光回線の営業電話に対応したけど、どうしようか悩んでいる方。
その契約、待ってください!
営業電話での契約は、何のメリットはありません。もし契約してしまった人も、まだキャンセルは間に合います。
突然かかってくる光回線の営業電話、正直うざいですよね。
総務省の統計データによると、インターネットの個人利用率は、スマホを含めると約90%に達しています。老若男女問わず利用者が多く需要が高いため、比例して営業電話も多くなるんですね。
ただ、かかってくる電話のすべてが営業電話ではない可能性もあり、すべて放置するわけにもいかないでしょう。そのため、悪質な営業電話なのかどうかの見極めも大切です。

とにかく、営業電話から光回線の契約をするメリットはありません!
この記事では、光回線の営業電話での契約をおすすめしない理由や、悪質な営業の見極め方・断り方を一つひとつ丁寧に解説します。誤って契約してしまった場合の対処法も紹介しているので、安心して契約を進めるために、必要な情報を確認できます。
ぜひ最後まで読んで、今受けている光回線の営業電話や、今後かかってきた営業電話の対策に役立ててくださいね!
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
料金が安くなる?光回線の営業電話とは

光回線の営業電話は、必ずしも安くなるとは限りません。むしろトラブルの原因になることも多いです。
営業電話では「料金が安くなる」という切り口での案内が多いです。そのほかには、性能が良くなる(通信速度UP)や、「使えなくなるから必ず切り替えが必要」などの詐欺まがいな強制トークもありますね。
光回線の営業はほとんどが代理店によるもので、その質にばらつきがあり、強引な勧誘や誤認を誘う手口も存在します。
「安くなる」と光回線の営業電話があった場合は、慎重に対応すべきですね。
光回線の営業は主に3種類
光回線の営業には、以下の3種類があり、それぞれに特徴と注意点があります。
それぞれの営業方法で、使われる話法や信頼性に違いがあります。チラシは自分のタイミングで確認できますが、訪問と電話はその場で即決を迫る傾向があるため注意が必要です。冷静な判断をしにくくなりますね。
どの方法であれ「即決」はせずに、内容を自分で一度調べることがトラブル回避の鍵です。
電話での光回線営業

光回線の電話営業は、言葉だけの説明で契約が進むため、情報が不完全になりやすいです。
電話営業では、短くても10分~20分間の通話となり、そのすべてを把握したり覚えたりすることは不可能に近いでしょう。録音でもしていない限り、「言った、言わない」のトラブルに発展することも多いです。
光回線について詳しくない人は、電話営業の内容が正しいかどうか、判断することはまずできません。すぐに断るか、少なくとも一度電話を切って、即決だけはしないようにしてください!
訪問での光回線営業

光回線の訪問営業は、飛び込み営業がほとんどです。そのため、突然来て契約を迫るケースが多く、特に注意が必要です。
電話営業と比べると「顔を見ながら話ができる」という点で、たしかに安心はできます。ただし、事前に情報がなく、こちらが無防備な状態で話が始まるため、正しい案内かどうかを判断することはできないでしょう。
悪質な業者であれば、このような明らかな嘘を言ってくることもあります。
- 「この建物全体で、光回線の変更が決まりました。」
- 「この地域は〇〇光に切り替わることになって~」
- 「周辺で光回線の工事があるので、同時にすると~」
と理由をつけて話を聞かせ、後で新規契約を迫るというパターンがあります。
訪問営業で光回線を案内されても、まずは断るようにしましょう。一旦話を聞いたとしても「検討します」と即決はしないように。
チラシでの光回線営業

チラシは電話や訪問よりは比較的安全な営業手段です。ただし、内容を鵜呑みにしないことが大切です。
後日営業が回ってくるか、もしくは「興味があればお問い合わせください」という感じの反響入電待ちのことが多いです。消費者側で落ち着いて考えたり、情報収集する時間があります。
チラシでの営業は、もし興味があっても、しっかり調べた上で判断するようにしましょう。
光回線の営業電話の特徴
光回線の営業電話は、一部で業務委託が行うことがありますが、ほとんどが代理店からの営業です。NTTや光回線事業者自身が直接行うことはほぼありません。
消費者側としては、良く分からない代理店からよりも、NTTなどから直接説明を受けたいと感じるはずです。ですので、悪質な代理店は自社の会社名を名乗らずに、以下のように直接かかってきたかのような誤認を誘うような名乗り方をすることがあります。
- 「KDDIパートナーの〇〇(名前)と申します。」
⇒ 〇〇パートナーなど、あたかも関連会社からかかってきているようなニュアンスの名乗り。 - 「NTTの件でご連絡をしております、〇〇(名前)です。」
⇒ 会社名を名乗らずに「〇〇の件で~」から説明し、サービス提供者からの連絡と誤認させる。 - 「いつもお世話になっております、〇〇(会社名)です。お問い合わせいただいた件でのご連絡でして~」
⇒ あたかも以前からやり取りをしているかのような内容で話をしてくる。
代理店からの営業電話は、話の導入部分から不審な点があることが多いです。名乗らないや名乗りがおかしい場合は、すぐに電話を切ってしまっても問題ございません。

業務委託での営業の場合は、依頼されている企業から厳しく管理されているため、悪質な案内はあまりありません。もし事業者直接や業務委託先からの連絡と確認が取れた場合は、話を聞く程度ならよいかも。
営業電話で光回線を契約しない方が良い理由
営業電話で光回線を契約するのはおすすめできません。理由は以下のような3つがあります。
- 情報が不十分になりがち
⇒ 短時間での電話で、すべての内容を把握することは不可能に近い - 特典内容などで損をする
⇒ 公式サイト等での申し込みの方が、特典が豊富なケースがほとんど - 代理店窓口が失踪する
⇒ 小規模な代理店は、潰れたり名前を変えたりすることが多く、契約後に連絡が取れないことがある。
誠実で優良な代理店であったとしても「特典内容で損をする」ことがほとんどですので、電話営業で契約する意味がないのです。
代理店では、1件の契約を獲得することで、光回線事業者から数万円の報酬が支払われます。事業者としては1契約あたりのコストが高くなるため、その分消費者に還元されるキャッシュバックの特典などが少なくなるんですね。
同じジュースでも、コンビニで買うのとスーパーで買うのとでは、金額が違うのと同じような感じです。
営業電話での光回線契約はリスクが大きく、メリットもありません。営業された光回線を契約希望であっても、自分で正規サイトや公式ホームページなどから申し込むのが安全でメリットも大きいです。
たとえばGMOとくとくBB光では、公式サイトでも申し込む窓口によって、月額料金が変わるという仕様があります。内容は以下のとおりです。
通常公式サイト月額料金
1ギガファミリー:5,390円
1ギガ マンション:4,290円
10ギガ:5,940円

特設公式サイト月額料金
1ギガ ファミリー:4,818円
1ギガ マンション:3,773円
10ギガ:5,940円

このように、1ギガプランは特設サイトで申し込まないと損する仕様です。

電話営業であってもそうでなくても、同じサービスでどの申し込みがお得なのかは、調べた方が絶対に良いです。
GMOとくとくBB光 特設サイト(公式)
≫とくとくBB光のお申込みはこちらから!
悪質な光回線の営業電話を見極める方法

光回線の営業電話は、悪質なものが多いため相手にしないのが一番です。
悪質な営業電話は、嘘や誤認を与える説明をするため、話を聞くだけのつもりでも契約を迫られることもあります。
契約をしなかったとしても無駄な時間を使うだけなので、少しでも怪しい場合はすぐに電話を切った方が良いです。
電話営業自体を断った方が無難ですが、その中でも悪質な営業なのかどうか見極めるポイントを4つ紹介します。
要件を確認する(営業電話なのかどうか)
かかってきた電話には、まずは要件を確認するようにしましょう。その際には「これは営業電話ですか?」と聞いて、目的をはっきりとさせてください。
人は、営業を避けたいという心理が働きます。悪質な代理店であれば、営業電話かどうかを聞いても消費者の警戒心を下げるため、以下のように話を逸らしたりごまかしたりしてくることがあります。
- 「ご料金改定の件でご連絡です」
⇒ あたかも強制で変更になるような内容 - 「お客様のご利用環境にお変わりないかの確認です」
⇒ アフターフォローのような電話 - 「以前ご契約いただいた光回線の件です」
⇒ 公式からの連絡を装ってくる
商品の紹介は営業活動の一環であるのにもかかわらず、そのことをごまかしてくる時点で、信用できるはずがありませんね。
最初の段階で要件を聞き出すようにすると、悪質営業をシャットダウンできます。しっかりとした要件が確認できれば問題ないですが、確認できない場合はすぐに電話を切りましょう。

よく「詐欺じゃないですよね?」と聞く人がいますが、「はい詐欺です」と答える詐欺師は存在しないので、これは意味のない質問ですね。
代理店かどうか確認する
かかってきた電話の営業元が「代理店」かどうかは、必ず確認しましょう。
多くの光回線の営業は、NTTなどの通信会社直接ではなく、その代理店が行っています。代理店の中には、成績重視で強引な営業をする会社も存在します。
たとえば「〇〇株式会社の者ですが、フレッツ光の件で…」と言われたら、「それはNTT直営ですか?代理店ですか?」と聞いてください。NTTなどの大手通信会社が、個人宛に直接営業電話をかけることは非常に稀です。
相手が代理店だと分かったら、慎重に対応しましょう。代理店かどうかをごまかすような素振りがあれば、すぐに電話を切ってしまって問題ありません。

代理店とわかれば、どのような経緯で自分に電話をしてきたかを確認するのも手です。個人情報の出どころについてあいまいな回答であれば、出どころが違法である顧客リストからの電話である可能性もあります。
名乗られた会社名を確認、検索
営業電話で名乗られた会社名は、検索して調べてみるのも一つの手です。
実在しない会社名や、悪評が多い企業名である可能性もあるため、ネットでの情報確認は非常に有効です。
名乗られた後に、「少しだけ待って」と話を中断して、調べてみるのも良いです。グーグルなどで会社名を検索して、出てこなかったり悪い口コミしかない場合は、その時点で断っても問題ないでしょう。
会社名を検索するだけでリスク回避ができます。今まで取引のなかった会社や聞いたことのない会社だった場合は、名乗られた会社名を調べるようにしてください。

営業電話は基本ストレスになるため、誠実な代理店であっても口コミは悪くなる傾向はあります。口コミの内容を確認するのが大切です。乱暴な書き込みの場合は、書き込んでいる人の質も多分よくないですw
かかってきた電話番号を検索
身に覚えのない電話番号からかかってきた場合は、その場では対応せずに、一旦番号を検索してみると安心です。
電話番号をそのまま検索すると、大手企業やしっかりホームページが用意されている代理店であれば、その会社が表示されます。そうでなければ、電話帳ナビ や jpnumber(電話番号検索) などのような電話番号の口コミサイトがヒットし、参考にできる場合もあります。
検索した結果、怪しい電話番号の場合は、そのまま着信拒否設定をすると良いでしょう。
営業電話は、以下の電話番号からかかってくることが多いです。
- 0120-○○○-○○○
⇒ フリーダイヤル - 0800-○○○-○○○○
⇒ フリーダイヤル - 050-○○○○-○○○○
⇒ IP電話
この中では、どちらかというと050番の方が手軽に用意できる分、怪しいケースが多いです。(すべてが怪しいわけではありません。)また、0800番は携帯の080と混同しやすいため、注意が必要です。

0800番でお客様に架けているのに「携帯から連絡している?」と聞かれることが、本当にあります…
よくわからない番号から電話がかかってきた場合は、念のために電話番号を検索してみることをおすすめします。

ごくまれに、携帯電話から営業電話がかかってくることもあります。回線の工事担当からの連絡などならまだしも、営業電話が携帯からかかってきた場合は、100%怪しいので無視してください。
光回線のしつこい営業電話の対処法・断り方

しつこい光回線の営業電話には、毅然とした対応が必要になることがあります。
営業電話は一度でも興味を見せると継続して連絡が来ることが多いため、はっきりと「必要ない」と伝える必要があります。もしくは、「営業しても契約してくれる見込みがない」と感じさせることが大切です。
はっきりと断れる人は問題ないですが、そうでない人は以下のような対処法がおすすめです。
はっきりと断るか、見込みがないと認識させることで、しつこい営業電話をシャットアウトできます。
具体的な内容について説明します。
自分には決定権がないことを伝える(フリをする)
自分では契約の判断ができないと伝えることで、しつこい営業をかわしやすくなります。
営業は「今すぐ決めてもらう」ことを目的としているため、決裁者が不在であることを明言すれば、それ以上踏み込まれにくくなります。決定権がないと認識させることが目的なので、「決定権がないフリ」でも問題ありません。
話の冒頭か途中でもかまわないので、以下のように伝えるのが効果的でしょう。
- 「インターネットは全部夫(妻)が決めているので、私では何もできません」
⇒ 決裁者は配偶者で即決できないと認識させる - 「会社に確認しないと、契約できません」
⇒ 法人管理は複雑なため、営業担当は嫌がります - 「子供(親)が管理しているので、何もわかりません」
⇒ 私に説明しても何もわからないですよ?と理解させる
営業電話では、契約を迫られないように、自分には決定権がないことを伝えましょう。

営業電話からの契約は、私の経験から見ても「即決」が8~9割です。即決できないと認識させることで、断りやすくなりますね。
会話を録音すると告げる(フリをする)
電話の要件を伝えられたあとに、「この通話を録音して良いか?」と聞くようにします。
実際に録音しているかどうかは相手にわからないため、録音するフリをするだけでも十分です。これだけで、営業側のトーンが和らぎ、強引な勧誘を回避しやすくなります。録音されることが分かると、違法・不誠実な勧誘を証拠として残されるリスクがあるため、営業側が慎重になるからですね。
通話録音は、相手の同意の有無にかかわらず合法です。最高裁判所の判決では、相手の同意を得ていない録音でも、証拠能力があると認められています。|裁判所:「裁判例結果詳細」
問い合わせ窓口に連絡をすると、「この通話は、サービス向上のために録音させていただきます」と音声が流れてきたことがあると思います。もちろんサービス向上に使われていますが、クレーマーを抑制する効果もあるため、営業電話でも録音を告げると同じような効果があります。
通話を録音する(フリをする)ことで、強引な営業を避けられやすいです。実際に録音すれば、万が一の証拠としても使えるため、安心です。

録音することを拒否された場合は、間違いなく悪質な電話です。すぐに電話を切ってしまいましょう。
忙しいなどを理由に電話を切りその後着信拒否設定
断りづらい場合は、「忙しい」などを理由に、一旦切電するのも一つの手です。
はっきりと断るに越したことはないですが、断れない人は忙しいことを理由にして逃げるのが良いです。
ただし、この場合は日時を変えて電話がかかってくるため、後で「着信拒否」設定をしてしまいましょう。物理的に着信をブロックでき、面倒な営業電話を対応することがなくなります。
具体的には、以下のように忙しい「フリ」をするのが有効です。
- 「運転中で対応ができない。」
- 「仕事中なので、週末にして。」
- 「電車の中なので、あとにして。」
営業電話に無駄な時間を費やさないためには、さっさと電話を終わらせる必要があります。忙しいを理由にすれば電話を切る口実になり、その後に着信拒否設定をすれば効果的です。

もし都合の良いタイミングを聞かれても、適当に夜とか週末とかで答えてしまって構いません。どうせ着信拒否するのでw
光回線契約を絶対に即決しない
営業電話では、断れずに最後まで話を聞いたとしても、その場で絶対に契約しないという意志を持ちましょう。
営業側は「特典は今だけ」「すぐに決めないと損」などと煽ってきますが、急いで決めた契約ほど後悔しやすいです。特に前述の「営業電話で光回線を契約しない方が良い理由」のとおり、営業電話で契約しても特にメリットはありません。
以下のような感じで、即決しないことを伝えましょう。
- 「一度、夫(妻)と相談してから返事をします。」
- 「検討したいので資料をください。」
- 「公式サイトを見てから考えます。」
これで引いてこない業者は悪質な可能性がありますね。

電話営業に対し資料を請求しても、紙ベースのものを用意してくれることはほぼありません。資料がないのを理由として断るのもありです。
もし営業電話の内容が魅力的に感じても、すぐに決めたら得をするなんてことは絶対にないです。その場で契約せず、必ず一度情報を自分で調べてから判断するようにしてください。

断りたいけど断れなかった場合は、検討を盾にして一旦電話を切ってください。その上で「忙しいなどを理由に切電しその後着信拒否設定」みたいに、着信拒否設定をしちゃいましょう。
誤って光回線を契約してしまった場合の対処法

万が一、悪質な営業電話で誤って光回線を契約してしまっても、契約の取り消しが可能ですので安心してください。
光回線の工事が始まっていなければ、基本的に違約金なしでキャンセルできます。初期契約解除制度を使って、消費者都合で強制的に契約を解除することも可能です。
誤って契約してしまっても泣き寝入りする必要はありません。具体的な対処法について、詳しく解説します。
誤って契約しても工事前であればキャンセル可能
光回線の工事が始まる前であれば、基本的にキャンセル可能です。
多くの光回線事業者(プロバイダ)は「工事着手前であればキャンセル無料」としており、利用開始前であれば契約解除の手続きも比較的スムーズです。
ただし、以下のような「工事が発生しない」条件の場合は、この方法が使えないため注意が必要です
- フレッツ光・コラボ光
「無派遣工事」に該当する場合 - フレッツ光 ⇒ コラボ光
「転用手続き」で乗り換える場合 - コラボ光 ⇒ コラボ光
「事業者変更」で乗り換える場合
光回線の工事が必要な契約であれば、工事前までであればキャンセル可能です。落ち着いて契約を解除しましょう。
工事が発生しない条件については、別記事で詳しく解説しています。
≫【必見】工事不要で光回線を乗り換える方法&おすすめ回線!
光回線の契約をすぐにキャンセルする
光回線の契約で「失敗した」と思ったら、とにかく一刻も早くキャンセルの意思を伝えることが重要です。
時間が経つほど端末が送られてきたり、工事業者から連絡がかかってきたりと、面倒ごとが増えてしまいます。工事が発生しない光回線契約であれば、放置している間に光回線が開通してしまい、最悪キャンセルができない(もしくは費用がかかる)ケースも出てきます。
契約直後であれば、営業電話をかけてきた代理店や回線事業者に「契約を取り消したい」と即時連絡し、記録(通話録音・メール)も残しておくと安心です。
光回線の契約キャンセルを考えているなら、すぐに契約解除の申し出をしましょう。

転用手続きや事業者変更の場合であれば、切り替え予定日になると自動的に切り替えが完了します。直前でのキャンセルが間に合わない場合もあるため、特に急いでくださいね。
初期契約解除制度を利用する
工事前や切り替え日前であれば、よほどのことがない限りキャンセルは受け付けてもらえます。ただ、悪質業者などでキャンセルを拒否される場合は、法律に基づいた「初期契約解除制度」で契約を取り消すことができます。
光回線の契約は「クーリングオフ」の対象外ですが、「初期契約解除」という制度を利用することが可能です。
初期契約解除は、契約書が届いてから(受け取ってから)8日以内であれば、「無条件」で契約解除ができる制度です。
ただし、工事が完了している場合には、工事費用は請求されてしまいます。初期契約解除制度を利用するとしても、工事完了前までということになりますね。また、解除通知は原則「書面」で行う必要があり、少々面倒です。
初期契約解除制度は、すぐに利用するというわけではなく、キャンセルを受け付けてもらえない時の最終手段と考えておきましょう。
初期契約解除制度については、別記事で詳しく解説しています。
≫光回線契約はクーリングオフ適用外|キャンセルできる方法を解説
消費者センターに相談する
どう対処していいかわからない場合や、悪質な対応だった場合は、早めに「消費者ホットライン(188)」に相談しましょう。そのまま「188」番に電話するだけでつながります。
全国の消費生活センターにつながる消費者ホットラインでは、契約トラブルの内容に応じて、具体的なアドバイスや事業者との交渉の支援をしてくれます。経験豊富な専門員が対応してくれるので心強いです。
一人で悩まず、トラブルに詳しい専門機関に早めに相談すれば、安心して問題解決に向かうことができますね。

消費者センターに案件が持ち込まれると、代理店は光回線事業者から代理店契約を切られる場合も。契約キャンセルを応じてもらえない場合は、「消費者センターに相談する」と申告するだけでも効果はあります。
まとめ
この記事では、光回線の営業電話について解説しました。
「料金が安くなる」「キャンペーン中」などと言葉巧みに迫る光回線の営業電話は、正直うざいですよね。その多くは代理店によるもので、本当にお得かどうかは別の話です。
電話営業での契約は、以下のような問題点があります。
- 電話だけでは情報が不十分
- 特典内容などで損をする
- 代理店窓口が失踪する可能性がある
電話営業で光回線を契約するメリットはほとんどないと言ってよいでしょう。まずは、かかってきた営業電話の要件を見極め、相手が名乗る会社名や電話番号をしっかり確認しましょう。
基本的には全て断っておくと安心ですが、断り切れない場合は、即決は絶対にしないようにしてください。
失敗して契約してしまっても大丈夫です。すぐにキャンセルをすれば、リスクを最小限に抑えることができます。万が一の場合は、初期契約解除制度を利用したり、消費者センターに相談したりしましょう。
光回線は、営業電話に安易に乗って契約しても、良いことは何もありません。慌てて決める必要なんてありませんので、納得できるサービスを自分のタイミングで選ぶようにしてくださいね。

最安値水準の月額料金に特典も豊富
コスパ最強の光回線は
GMOとくとくBB光!