この記事で解決できる悩み
- 光回線の契約ってクーリングオフできる?
- 間違えて光回線を契約して、どうしたらよいかわからない
- 申し込みをキャンセルしたいけど、手続き方法が知りたい
- 光回線の契約を失敗しないように注意点を知りたい!
こんな悩みを解決できます!
光回線の契約後に、気になることが出てきたり、間違っていたことが発覚したりすることってありますよね。
実際に光回線の申し込みのサポートをしていて、契約後にご質問をいただいたり、ご相談を受けることは多いです。そして、その内容によっては契約をキャンセルしていただくこともあります。
本記事では、キャンセル方法やそこに至る事例や注意点を、光回線の業務に11年以上携わってきた経験を元にお伝えします。

キャンセルしたくて取り急ぎこのページにたどり着いた方は、まずは安心してください。工事完了前なら、費用負担なくキャンセルできます。
記事の前半ではキャンセル方法とその制度、後半では失敗してキャンセルしないためのポイントを具体的に解説します。
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
【光回線契約後のキャンセル】開通前までであれば問題なく可能

「光回線を契約したけど、事情があって解約したいけどできるのかな…?」と悩んでいる人も大丈夫です!開通(工事)前であれば契約をキャンセルできます。
光回線の工事前であれば、基本的に事業者はキャンセルを受け付けてくれます。飲食店などで注文後でも、調理前であればキャンセルしたり変更してもらえるのと同じような感じですね。(ご迷惑おかけしますが。)
キャンセルを受け付けてくれない悪質な業者は、【初期契約解除】という制度を利用しないといけない場合もあります。
光回線契約のキャンセルは問題なく出来るので、初めて経験の人もまずは安心してください。
インターネット回線は「クーリングオフ」対象外

実は、インターネット回線にはクーリングオフは適用されません。ですが、代わりになる制度はしっかりございます。
インターネット回線契約には「電気通信事業法」という法律があります。難しそうな名称ですが、消費者を守るための規則ですね。
電気通信事業法に、クーリングオフと同じような制度で「初期契約解除」と「確認措置」というものがあります。
必要な場合はこの制度を使って、ユーザー側の意思のみでキャンセル可能です。
各制度について解説していきます。
【クーリングオフ】とは
クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘販売などで契約した場合に、一定の期間(8日間または20日)であれば無条件で契約を解除できる制度です。
「Cooling-Off」=「冷却期間」や「冷静になる時間」という意味で、訪問販売や電話勧誘など、冷静な判断ができない状態で契約してしまったものを再考できる制度ですね。
訪問や電話勧誘で光回線を契約した場合は、クーリングオフを使えそうですが「通信サービス」は対象外です。その代わりに、初期契約解除という制度が用意されています。
クリーリングオフは、訪問販売などを対象とした制度で、光回線の契約には使えないということを理解しておきましょう。
【初期契約解除】光回線を無条件で解約
「初期契約解除制度」は、インターネット回線や携帯電話サービスなどの電気通信サービスの契約を、8日以内であれば無条件に解約できる制度です。
契約を受領したタイミングから8日以内(または、端末を受け取ってから8日以内)が適用期間で、事業者によって8日の起算日が異なる場合があります。
シェア率上位のドコモ光とauひかりでは、公式サイトに以下のような記載があります。
「ドコモ光/ahamo光」の新規ご契約、プラン変更については、初期契約解除制度の対象となるご注文です。
出典:初期契約解除|NTTドコモ
お申込後に郵送される「ドコモ光契約申込書」をお客さまが受領された日から8日以内(受領された日を含む)に、書面により対象注文の契約解除を行うことができます。
auひかりは8日間キャンセル(初期契約解除制度)の対象です
出典:auひかりサービスご利用にあたって|KDDI
お客様は、KDDIから交付した「契約内容のご案内(契約書面)」の受領日から起算して8日間、契約の解除を行うことができます。
内容的にはクーリングオフと同じように感じますが、工事費用等は自己負担になったりで費用負担の条件が違います。
(工事前なら基本的に費用は発生しません。)
光回線契約にはクリーリングオフは使えませんが、初期契約解除が使えます。万が一の場合は積極的に使うようにしましょう。

初期契約解除は、契約時に事業者側が説明すべき項目です。対面や電話営業の際に、説明をされなかったり正確に伝えられなかった場合は、その窓口での契約を控えた方が良いです。
初期契約解除の方法は記事内の以下のパートで解説しています。
【初期契約解除】のやり方
【確認措置】携帯やモバイルWiFiにはこの制度
「確認措置」は携帯契約やWiMAXなどのポケットWiFi、SoftBank Airなどのホームルーター(置くだけWiFi)で適用できる制度です。光回線契約に使えない制度なんですね。
電波のつながり具合や事業者による説明等が不十分な場合、携帯電話などの端末も含めて違約金なしで契約解除できます。ユーザー側の自己都合ではなく、あくまでも事業者の責任という制度ですね。
端末費用も負担する必要がないのが「初期契約解除」とは異なりますね。 (機器は要返却)申し出が可能な期間は最低8日間で、この期間は事業者が定めています。
使える事業者は決まっていて、総務省で認定を受けた「携帯電話端末サービス及び無線インターネット専用サービス」で使えます。
認定事業者については、下記の総務省のページにて確認してください。
確認措置は、携帯やモバイルWiFi、ホームルーターで使える制度で、光回線契約には適用外です。携帯契約やホームルーターの契約で、必要な際は利用するようにしましょう。
制度利用時の自己負担金
初期契約制度と確認措置は、制度を利用した際の自己負担部分が異なります。具体的には、以下のような違いです。
初期契約解除 | 確認措置 | |
---|---|---|
解約金 | 負担なし | 負担なし |
事務手数料 | 自己負担 | 負担なし |
工事費用 | 自己負担 | 負担なし |
端末代金 | 自己負担 | 負担なし |
利用期間の通信費 | 自己負担 | 自己負担 |
「初期契約解除」は解約金以外は自己負担とです。一方、「確認措置」は実際に利用した期間の料金以外の費用負担はありません。
- 初期契約解除=ユーザー都合
- 確認措置=事業者の責任
制度上このような考え方なので、初期契約解除は自己負担割合が多いですね。ただ工事前であれば、工事費用も事務手数料も発生していない状態なので、ユーザー負担はありませんね。
初期契約解除は自己負担割合の多い制度です。工事が終わった後であれば、この制度を使うことの恩恵が少ない点に注意が必要ですね。

大きな金額ではありませんが、必要書類の送付料金はどちらの場合でもユーザー負担です。
【光回線開通前】キャンセル方法

光回線の開通前であれば、多くの場合「初期契約解除」を使わずにキャンセルできます。初期契約解除を使うまで手続きが複雑になることはほぼありませんね。

この業界で長く働いていますが、初期契約解除を使ったというのはほとんど聞かないです。
各事業者の連絡手段は電話やチャット、メールなどの対応でまずは対応可能です。
キャンセル手順を具体的に説明していきます。
一般的なキャンセル3手順
光回線の工事前キャンセルは、基本的には以下のように進めます。
キャンセル3手順
- キャンセル連絡
電話、チャット、メールでキャンセル連絡 - 機器の返却
ONU等レンタル機器 - (乗り換えの場合)利用中の回線の解約手続きを取り下げる
契約のキャンセルをするには、まずは電話などで手続きをおこなう必要があります。多くの光回線サービスで、申し込みについての連絡先窓口が用意されていますね。(Web対応のみのところもあります。)連絡先電話番号は、契約書面やホームページなどに記載があります。
次に、すでに届いている機器などがあれば忘れずに返却をします。ネット回線を乗り換えですすめていて、元の光回線を解約手続きしていた場合は、急いで取り下げます。
この3手順について、詳しく解説します。

申し込み窓口が代理店の場合は、キャンセルの申告は代理店へはせずに、用意されているカスタマーサポートなどに連絡したほうが良いですね。。代理店にキャンセルの旨を伝えると、再営業をうけることもあり、若干面倒です。
まずはキャンセル意思を伝える
電話などでキャンセル手続きをします。キャンセル意思を伝える時は、理由もきちんと伝えるように。キャンセルの理由が実は勘違いだったり、解決できる内容であれば、事業者が教えてくれることもあるからですね。
- 「家族に反対されてしまった」
- 「他に良い条件のところを見つけた」
- 「口コミで速度が遅いと書かれていて不安になったから」
など理由はなんでもよいですが、正直に伝えましょう。ユーザー都合の場合は、少なからず事業者側にも迷惑かけますからね。
まずは、理由を添えて契約のキャンセル手続きしましょう。

キャンセルの理由は嘘を言ってもいいですが、だいたいバレます。バレたからといって何かあるわけではありませんが笑
機器等が届いている場合は忘れないように返却
光回線の契約後、工事前に必要な機器が送られてくることが多いです。すでにONUや無線ルーター等、レンタル機器を受け取っている場合は、必ず忘れずに返却しましょう。
一例として、フレッツ光や光コラボのONUは以下の機器です。
回線終端装置(ONU)
出典:INTERNET Watch
放置してしまうと最悪の場合、端末代金を請求されることになるので注意が必要です。
すでにレンタル機器などが届いている場合は、すみやかに返却しましょう。

電源コードや付属品は忘れやすい部分です。漏れのないようにしてくださいね。
「乗り換え前の光回線を解約手配した場合」解約の取り下げをする
光回線を乗り換えで進めていた方は、すでに元のネット回線の解約手続きを済ませている場合もあると思います。(月末で解約など)
そのままにしてしまうと、乗り換え前の光回線も利用できなくなり、インターネットが使えなくなってしまいます。
解約の取り下げは、早めに行わないと受け付けてもらえないこともあるので、余裕をもって連絡することが大切です。
インターネットが使えなくならないように、元のネット回線の解約を早めに取り下げてくださいね。
【初期契約解除】のやり方
初期契約解除をするには書面を作成して送付する必要がありますが、多くの事業者のサイト上に手続き方法やフォーマットが掲載されています。
ドコモ光の書面作成時の記載例は、以下のようなものがあります。
初期契約解除のご申告書面の記載項目例
・ご契約者名(フリガナ)
出典:初期契約解除|NTTドコモ
・ご契約住所
・ご連絡先電話番号
・「ドコモ光/ahamo光」の契約を解除したい旨
・受付時にお渡し(郵送)される「ドコモ光契約申込書」の受取日
・ご契約ID
・「ドコモ光/ahamo光」と対となる携帯電話回線の番号(ペア携帯回線を設定されている場合)
・書面発送日
書面が作成できたら後は郵送するだけですが、送付日時など記録が残っていないとトラブルになることもあります。郵便局の「 特定記録郵便」など、送付した記録が残るもので送りましょう。

「確認措置」もおおむね同じやり方で問題ありませんね。
【光回線開通後】すぐに解約したい場合

開通後すぐの解約はできますが、自己都合での解約となります。
自己都合になるため、費用や手続き面ですべて自己負担ということです。
ただし、例外として負担がないケースもありますので、説明します。
開通後の解約は費用がかかる
開通後すぐの解約は、解約金や工事費の支払いが発生します。制度を使わずユーザー側の都合なので自己負担ということですね。
開通後の解約については、以下のような3つの相談をよく聞きます。
- 思ってたよりインターネットの速度が遅いから、元の回線に戻したい。
- 夜の時間帯が繋がりづらいからやっぱりやめたい。
- 使ってみて、WiFiの電波が弱いから別の回線にしたい。
すべてユーザー側の都合です。インターネットは「ベストエフォート」と言って、速度の保証ができないサービスなんですね。
ベストエフォートの説明は契約時に必ずあるので、「知らなかった」では通じないんですね。(もし本当に説明が無かったのなら悪質業者ですが、口頭での説明や書面にも必ず記載があります。)
ですので、速度やWiFiの繋がりやすさなどの理由は、事業者側での責任にはなりません。あきらめてそのまま使うか、費用を負担して解約するかの二択になってしまいますね。
状況に応じて「費用負担なし」で解約できる
ユーザー側の都合ではなく「事業者」や「代理店」の都合やミスであれば、費用負担なしで解約できるケースもあります。
自己都合ではないので、例外的な措置を取ってもらえるということですね。こんなケースが該当すると思います。
- 開通後に実際に使ってみたが、全く使えなかった。(遅いとかのレベルではなく、全く使えない場合。)
- 申し込んでいたプランと違うものが契約された。(10Gプランで申し込んだのに、1Gプランだったとか。)
- 代理店に嘘の説明をされていた。(料金やサービス内容)
ユーザー側に過失はないため、何らかの対応をしてもらえることが多いです。
こちら側には過失がないことをしっかりと伝え、費用負担なく解約対応するように要望しましょう。

言った言わないとあとでならないように、契約時に大切なことはメモしておくことをおすすめします。
悪質な場合は消費者センターへ報告
ユーザー側に過失がないのに、適切に対応してもらえない。そんな悪質業者の場合は、消費者センターに相談しましょう。
間に第三者が入ることで、スムーズに事が進みます。弁護士登場で悪徳業者が急に大人しくなるみたいな感じです。
悪質だった場合でも泣き寝入りは絶対にしないようにしましょう!
こちらをご参考にしてくださいね。
消費生活センター

消費者センターを通すと安心ですが、時間がかかる場合もあります。人の手も借りることになるので、最終手段としてくださいね。
[初期契約解除]が適用できる場合
「初期契約解除」が使える状況であれば、利用することで問題なく解決できそうに見えますが、おすすめはしません。
まず初期契約解除は、書面到着後8日以内という条件があります。基本的に工事完了後には書面到着から8日間が過ぎていることがほとんどなので、工事後(開通後)は使えないことがほとんどなんですね。
そして開通後に間に合って使えたとしても、費用負担が発生してしまいます。なぜなら、免除されるのは2,000円〜6,000円程度の解約金のみで、工事費や事務手数料などは請求されからですね。

解約金の設定のない光回線であれば、この制度は全くの無意味ということになります。
工事費用は20,000円〜45,000円ほどで設定されていることが多く、以下のように光回線によって様々です。
工事費用例
- ドコモ光工事費:〜22,000円
- auひかりホーム工事費:41,250円
- NURO光工事費:44,000円
※土日工事費+3,300円や、その他費用が必要なこともあります
初期契約解除は工事完了後は使えない可能性が高い上に、使えてもかなりの費用がかかることがあります。工事が完了(開通)してしまえば、使うことはできないと理解しておいてくださいね。
【光回線の選び方】失敗してキャンセルしないために知っておくべきこと

余計な労力をかけないために、契約後のキャンセルはできるだけ避けたいですよね。
そのためには、どのようなポイントを押さえて光回線を選ぶかを理解しておくことが大切です。
契約後のキャンセルを避けるために、押さえておきたい要点をお伝えします。
「今使ってるサービス」や「使いたいサービス」があるかの確認
基本的なことですが次に使う予定の光回線で、使いたいサービスが利用可能か確認しましょう。もし使えないサービスがあれば、代替案を考えないといけません。
似たようなサービスや代替案があっても、内容が異なることがあります。
- 同じようなテレビのサービスでも、チャンネル構成が違った
- セキュリティが違う会社だった
どんなサービスが使えるのか、引き継いで使えるサービスがあるかの事前チェックはたほうが良いですね。
よく使われている「光回線付属サービス」を3つあげるとすると、
代表的な光回線付属サービス
- ひかり電話
- ひかりテレビ
- 無料のサービス
これら3つはキャンセル理由としても多いので、しっかり確認しましょう。

自分自身に心当たりがなくても、実は(家族が)使ってて...なんてことをよく聞きますね。
この3つの「光回線付属サービス」について説明します。
光回線の固定電話[ひかり電話]

ひかり電話は、固定電話を光回線で使うサービスです。固定電話を使う人はかなり減っていますが、それでも利用者はまだまだいます。
光回線を使っている場合、固定電話は光と一緒になっていることが多いですね。
ひかり電話かどうかわからないときは、電話機の線(モジュラーケーブル)がどこに繋がってるか確認してください。
繋がっているところは、基本的の下記のモジュラージャックかONU(HGWなど機器)のどちらかです。
モジュラージャック
出典:フレッツ・ADSL サポート情報|NTT東日本
ONU(背面側)
出典:標準タイプ(RX)|NTT東日本
モジュラーケーブルがONUに繋がっていればひかり電話ですね。
自宅の固定電話がひかり電話になってるのを知らずに乗り換えた結果、固定電話が使えなくなるトラブルが発生します。
ただ適切にひかり電話の番号を引き継ぐ手続きをすれば、固定電話の番号は変わりません。
今まで固定電話の番号は、NTTアナログ発番等でなければ番号をそのまま引き継げる「番号ポータビリティ」ができませんでした。このことから、光回線を乗り換えると固定電話の番号が変わる可能性があるという懸念点がありましたが、現在は解消されています。2025年1月より、「双方向番号ポータビリティ」という制度が始まり、異なる通信事業者やサービス間で電話番号を変更せずに乗り換えができるようになりました。
自宅の固定電話がひかり電話になっている場合は、適切な手続きを行うことで、電話番号を変えずに引き継ぎすることが可能です。光回線の申し込みに合わせて、ひかり電話の申し込みをしましょう。

番号ポータビリティは、3,300円前後の費用がかかることが多いので、事前に把握しておいてくださいね。
光回線のテレビサービス[ひかりテレビ]

光回線には、インターネットを使った有料のテレビサービスがあり、利用していることを忘れて光回線を乗り換えると、テレビサービスが見れなくなります。
有料のテレビサービスは各社様々ありますが、一番利用者が多いサービスが「フレッツ・テレビ」ですね。
「フレッツ・テレビ」はフレッツ光のテレビサービスで、アンテナをつかわなくても光回線で地上波のテレビを見ることができます。スカパーなどの専門チャンネルもオプションで追加すればで見れますね。
フレッツ光と同様に、光コラボでもフレッツ・テレビと同様のサービスが使えます。名称のみ、下記のように光回線によって異なります。
- ドコモ光:ドコモ光テレビオプション
- ビッグローブ光:ビッグローブ光テレビ
- SoftBank 光:ソフトバンク光テレビ
- とくとくBB光:GMO光テレビ

少し複雑ですが、NTTドコモ(旧ぷらら)が提供する「ひかりTV(ひかりティーヴィー)」と「フレッツ・テレビ」は別のサービスです。
「電力系光回線」にも同様に光回線で地上波を見るテレビサービスがありますが、auひかりとNURO光は、地上波のテレビのサービスには対応してません。
このことから、地上波のテレビを光回線で見ている場合は、auひかりやNURO光に乗り換えるとテレビが見れなるため、注意が必要ですね。
※NURO光には一応代替えサービスがあります。

どうしてもauひかりやNURO光に乗り換えたい場合は、代わりにアンテナを用意したり、別途ケーブルテレビと契約すれば解決できます。
フレッツ・テレビを利用しているかわからない場合は、光回線のONUを見るとわかります。ONUにテレビの同軸ケーブル(円形で硬いケーブル)が繋がっていれば、フレッツ・テレビを利用中です。下記を参考にしてください。
光回線を乗り換えた後に、テレビが見れなくなった...とならないように、自宅のテレビが有料のテレビサービスなのかどうかを把握しておきましょう。

集合住宅にお住まいの場合は、建物の共有設備でテレビを見ているため、地上波の放送に関しては気にする必要はありませんね。
光回線によって使える「無料サービス」
各種光回線には、特典としていろいろな無料サービスを提供されていることがあります。「無線ルーター(Wi-Fi機能)」無料レンタルなどがよくある例です。
「とくとくBB光」では無線ルーターを無料で貸し出していたり、「NURO光」のようなONU内蔵型のWi-Fiなどがありますね。
レンタルルーターの一例
NURO光のONUの一例
ほかにも無料のセキュリティ機能やポイントが貯まるサービスなど、色々あります。
無料サービスが有料になることで、実はたいして得しないなんてことも。当たり前に使ってるサービスが実は他社では有料、もしくは取り扱いが無いということがあるので注意が必要ですね。

乗り換え前にポイントを使い切ることをおすすめします。
「家族」「同居人」などの了承を得る
ご家族と同居している場合は、みんなでインターネット回線を使っていることが多いでしょう。光回線を乗り換える前に事前に相談、少なくとも声かけだけでもしてください。
実は、他の家族が今の光回線にこだわりがあるとか、特殊なサービスを使っていて乗り換えられないとか。このような状況で勝手に進めると、トラブルになってしまいます。
以下のような事例がありますね。
- 同居人がオンラインゲームをしてい、乗り換えることで通信速度が遅くなり、トラブルになった。
- 家族がプロバイダーのメールを利用していたが、知らずに乗り換えて使えなくなった。
複数人でネット回線を利用している場合は、事前に乗り換えて問題ないかを確認するようにしましょう。

「奥様が反対で…」や「子供に怒られて…」という理由でキャンセルの申し出を承ることは、本当に多いですよ。
「解約金キャッシュバック」「キャンペーン」適用条件の確認
「〇〇円キャッシュバック」などのキャンペーンは、適用条件や受け取り方法が複雑な場合があります。もしよくわからなかったり、条件合わなかったりで受け取れないと、かなり勿体ないことになりますね。
コストダウンやキャンペーン目的で乗り換えたのに、受け取れなかったら乗り換える意味がなくなってしまいます。
- 工事費の残債がキャッシュバック対象だと思っていたら、実際には対象外だった
- キャンペーン適用のために(必要のない)オプション加入が必要だった
- すぐ受け取れると思っていたのに、実際には受け取りが1年先だった
こういった認識の相違が本当に多いですね。
ウェブサイトで申し込むときは、条件や注意事項の箇所も飛ばさずに必ず確認しましょう。対面や電話での申し込みのときは、理解できるまで遠慮なく聞いてください。
せっかくのキャンペーンが適用できないと、金額によっては大損です。必ず事前に確認して、申し込みを進めるようにしましょう。

悪質な業者の場合は、条件を曖昧にしたり言わなかったりします。しっかりと説明してくれない場合は、契約を見送るのが無難です。
おすすめの光回線4選
キャンセルできるとしても、できるだけ失敗したくはないですよね。失敗をできる限り避けたいという人は、光コラボから光回線を選ぶと失敗しにくいです。
おすすめの理由は以下の7つですね。
光コラボがおすすめの理由
- 料金も無難な設定で、各携帯キャリアのセット割が利用できる
- 提供エリアが広い
- 他の光回線より利用開始が比較的早い
- オプションも豊富
- 光回線を撤去する際に費用負担がない
- 将来的な乗り換えで、光コラボ同士であれば工事不要
- 10Gbpsプランの提供エリアが一番広い
特に、同じ携帯キャリアのスマホが2台以上持っていて料金重視であれば、セット割は最優先事項ですね。
光コラボ同士の光回線であれば、乗り換え時に工事が不要で手間がないです。将来的に携帯キャリアを乗り換えても、工事不要で光回線も一緒に乗り換えられるため、選択肢も豊富ですね。
特別なこだわりや事情がなければ、光コラボから光回線を選ぶとキャンセルのリスクも減ります。
光コラボでのおすすめの光回線は、4つあります。
【とくとくBB光】無難に安く使いたい人向け

【とくとくBB光】はGMOが運営している光コラボで、利用料金が最安値水準です。
スマホとのセット割はできないので、格安スマホやとにかく光回線を安く使いたい人が利用している光コラボですね。他の光回線との料金の違いは以下の通りです。
光回線 | 戸建てタイプ | マンションタイプ |
---|---|---|
とくとくBB光 | 4,810円 | 3,773円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
SoftBank 光 | 5,720円 | 4,180円 |
So-net光 M | 5,995円 | 4,895円 |
@nifty光 | 5,720円 | 4,378円 |
@T COMヒカリ | 5,610円 | 4,180円 |
エキサイトMEC光 | 4,950円 | 3,850円 |
NURO光 | 5,200円 | 3,850円 |
auひかり | ~5,610円 | 4,180円〜 |
セット割対象のスマホをお持ちでなければ、とくとくBB光が安値で使えますね。
光コラボは600社以上あるので、料金が同じ水準の光回線もありますが、その中でもとくとくBB光は特典も豊富なのでおすすめです。
とくとくBB光がおすすめの理由
- キャッシュバックキャンペーンあり
- 他社解約金を補填
- 工事費用が実質無料
- IPV6対応ルーターを無料レンタル
スマホのセット割引が1台だけの場合でも、セット割がないとくとくBB光のほうが安いこともあります。割引を含めた総額で比較してみると良いでしょう。

ソフトバンクスマホやauスマホを1台のみ利用の場合は、セット割を考慮したとしても、とくとくBB光のほうが割安です。
もしどの光回線にするかで迷った場合は、とくとくBB光を選べば大きく間違えることはほぼないですね。
【ドコモ光】
ドコモスマホユーザー向け

「ドコモスマホ」を利用中の人には、【ドコモ光】が最適です。スマホとのセット割、その他様々なメリットがあります。
ドコモ光をおすすめの理由
- ドコモスマホとのセット割ができる
- 支払いをスマホとまとめられる
- 工事費が無料
- 他社の解約金をキャッシュバック
ドコモ光料金
- 1ギガ戸建タイプ:5,720円
- 1ギガマンションタイプ:4,400円
- 10ギガ戸建タイプ:6,380円
- 10ギガマンションタイプ:6,380円
セット割は現行プランで1,100円割引(irumo0.5GBは対象外)
※旧プランには550円など複数の割引設定あり
一部エリアでは10ギガ回線も選ぶことができ、6ヶ月間は月額500円だけで10ギガ回線を使えるキャンペーン中です。ドコモスマホを持っていて1,100円の割引対象であれば、ドコモ光を選ぶと一番間違いがありませんね。

ドコモスマホとのセット割ができるのは、「ドコモ光」と「ドコモ home 5G」のみです。光回線を利用する上でドコモスマホが2台以上あればドコモ光が一番割安ですね。
\最大100,000円キャッシュバック/
【ビッグローブ光】auスマホとUQモバイルユーザー向け

「auスマホ」と「UQモバイル」の利用ユーザーは【ビッグローブ光】がおすすめです。
BIGLOBEはKDDIの完全子会社なので、KDDIのスマホとセット割ができるんですね。
- auスマホセット割:auスマートバリュー
- UQモバイルセット割:自宅セット割
ビッグローブ光料金
- ファミリータイプ:5,478円
- マンションタイプ:4,378円
- ファミリー10ギガタイプ:6,270円
- マンション10ギガタイプ:6,270円
〈スマホセット割〉
- au:550円 or 1,100円
(旧プランには異なる割引設定もあり) - UQ:638円 or 858円 or 1,100円
(コミコミプランは割引対象外)
※割引適用のために、実際には使わないとしても「ひかり電話」の契約が必要です。月額料金に+550円となります。
他にもauスマホとセット割のできる光コラボはありますが、ビッグローブ光は同じKDDIなので、支払いをおまとめしてわかりやすくできるメリットもありますね。
「auスマホ」や「UQモバイル」を利用中の方は、ビッグローブ光がおすすめです。特に、auスマホを2台以上お持ちであればかなり割安で使えるため、間違いのない選択肢と言えますね。

一応、スマホが【BIGLOBEモバイル】ならセットで200円安くできます。
【SoftBank 光】
ソフトバンクスマホとワイモバイルユーザー向け

「ソフトバンクスマホ」と「ワイモバイル」を利用中なら、スマホとのセット割ができる【SoftBank 光】を選ぶと良いでしょう。
- 1ギガファミリー:5,720円
- 1ギガマンション:4,180円
- 10ギガファミリー:6,380円
- 10ギガマンション:6,380円
〈スマホセット割[おうち割]〉
- ソフトバンク:1,100円
(旧プランには異なる割引設定もあり) - ワイモバイル:1,100円 or 1,650円
(旧プランには異なる割引設定もあり)
※割引適用のため、使わなくても「オプションパック」の契約が必要。実際の利用料金は各料金に+550円です。(10ギガプランは513円)
セット割以外にも、スマホと光回線の請求をまとめてわかりやすくできたり、キャッシュバック特典があったりとメリットは豊富です。
NURO光もソフトバンクスマホとのセット割は可能です。速度や料金を重視する場合はNURO光も選択肢としてはありで、総合的に選ぶならSoftBank 光という感じですね。

NURO光の提供エリア外にお住まいの場合は、SoftBank 光を選ぶと間違いありません。
\最大46,000円キャッシュバック中!/
まとめ
本記事のまとめです。
- 光回線を契約した後でも、工事完了前ならキャンセル可能です。
(工事後は費用が発生) - 電話などでキャンセル意思を伝えて、届いてる機器があれば返却すること。
(乗り換え前の光回線の解約キャンセルも忘れずに) - ユーザー都合キャンセルとして「初期契約解除」制度も利用可能。
(ただし使う機会はほぼなし) - 失敗してキャンセルとならないように、光回線で使っているオプションサービスを確認しておく。
(ひかり電話、ひかりテレビ、その他) - 家族了承も忘れずに。キャッシュバックなどのキャンペーンの条件は必ず確認する。
(後々のトラブルの回避するため) - 間違えないように光回線を選びたいなら、「光コラボ」から選ぶと安心です。
光回線の契約を取りやめたい場合は、工事完了前までにすみやかにキャンセル手続きをしましょう。
契約する前に、キャンセルの原因になりがちなポイントを理解しておくと、今後間違えることも少ないでしょう。
ぜひ自分に合ったより良い光回線を選び、不満のないインターネット環境を整えてくださいね。