオーナーや管理会社の許可が必要です。許可を取らずに勝手に工事を進めるのは、トラブルの原因となりますので絶対にしないでください。
物件に「マンションタイプ」が導入されていれば、工事の許可は必要ないケースがほとんどです。確認方法は、以下の記事で解説しています。
≫【完全版】マンションで光回線が使えるか確認する方法を徹底解説
賃貸の備え付けの古いエアコンを、管理会社に交渉して自前で高性能なエアコンに取り換えさせてもらうのと同じプロセスですね。
D.U-NETで物足りなさを感じたら、自分のニーズに合った光回線を個別に導入することで、快適なインターネット環境を用意できます。
D.U光の料金とおすすめできない理由

D.U光はD-room入居者向けのインターネットサービスで、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線を利用した光コラボレーションサービスの一つです。
D-room以外でD.U光は契約できません。
「D-room入居者用に割安な料金設定がされていたり、特別なキャンペーンが用意されていたりするのでは?」と考えられますが、特にそのようなものはありません。
むしろ、他社の光回線と比較しても、D.U光は料金面・キャンペーン面でのメリットがなく、おすすめできるサービスではないんですね。
以下に、D.U光の特徴について説明します。
D.U光は選ぶプロバイダで料金が変わる


D.U光の月額料金は、回線利用料に加え、契約時に選ぶプロバイダによって変動します。
プロバイダは、「U-BB」「IIJ」の2つから選択可能です。
D.U光の回線料金とそれぞれプロバイダ料金は、以下のとおりです。
<D.U光 回線料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| ファミリータイプ | 4,620円 |
| マンションタイプ | 3,498円 |
<プロバイダ料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| U-BB ファミリータイプ | 858円 |
| U-BB マンションタイプ | 803円 |
| IIJ ファミリータイプ | 1,210円 |
| IIJ マンションタイプ | 979円 |
<D.U光回線料金+プロバイダ料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| U-BB ファミリータイプ | 5,478円 |
| U-BB マンションタイプ | 4,301円 |
| IIJ ファミリータイプ | 5,830円 |
| IIJ マンションタイプ | 4,477円 |
D.U光の重要事項説明書には以下の記載があり、U-BBやIIJ以外のプロバイダも選択可能な模様。
※現在ご契約中のプロバイダを継続して利用される際は、利用料等詳細は現在ご契約中のプロバイダへご確認ください。
引用:D.U 光 重要事項説明書
U-BBよりも安いプロバイダにすると、もう少し月額料金を抑えることは可能ですね。
D.U光を利用する場合は、回線料金・プロバイダ料金の合計金額が、毎月かかるインターネット利用料と理解しておきましょう。
他社光回線との料金比較
D.U光の月額料金を他社の主要光回線サービスと比較しても、特別に安いわけではありません。
D.U光と他社光回線の月額料金は、以下のとおりです。
(各社1Gbpsプラン、NURO光のみ2Gbpsプラン)
| サービス | 戸建 | マンション |
|---|---|---|
| D.U光 | 5,478円 | 4,301円 |
| ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
| ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
| ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
| GMOとくとくBB光 | 4,818円 | 3,773円 |
| BB.excite光 MEC | 4,950円 | 3,850円 |
| おてがる光 | 4,708円 | 3,608円 |
| NURO光 | 5,500円 | 3,850円 |
※D.U光の料金は、プロバイダを「U-BB」で選択した場合のものです。
※ドコモ光は、「タイプA」の月額料金です。
※NURO光は、D-roomなどの集合住宅の場合、必ず「マンションタイプ」料金となります。
D.U光よりも月額料金が安いサービスは多く、スマホのセット割などを考慮すると、ほとんどのケースで他社のほうが有利です
月額料金のみで考えるなら「GMOとくとくBB光」や「おてがる光」
、スマホセット割を考慮するなら「ドコモ光」など、通信速度で選ぶなら「NURO光」という感じ。
料金面だけを見ても、D.U光は他社光回線と比較して優位性はなく、スマホキャリアや利用状況に応じて他社サービスを選ぶ方が経済的ですね。
1年以内など、短期間のみの利用予定の人には、BB.excite光 MEC
がおすすめです。解約金や工事費残債が一切かからないため、契約後すぐに解約しても費用は発生しません!
D.U光のメリット
D.U光の主なメリットは、「契約期間の縛りがない」ことと、「契約事務手数料が安い」の2点のみです。
契約期間の縛りを設けている光回線事業者は多く、更新月以外での解約の際は最大で月額料金と同等額の解約金が発生。D.U光にはこの契約期間の縛りがないため、いつ解約しても解約金が発生しないというメリットがあります。
しかし、D.U光のみのメリットということでもなく、他社光回線でも契約期間の縛りを設けていないところも。
例えば、GMOとくとくBB光やNURO光、おてがる光
などには契約期間の縛りがありません。
契約事務手数料は、一般的には3,300円以上発生しますが、D.U光は880円のみです。ところが、これも他社光回線事業者のキャンペーンなどをうまく使えば、実質無料とできるケースも。
D.U光にも、他社と比べて優位なところはありますが、積極的に導入を検討する理由にはなりにくいですね。
D.U光のデメリット(おすすめできない理由)

D.U光にはデメリットがいくつかあり、総合的に見ておすすめできません。
具体的には、以下の4つです。
D.U光の月額料金が特別に安いわけでもない(スマホセット割もない)
D.U光の月額料金は、ファミリータイプで5,478円、マンションタイプで4,301円です。(プロバイダがU-BBの場合)
「他社光回線との料金比較」でお伝えしましたとおり、他社光回線と同等かやや高めでスマホセット割などの割引制度もないため、料金面でのメリットがありません。
例えば、ドコモ光のマンションタイプは月額4,400円とD.U光より99円高いです。しかし、ドコモスマホ1台あたり最大1,210円のセット割ができるため、総合的な料金メリットはドコモ光に軍配が上がります。
月額料金で光回線を選ぶ場合、D.U光は選択肢に入れないほうがよいでしょう。
新規申し込み時にお得なキャンペーンがない(キャッシュバックなし)
D.U光は、新規申し込み時に他社が用意しているようなキャッシュバックや特典がありません。
競争力を持つ光回線事業者は、数万円キャッシュバックなどの特典がありますが、D.U光はそのような積極的なキャンペーンを実施していないため、他社に比べて圧倒的に不利です。
例えば、NURO光の場合では戸建てで78,000円、マンションで48,000円のキャッシュバック特典が用意されています。


高額な特典を受け取りたいユーザーにとって、D.U光は魅力的な選択肢とは言えないでしょう。
工事費用(設備利用契約金)が発生する
D.U光では、「設備利用契約金」という名目で、実質的な工事費が月々分割で請求されます。

この設備利用契約金は、月々935円を24ヶ月間請求されるため、合計22,440円の大きな出費となります。
例えば、ビッグローブ光、GMOとくとくBB光などは、工事費用は実質無料で導入可能です。
インターネット利用に余計な費用をかけたくない人にとっては、工事費用が自己負担になるD.U光は避けたほうがよいでしょう。
D.U光サポートセンターの評判が悪い
D.U光のカスタマーサポートに関しては、対応が悪い、問題解決に時間がかかるなどの否定的な口コミが目立ちます。
DU光、何がクソって、明らかにプロバイダに問題があるのに、「そうかもしれませんねーだったら別のプロバイダ調べて変更してみては?(他人事)(ほぼ原文ママ)」やし、途中から会話逸してメディコンの交換発注しました〜って言って電話切りやがったところ。
— ちゃぬ (@ochanuco) July 31, 2018
トラブルが発生した際、上記のようにしっかり対応してもらえないとなると、不安ですよね。
その点、ドコモ光やソフトバンク光であれば、インターネット回線の相談は店頭でも受け付けてくれるため安心です。
サポート体制に少しでも不安がある場合は、別の光回線を検討してみてください。
D.U光を選ぶなら他の光コラボを選ぶべき
D.U光を選ぶよりも、月額料金が安く、キャッシュバック特典などを用意している他の光コラボを選ぶほうが、確実にコスパが高いです。
D.U光は、通信速度が最大1Gbpsで、安定した速度を期待できます。しかし、通信速度や安定性といった基本的な通信品質は、どの光コラボを選んでも大きくは変わりません。
通信速度はプロバイダによって変動しますが、D.U光自体が突出した実測値を持ち合わせているわけではないですね。
違いは、月額料金、キャンペーン内容、スマホセット割の有無、サポート体制など。これらの要素で比較した場合、前述のとおり、D.U光は他社に比べて優位性がほとんどないのが実情です。
同じような性能なのであれば、D.U光よりも割引や特典が充実している他社光コラボをおすすめします。
D-room(大和ハウス)の物件にこれから住む人に|事前に準備・確認すべきポイント

D-room物件への入居前には、インターネットに関する以下の4つのポイントを確認することが大切です。
インターネット環境の準備は、生活の質を左右する重要な要素です。これからD-room物件に住む人、特に速度を重視する人は、しっかりと確認・準備してくださいね。
物件がどの回線に対応しているかの確認
入居予定のD-room物件が、D.U-NET、D.U光、D-room Wi-Fiのどれに対応しているかを、契約前に必ず確認することが最優先事項です。
対応サービスの確認方法は、前述の「どのサービスが使えるか確認する方法」をご覧ください。
高速通信が必要な環境の人であれば、D.U-NETやD-room Wi-Fiでは物足りない可能性が高いです。
逆に、ネットの利用頻度が少なめでコストも最小限に抑えたい人にとっては、D.U光対応物件は向いていないですね。
対応サービスの確認は、入居後のインターネット環境を左右する最も重要な部分ですので、契約前に必ず行ってください。
対応サービスがD.U-NETの場合は、最大通信速度がどの程度かも確認しておくとよいでしょう。
自宅で必要な周辺機器の確認・準備(LANケーブル・ルーター)

利用するインターネットサービスや利用用途に応じて、LANケーブル、Wi-Fiルーターなどの周辺機器が必要になります。
D-roomのインターネットサービスを利用するには、サービスの種類に応じて以下の機器が必要です。
D.U-NETの場合
- LANケーブル
⇒ 壁のLANコンセントとパソコンなどを接続するために必要。 - Wi-Fiルーター
⇒ スマホやタブレットなどを無線で接続したい場合に用意。(埋込型Wi-Fiアクセスポイント付きのD.U-NETなら不要。)
D.U光の場合
- ONU(光回線終端装置)
⇒ D.U光から貸与されます。 - LANケーブル
⇒ インターネットを有線接続したい場合に必要。 - Wi-Fiルーター
⇒ 無線接続したい場合は用意する。(他社光回線の場合は無料でレンタルできる可能性あり)
D-room Wi-Fiの場合
- 基本的に用意が必要なものはありません。
新居に必要な家具を、事前に準備するのと同じようなものですね。ベッドや冷蔵庫などを入居日に合わせて用意しておかないと、初日から不便な思いをします。
利用予定のサービスに必要な機器を事前にリストアップし、入居前に購入・準備しておきましょう。
どちらのプロバイダと契約をするか(D.U光を使う場合のみ)
D.U光を利用する場合は、回線契約に加えて、プロバイダ契約も行う必要があります。
選べるプロバイダは、D.U光の公式からであれば「U-BB」と「IIJ」の2社です。
特にこだわりがなければ、月額料金の安いU-BBを選択するとよいでしょう。
料金は、前述の「D.U光は選ぶプロバイダで料金が変わる」をご覧ください。
この2社以外のプロバイダも選択可能ですので、もっと安く使いたい場合などは、他社プロバイダも検討しておきましょう。
コスト重視ならU-BB、こだわりがあれば他のプロバイダを検討するなど、自分のニーズに合わせた選択をしてくださいね。
他社の光回線を使いたい場合は導入できるか事前に必ず確認
D-roomで他社の光回線を利用したい場合は、建物オーナーの許可が必要です。(マンションタイプが導入済み物件を除く)
D.U-NETやD-room Wi-Fi導入済み物件、マンションタイプ未導入物件では、無断で他社光回線の工事を行うことはできません。事前に必ずオーナーや管理会社の許可を得る必要があり、場合によっては許可が下りない場合があります。
入居後に他社光回線の導入許可を得られなかった場合は、D.U-NETなどのネット回線で我慢するしかありません。そうならないためにも、入居前(賃貸契約前)に導入可能かを確認しておく必要があります。
すぐに他社光回線を利用する予定がないとしても、将来的に利用する可能性が少しでもあるのであれば、念のために確認しておいたほうがよいですね。
賃貸物件でペットを飼いたい場合に似ていますね。「ペット可」と明記されていない物件で勝手にペットを飼うと契約違反になります。
他社光回線の導入を検討している場合は、D-room物件契約前に、必ず確認をしましょう。
他社光回線の許可が得られなかった場合は、SoftBank Airも検討してみてください。光回線に近い通信性能で、工事不要で利用できるため、導入許可は不要です。
導入許可を得るコツについては、以下の記事で解説しています。
≫管理会社や大家さんからの導入許可を得るコツ
D-roomでおすすめの光回線ランキング

D-room物件でD.U-NETやD.U光に満足できない場合、または最初から高速で安定したインターネット環境を用意したい場合、他社の光回線サービスを検討する価値があります。
以下に、D-room物件で特におすすめの光回線サービスを、ランキング形式で紹介します。
1位【GMOとくとくBB】とにかく料金重視の人向け

GMOとくとくBB光は、月額3,773円という業界最安級の料金とキャッシュバックにより、スマホキャリアに関係なく誰でもお得に利用できるコスパ最強の光回線です。
<GMOとくとくBB光 月額料金>
| プラン | 内容 |
|---|---|
| 戸建て | 4,818円 |
| マンション | 3,773円 |
| 10ギガ | 5,940円 |
マンションタイプでは月額3,773円という圧倒的な料金の安さで、これはD.U光(U-BBで4,301円)と比較しても528円安く、年間で6,336円の差が出ます。
また、高性能なWi-Fiルーターが無料でレンタルできるため、入居時にルーターを購入する必要もありません。v6プラス(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)対応で、混雑時間帯でも安定した高速通信が可能です。
契約期間の縛りがないため解約金なし、工事費無料、高額キャッシュバックなど、期待できる部分はほかにもまだまだあり。
スマホのセット割が適用できない人、とにかく月々の固定費を抑えたい人、シンプルで分かりやすい料金体系を好む人には、GMOとくとくBB光が最もおすすめです!
2位【NURO光マンション】導入可能なら一番のおすすめ

入居予定のD-room物件にNURO光が導入可能であれば、速度・安定性・コストパフォーマンスにおいてNURO光が最も優秀です。
NURO光は、集合住宅物件であれば必ずマンションタイプ(NURO光マンション)の月額料金となります。
<NURO光マンション 月額料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| マンション(2ギガ) | 3,850円 |
| マンション(10ギガ) | 4,400円 |
D-roomでNURO光が導入可能であれば最強と言える理由は、以下のとおりです。
- 必ず「マンションタイプ」で導入ができる
⇒ 他の光回線は戸建てタイプで割高なケースがあり - 通信速度が2Gbpsと他の1Gbps回線より速い
⇒ 10Gbps回線も各光コラボ回線と比べてかなり安い - ソフトバンク・ワイモバイルとのセット割が可能
⇒ 1台あたり1,100円~1,650円の割引
さらに、高額キャッシュバック(最大78,000円+α)や2カ月無料特典など、キャンペーンもかなり強力!
唯一の弱点は、光コラボと比べて導入できない可能性が高くなるということですね。(提供エリアや工事内容の関係で)
ただし、実際に申し込んだ後に工事ができなかったとなった場合でも、費用負担はありませんので安心してください。
D-room物件でNURO光の導入が可能であれば、速度・料金ともに最高レベルのインターネット環境が手に入ります。まずは、導入可否を確認してみてくださいね。
NURO 光
公式サイトはこちら!
\48,000円キャッシュバック中!/
3位【ドコモ光】ドコモユーザーならこれ

ドコモ光
は、ドコモスマホユーザーに月額最大1,210円のセット割が適用可能で、家族全員分が割引対象となるため、ドコモユーザーにとってお得な光回線です。
<ドコモ光 月額料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| 戸建て | 5,720円 |
| マンション | 4,400円 |
| 10ギガ | 6,380円 ※半年間は500円 |
ドコモ光(マンションタイプ4,400円)はD.U光マンションタイプ(U-BBで4,301円)より99円高くなりますが、1台でもスマホセット割ができると、ドコモ光のほうが安く使うことができます。
さらに、最大85,000円(10Gbpsプランは105,000円)のキャッシュバックも用意されていて、月額料金以外にもかなりお得です!
下記特設サイト
であれば、工事費無料やキャッシュバックに加え、Wi-Fiルーターも無料でレンタルされます。新しく入居する場合も、ルーターを購入するコストや手間が省けますね。
自分や家族がドコモのスマホを使っている場合、ドコモ光を選ぶことで通信費全体を大きく削減できますよ!
\最大115,000円相当の特典あり/
4位【ビッグローブ光】au・UQモバイルユーザーにおすすめ

auまたはUQモバイルのスマホを利用している人には、ビッグローブ光(BIGLOBE光)がおすすめできます。
<ビッグローブ光 月額料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| 戸建て | 5,478円 |
| マンション | 4,378円 |
| 10ギガ | 6,270円 |
ビッグローブ光は、auユーザー向けの「auスマートバリュー」およびUQモバイルユーザー向けの「自宅セット割」に対応しており、1台あたり毎月1,100円の割引が可能です。
また、最大126,000円のキャッシュバックや、工事費無料キャンペーンなど、特典も強力ですね。
割引対象のスマホが2台以上ある人は、実質最安値での利用が可能!1台だけの場合は、GMOとくとくBB光やNURO光のほうが安く使えるケースもあります。
au・UQモバイルユーザーは、割引特典とキャッシュバック特典で、ビッグローブ光を選ぶのが賢い選択です。
5位【ソフトバンク光】ソフトバンク・ワイモバイルユーザー向け

ソフトバンク光
は、ソフトバンク・ワイモバイルスマホユーザーに適した光回線です。
<ソフトバンク光 月額料金>
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| 戸建て | 5,720円 ※3カ月間は0円 |
| マンション | 4,180円 ※3カ月間は0円 |
| 10ギガ | 6,380円 ※半年間は0円 |
一般的な光回線と同水準の月額料金ですが、ソフトバンク・ワイモバイル1台あたりに1,100円~1,650円のセット割(おうち割 光セット)が可能なため、トータル的なランニングコストはかなり優秀です。
下記特設サイト
であれば、高額キャッシュバックや、Wi-Fiルーターのプレゼントキャンペーンも用意されています。
ここまで特典が豊富なのに順位が5位の理由は、NURO光でもおうち割 光セットが可能なことと、セット割が1台の場合はGMOとくとくBB光のほうが実は安くなるケースがあるからです。
このため、ソフトバンク・ワイモバイルを2台以上持っていて、NURO光が導入できない(未提供エリアなど)人に、ソフトバンク光をおすすめします!
\最大46,000円キャッシュバック!/
まとめ

D-room物件で用意されているインターネット回線は、無料のD.U-NETや有料のD.U光、最新のD-room Wi-Fiの3つです。
入居者はこの3つから選べるわけではなく、物件に応じて導入されているいずれかのインターネット回線を利用することができます。
それぞれのインターネットサービスの特徴は、以下のとおりです。
D.U-NETについて
- 無料で利用できる最大のメリットがある一方、速度が遅いという課題あり
- ウェブ閲覧やSNS中心の軽い利用であれば十分に実用的
- オンラインゲームや高画質動画視聴、在宅勤務には不向き
D.U光について
- 高速通信が可能だが、料金・特典面で他社光回線に劣る
- D-room物件だからといってD.U光を選ぶ必然性は特になし
- 同じフレッツ光回線を使う他社光コラボのほうがお得
D-room Wi-Fiについて
- 無料でルーターなども不要ですぐに使える
- 全戸でWi-Fiを共有するため速度が遅く不安定
- Wi-Fi接続のみで有線接続はできない
D.U光はどのような条件の人にもおすすめしにくい光回線で、D.U-NETとD-room Wi-Fiは高速通信が必要な人には不向きです。
D-roomに入居する前には、以下のポイントを確認してください。
- 物件がどのサービスに対応しているか必ず確認
- 必要な周辺機器(LANケーブル、Wi-Fiルーターなど)を事前準備
- 他社光回線を利用したい場合は事前(賃貸契約前)に導入できるか確認する
もし、快適なインターネット回線を用意したい人や、D.U-NETやD-room Wi-Fiを使っていて物足りない人は、他社光回線の導入を検討しましょう。
現代の生活において、インターネット環境は水道や電気と同じくらい重要なインフラです。無料だから、公式だからという理由だけで選ぶのではなく、長期的なコストや快適性を考慮して、総合的に判断してくださいね。

最安値水準の月額料金に特典も豊富
コスパ最強の光回線は
GMOとくとくBB光!

