この記事で解決できる悩み
- 光回線にも種類がある?
- それぞれのメリット、デメリットは?
- どの種類の光回線を選べば良いか知りたい!
こんな悩みを解決できます!
光回線は大きく4種類にわかれていて、それぞれにメリットやデメリットがあります。この光回線の種類が理解できれば、自分に合った光回線を選ぶことができまね。
これから紹介する4種類の特徴がわかれば、
- 光回線を初めて乗り換える人
- 初めて光回線を契約する人
このようなインターネットに詳しくない人でも、一番適切な光回線を利用することができます!
記事の前半では4つの光回線の特徴を解説しつつ、記事の後半ではそれぞれの条件に合わせた光回線の選び方を具体的に解説します。
記事の最後には、光回線の種類を考慮した上で、選ぶべきインターネット回線をご紹介します。
≫【4種類の光回線】3パターンの使い方別おすすめ回線
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
光回線は主に4つに分類される

光回線は大きく以下の4種類に分類されます。
光回線の種類
各光回線によって提供可能エリアや料金、性能など特徴が異なります。
光回線は簡単には乗り換えられないので、導入を検討している場合は、事前にしっかりと各種の特徴を理解しておく必要がありますね。
まずは、4つの光回線について解説します。
【フレッツ光】NTT東西が提供する光回線

【フレッツ光】は「NTT東日本」「NTT西日本」が提供する光回線です。
2001年に「Bフレッツ」という名称でサービスを開始した、光回線の中でも歴史の長い回線です。そのため、NTTの光(フレッツ光および後述する光コラボ)が、光回線の中でシェア率がトップですね。
FTTH事業者の契約件数シェア(2024年3月末)では、NTTの光回線(フレッツ光および光コラボ)契約数が東西合計で2365.3万件(シェア58.6%)となった。
出典:FTTHの2023年度純増数は100万件割れ|MM総研
最大手の通信業者としての安心感がありますね。次にフレッツ光の提供エリアや、メリット・デメリットなども解説します。
【フレッツ光】提供エリア
フレッツ光の提供エリアは47都道府県全てです。エリアカバー率も全国95%以上で、基本的に離島や山奥など過疎地以外ではほぼ利用可能ですね。
日本全国で使えますが、「NTT東日本が提供するエリア」と「NTT西日本が提供するエリア」に分かれており、料金体系が異なるため注意が必要です。
例)マンションタイプミニの場合
- NTT東:4,455円+プロバイダ料金
- NTT西:4,950円+プロバイダ料金
具体的な「東日本」「西日本」のエリア分布はこちらです。

【NTT東日本】エリア
地方 | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北地方 | 青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 |
関東地方 | 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 |
中部地方 | 新潟県・山梨県・長野県 |
【NTT西日本】エリア
地方 | 都道府県 |
---|---|
中部地方 | 富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県 |
近畿地方 | 三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県 |
中国地方 | 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県 |
四国地方 | 徳島県・香川県・愛媛県・高知県 |
九州地方 | 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 |
フレッツ光は全国で利用可能です。ただし、東日本と西日本エリアにわかれるため、契約先が「NTT東日本」か「NTT西日本」かを間違えないようにしましょう。

フレッツ光を利用中で東西をまたぐ引っ越しは、契約先が変わるので解約後に新規契約が必要です。
【フレッツ光】のメリット
最大のメリットは前述の通り、全国の47都道府県で利用できることですね。
人口の少ない地方は光回線の選択肢が限られてしまいます。そのような状況でも、フレッツ光は利用できる可能性が非常に高い光回線です。
エリアはまだ限られますが、最大通信速度10Gbpsの【フレッツ光クロス】もあります。対象エリアも随時拡大しており、今後が期待できます。
フレッツ光のメリットは、その提供エリアの広さと、NTTが運営しているという知名度ですね。
【フレッツ光】のデメリット
フレッツ光は「別途プロバイダ契約が必要」ということがデメリットですね。
プロバイダを簡単に説明すると、光回線をインターネットに接続する役割を果たす事業者のことです。フレッツ光単独ではインターネットを利用することができないんですね。
結果としてフレッツ光料金とプロバイダ料金の両方がかかるので、料金的にも他の光回線よりも割高になってしまうことがあります。
ネット回線のトラブルが発生した際に、フレッツ光(NTT東西)かプロバイダかどっちに問い合わせるべきか迷ってしまうこともあるでしょう。
フレッツ光は契約先がNTTとプロバイダに分かれるため、料金が高くなったり、問い合わせ先が分かれてしまうことがデメリットですね。
【光コラボレーション(光コラボ)】様々な事業者が提供する光回線

【光コラボレーション】はNTTから光回線を借りて提供されるサービスです。プロバイダとNTT光回線がセットになっていて、「光コラボ」とも言われます。
(当サイトでも「光コラボ」と記載しています。)
2015年に「NTT東日本」と「NTT西日本」が光回線の卸売を開始したのが始まりで、中身はフレッツ光と同じです。
例えば、代表的な光コラボ事業者は、携帯キャリア系なら以下の4社ですね。
- NTTドコモ:ドコモ光
- ソフトバンク:SoftBank 光
- BIGLOBE(KDDI):ビッグローブ光
- 楽天コミュニケーションズ:楽天ひかり
フレッツ光とは異なり、プロバイダと一体型のため別途契約が不要で手続きが簡単です。料金面や契約の手間を考えると、フレッツ光よりもおすすめですね。
【光コラボ】提供エリア
光コラボはフレッツ光と中身が一緒で、提供エリアも同じです。フレッツ光は提供可能なのに、光コラボが提供不可ということはありません。
1点だけ違うのは、フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本で契約が違いましたが、光コラボは東西エリアに関係なく利用できます。
フレッツ光と同様、光コラボは提供エリアについては迷うところがないのが強みですね。

【光コラボ】のメリット
光コラボは、メリットがいくつかあります。メリットを3点挙げるとすると以下の通りです。
- フレッツ光と同じ提供エリアなので、日本全国で使える
- スマホとセット割が出来る光回線もあり、月額料金もフレッツ光よりも割安
- NTTの光回線同士の乗り換えであれば工事不要
(フレッツ光⇒光コラボ、または光コラボ⇒光コラボ)
光コラボは、提供エリアがフレッツ光と同じで全国で使えるという強みがあり、価格はフレッツ光よりも抑えられます。光コラボ同士の乗り換え(事業者変更)であれば光回線の工事も不要で、将来的に乗り換える際も簡単!
特別なこだわりがなければ、光コラボの中から自分に合った光回線を選ぶのが良いですね。
【光コラボ】のデメリット
唯一のデメリットとすれば、選択肢が多すぎることでしょう。「光コラボの提供事業者」は600社以上あるので、事業者選びを間違えると損してしまう可能性もあります。
ほとんどが優良な光回線事業者ですが、中には質の悪い事業者も存在しますね。例えば、ごく一部で以下のようなケースです。
- 料金設定が平均以上に割高な光回線
- 必要なサポートがない
- トラブル時の対応が悪い
- 解約手続きが意図的に複雑化されている
質の悪い事業者を避けるには、ある程度有名な光回線業者を選べば安心できますね。(携帯キャリことアが運営する光回線など)
もちろんマイナーな光回線でも、良いサービスを提供する事業者はたくさんあります。
光コラボは契約先をしっかりと選ぶとことで、デメリット部分を避けることができますね。
光コラボで特におすすめの光回線は
「とくとくBB光」です!
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戸建て:4,810円 マンション:3,773円 - 工事費実質無料
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- V6プラス対応無線ルーター無料レンタル(1ギガプラン)
- 縛りなしで解約金0円
- 解約金補填以外にも、最大54,000円キャッシュバックあり
月額料金が格安で、他社光回線の乗り換えでも解約金の補填があり安心。最大54,000円のキャッシュバックもあり、コスパ最強の光回線!!
【ダークファイバー】KDDIとSONYが提供する光回線

「ダークファイバー」とは、NTT東日本とNTT西日本が敷設した光ファイバーケーブルのうち、未使用の予備の回線を指します。
この未使用の光回線を、一般向けサービスとして実際に提供しているのがこの2社です。
- KDDIが提供する【auひかり】
- Sony Network Communicationsが提供する【NURO光】
(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
※【auひかり】は一部エリアでダークファイバーではなく電力系光回線と同じように独自の回線での提供もしています。

「ダーク」とついていますが、決して怪しかったり中二病ではないですよ。
NTT光回線の予備なので全国で使えそうですが、実は提供可能エリアは限られています。しかも「auひかり」と「NURO光」は提供エリアが異なるので、続いて詳しく解説します。
【auひかり】提供エリア「ホーム1・5・10ギガ」「マンションタイプ」

【auひかり】のエリアカバー率は70%で、フレッツ光や光コラボと比べると提供可能エリアが狭いですね。
少し複雑ですが、auひかりの提供エリアは「戸建タイプ(ホーム)」と「マンションタイプ」で違います。
【auひかりホーム】は36の都道府県で提供されています。

【auひかりホーム】提供エリア
地方 | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北地方 | 青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県 |
関東地方 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・茨城県・栃木県 |
中部地方 | 山梨県・新潟県・長野県・石川県・富山県・福井県 |
中国地方 | 鳥取県・岡山県・島根県・広島県・山口県 |
四国地方 | 香川県・徳島県・愛媛県・高知県 |
九州地方 | 福岡県・大分県・佐賀県・宮崎県・熊本県・長崎県・鹿児島県 |
この36都道府県で「auひかりホーム1ギガ」が利用できます。
また東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県の一部ではダークファイバーではなく、KDDIの完全独自回線で提供しているエリアがあります。この一都三県では、下記の高速回線が利用できます。
- auひかりホーム5ギガ
- auひかりホーム10ギガ
関西地方と東海地方は未提供エリアですね。
【auひかりホーム】未提供エリア
静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県・沖縄県
【auひかり マンション(マンションタイプ)】は、導入済みの建物に限りますが、沖縄県以外の日本全国で利用できます。
auひかりは利用できない地域があるため、自分の住まいが提供可能エリアかどうかを、事前に確認しておく必要がありますね。

沖縄県では、沖縄セルラーが提供する「auひかり ちゅら」という同等のサービスが使えます。
auひかりにはプロバイダが複数あります。中でも「GMOとくとくBB」は特典が豊富でおすすめです。
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【NURO光】提供エリア

【NURO光】の提供エリアは【auひかり】よりもさらに限定されます。
通信速度は、提供可能エリアであれば2Gbpsと高速で、一部エリアでは10Gbpsのプランも選択できます。(宮城県・福島県・山形県の東北3県は【NURO光10ギガ】のみ提供。)

【NURO光】提供エリア
地方 | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北地方 | 山形県・宮城県・福島県 |
関東地方 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・茨城県・栃木県 |
中部地方 | 愛知県・静岡県・岐阜県 |
関西地方 | 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・三重県 |
中国地方 | 広島県・岡山県 |
九州地方 | 福岡県・佐賀県 |
今のところ、提供可能エリアはこの24都道府県に限られています。エリアの拡大は随時行っているようなので、今後に期待ですね。
現時点では未提供エリアも多いため、NURO光を検討される場合は、必ず利用したい住所が提供エリアなのかどうかを事前に確認しましょう。
【ダークファイバー】のメリット
ダークファイバーはNTTの予備の光回線なので、フレッツ光や光コラボとは完全に区別されています。そのため利用者は少なめで混雑しにくく、安定しやすいという特徴がありますね。
またNURO光は2Gbpsと速度が速く、料金も比較的安く設定されています。
【NURO光】月額料金
- 戸建て2ギガプラン:5,200円
- 戸建て10ギガプラン:5,700円
- マンション2ギガプラン:3,850円
- マンション10ギガプラン:4,400円
ソフトバンクスマホやワイモバイルとのセット割「おうち割光セット」も可能で、1台あたり最大1,100円の割引ができます。
また「10ギガマンション」は、他の光回線と比べて以下のように割安です。
マンションタイプ(10ギガ)料金
- ドコモ光 6,380円~
- SoftBank 光 6,380円
- ビッグローブ光 6,270円
- NURO光 4,400円
かなりお得な料金設定で、無線LAN機能も無料で使えます。
auひかりとNURO光は、フレッツ光や光コラボと比べて通信速度に優位性があります。ダークファイバーを使えるエリアであれば、選択肢のひとつになりますね。
【ダークファイバー】のデメリット
ダークファイバーのデメリットは、やはり提供エリアですね。
【auひかり】と【NURO光】は、フレッツ光や光コラボと比べて提供エリアが限られます。提供エリア外で利用したくてもできない場合があるのが、ダークファイバーの弱点ですね。

なんと、和歌山県だけauひかりもNURO光も使えない、ダークファイバーが利用できないエリアなんです。
契約したくても提供エリア外の可能性があるので、事前にエリア確認が必須ですね。
またダークファイバーには、地上波のテレビを見るサービスがありません。
一応、NURO光には「ひかりTV for NURO」というテレビサービスで、地上波の放送を見ることはできます。ただ基本的にテレビ1台しか対応していないのと、料金も割高なのでおすすめはできません。料金差は以下の通りです。
光コラボでは、名称は変わりますが「フレッツ・テレビ」のサービスが使えます。
テレビサービス名称例
- とくとくBB光:GMO光テレビ
- ドコモ光:ドコモ光テレビオプション
- SoftBank 光:ソフトバンク光テレビ
- ビッグローブ光: ビッグローブ光テレビ
チャンネルや料金も全てフレッツ・テレビと同じですね。電力系光回線でも地上波のテレビが見れるサービスがあります。
光回線で地上波の放送を見たい場合、ダークファイバーは選択肢から外れます。
ダークファイバーでインターネット回線を利用する場合は、提供エリアに注意し、地上波のテレビサービスは使えないということを把握しておきましょう。

地上波のテレビサービスにも、提供エリアの可否があるので注意が必要です。
【電力系光回線】5社の電力会社が提供する光回線

電力系光回線は、各電力会社が提供するインターネット回線です。合計5社の電力会社が提供しています。
各電力会社の光回線
- 中部電力:【コミュファ光】
- 関西電力:【eo光】(イオ)
- 中国電力:【MEGA EGG】(メガ・エッグ)
- 四国電力:【ピカラ光】
- 九州電力:【BBIQ】(ビビック)
電力系光回線の提供エリア、メリット・デメリットについて解説します。
【電力系光回線】提供エリア
電力系光回線の提供エリアは、各電力会社によって異なります。電力会社同士で提供エリアが重複することはありません。提供エリアは以下の都道府県です。

電力会社の供給エリアのみの光回線なので、ダークファイバーよりもさらに提供エリアが限定されますね。
地域限定の光回線のため、利用を検討の際は提供可能エリアに注意しましょう。
【電力系光回線】のメリット
電力系光回線は、各電力会社ごとの単独回線ですので、ダークファイバーと同じく回線が安定しやすい特徴があります。
月額料金も比較的割安な設定となっています。
以下は戸建ての1Gbpsプランでの比較です。
光回線 | 月額料金 |
---|---|
コミュファ光 | 5,170円 |
eo光 | 5,448円 |
MEGA EGG電気割プラス | 5,170円 |
ピカラ光ステップ2 | 4,950〜4,620円 |
BBIQ九電まとめて割 | 5,500円 |
ドコモ光 | 5,720円 |
SoftBank 光 | 5,720円 |
BIGLOBE光 | 5,478円 |
とくとくBB光 | 4,818円 |
初めの1年間は割引がついているプランがあったり、長く使うと料金が下がるプランもあったりと、お得な料金プランもありますね。
さらに各社電力系光は「auスマホ」や「UQモバイル」とのセット割が適用できます。
セット割の条件として、ひかり電話の契約が必要となります。ひかり電話込みの料金比較は、戸建て1Gbpsプランで以下のようになります。
光回線 | 月額料金 |
---|---|
コミュファ光 | 5,500円 |
eo光 | 5,762円 |
MEGA EGG電気割プラス | 5,665円 |
ピカラ光フラットコース | 5,940円 |
BBIQ九電まとめて割 | 6,160円 |
BIGLOBE光 | 6,028円 |
auひかり | 6,160円 |
セット割でひかり電話を考慮しても、電力系光回線の多くが安く使える設定です。「auスマホ」や「UQモバイル」を利用中で、電力系光回線の提供エリア内なら、選択肢にはいりますね。
(コミコミプランなどの割引対象外プランを除く)
電力系光回線は、速度も安定しやすく、比較的料金も安くなっています。特にauやUQモバイルの利用ユーザーであれば、利用する価値のある光回線と言えますね。
【電力系光回線】のデメリット
デメリットは、ダークファイバーよりも狭い提供エリアです。auやUQモバイルのユーザーにオススメの光回線ですが、利用したくても提供エリア外で契約...できないというケースが多いです。
また電力系光回線は、西日本エリアの電力会社しか提供していないため、東日本エリアに住んでいる方はそもそも選択肢に入らないですね。

東北電力の光回線で「東北電力フロンティア光」というサービスがありますが、光コラボなので電力系光回線ではありません。
電力系光回線のデメリットは提供エリアなので、ご自宅が提供エリアかどうかをしっかりと確認しましょう。
提供エリアについては、上記の【電力系光回線】提供エリアの各詳細をクリックしてみてください。
【マンションタイプ】光回線の配線方式は3種類

光回線の種類とは別に、マンションやアパートの【マンションタイプ】には以下の3種類の配線方式があります。
建物の構造や契約内容によって配線方式は決まっているため、利用者側で選択することはできません。
光回線の種類によって、配線方式が変わることもあります。例えば「NTT光回線」「auひかり」どちらも導入されている集合住宅で、下記のように導入方法が異なることがあります。
- NTT光回線:「光配線方式」
- auひかり:「VDSL方式」
通信速度や工事内容など、違いはいくつかあります。3つの配線方式について詳しく解説します。
[最後まで光ファイバー]光配線方式
光配線方式は、3つの配線方式の中では最も通信速度が速く、安定性があります。
マンションの各お部屋まで光ファイバーで接続できるので、ノイズに強く比較的安定した速度が維持できるんですね。
出典:NTT東日本
ONUまで全て光ファイバーでの接続なので、最大で10Gbpsの通信速度に対応しています。
光回線方式は、3つの配線方式の中で最も速度が速く安定して、最も快適に使えますね。

新しい建物のマンションタイプは、その多くが光配線方式で導入されてます。古いマンションには光配線方式が導入されていないことがあり、その場合は「VDSL方式」などでの導入になりますね。
[最後が電話回線]VDSL方式
「VDSL方式」は電柱から建物の共有スペースまで光ファイバーで、そこから各部屋までは電話回線(メタルケーブル)を用いてインターネットに接続します。
出典:NTT東日本
既に部屋まで引かれている電話回線を利用する為、大掛かりな工事をせずに導入出来ることがメリットです。
VDSL方式は電話回線を利用する関係上、明確に実感できるくらい速度が遅いことがあります。理論上の最大速度は100Mbpsで、さらに電話回線はノイズに弱いため、安定しにくいことがデメリットですね。
VDSL方式しか導入されていない集合住宅の場合、通信速度のこだわりのある方は別の導入方法を考えないといけません。

例としては、マンションタイプではなく、戸建てタイプと同じプランで直接光回線をお部屋に引き込む方法があります。ただし、電柱の位置とか建物の構造上の問題で工事ができなかったり、オーナーや管理会社の許可が得られないこともありますね。
VDSL方式は旧世代の導入方法で、インターネット回線の接続に電話回線を利用するため、通信速度が遅く不安定になりがちです。気になる人は、引っ越しの物件選びの段階などで、確認しておくことをおすすめします。
VDSL方式については、別記事で詳しく解説しています。
≫VDSLが遅い原因とは?光回線との違いやすぐにできる改善方法を解説
[ONU設置なし]LAN配線方式
「LAN配線方式」は電柱から共用スペースまでは光ファイバーでの接続で、ここまでは光配線方式やVDSL方式と同じです。
共用スペースから各部屋までは、LANケーブルで接続されます。
出典:NTT東日本
各部屋にLANケーブルの差し込み口(LANポート)が設置されていて、そこに接続するだけで利用できます。そのため、終端装置(ONU)の設置が不要で簡単に始められるのがメリットですね。
デメリットは、1本の光ファイバーを各お部屋にLANケーブルで共用するため、回線速度が遅くなったり接続が不安定になったりします。特に、夜などの利用者が増える時間帯は遅くなりやすいですね。

通信速度が気になる場合は、上記VDSLでお伝えした内容と同じで、戸建てタイプの光回線を契約することで解消できます。ただし、必ず戸建てタイプを契約できるということではないので、ご注意を。
LAN配線方式は、1本の光ケーブルをLANケーブルで共有するため、通信速度が遅くなりがちです。工事が不要というメリットもありますが、通信速度を気にする人は、物件選びの際に確認しておくようにしましょう。
【4種類の光回線】3パターンの使い方別おすすめ回線

光回線を選ぶ際は、4種類の中から自分に合ったものを選びましょう。
選び方は、用途や予算によって変わってきますね。様々な条件がありますが、大まかに3パターンに分類してご紹介します。
「難しいことは嫌」とにかくわかりやすく使えればそれでOK
特別なこだわりがなく「難しいことは考えずに無難に選びたい」という人には、光コラボがおすすめですね。
光コラボがおすすめの理由は以下の3つです。
- エリアが日本全国で、導入できない地域がほぼない
- 将来的に乗り換えたいと思ったとき「光コラボ」同士なら工事不要で乗り換え可能(事業者変更)
- 工事も他の光回線と比べて早く完了することが多い
このように、無難に選ぶことができます。
光コラボでスマホと組み合わせて料金面で光回線を選ぶなら、この4種類ですね。
- ドコモ:ドコモ光
詳細ドコモ光キャンペーンサイト - ソフトバンク&ワイモバイル:SoftBank 光
詳細SoftBank 光 特設サイト - au&UQモバイル:ビッグローブ光
詳細【公式】ビッグローブ光 - 格安スマホなど:とくとくBB光
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インターネット回線を難しく考えたくない方は、「各携帯キャリアの光回線」または、もともとの光回線料金が安い「とくとくBB光」を選べば無難にお得ですね。
「速度重視」料金より速さが大事
料金よりも環境重視の方は、まずは「10Gbps」が使える光回線を選びましょう。
NTTの光回線では【フレッツ光クロス】の使えるエリアが10Gbps対応ですね。10Gbpsが使えるなら、正直どの光回線でも快適です。
NURO光は10Gbpsが使えるエリアであれば、月額料金も安価でおすすめです。
特に【NURO光マンション】が割安ですね。(無線LAN機能付き)
もちろん、スマホとのセット割を考慮するならば、ドコモ光10Gやビッグローブ光10Gも選択肢に入るでしょう。
10Gbpsが使えないエリアで通信速度を重視するのであれば、以下の順番で選ぶと良いです。
- NURO光
- 電力系光回線 or auひかり
- 光コラボ
速度重視であれば10Gbpsのプランを選び、あとは携帯電話とセット割など複合的に考えると良い条件で選べます。またNURO光が提供可能エリアであれば、有力な候補になりますね。
とにかく「一番お得に」使いたい
料金重視なら、スマホとセットで考えるのがおすすめです。
光回線単体の安さより、割引を含めたトータルコストが重要です。
- ドコモ:ドコモ光
詳細ドコモ光キャンペーンサイト - ソフトバンク&ワイモバイル:NURO光 or SoftBank 光
詳細SoftBank 光 特設サイト - auスマホ&UQモバイル:電力系光回線 or ビッグローブ光
詳細各電力系光回線一覧
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UQモバイルは「auでんき」でも同じく携帯のセット割ができます。光回線をとくとくBB光などの安価な光回線を利用して、UQモバイルは電気とセット割にすると一番割安ですね。
【光回線の種類】まとめ
光回線の種類についておさらいします。
光回線には4つの種類があり、それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。
- フレッツ光
提供可能エリアが日本全国。光回線の歴史としては最も古く、老舗ならではの安心感がある。NTT東西とプロバイダの2社との契約必要なため、料金が割高になりがち。 - 光コラボ
フレッツ光と同じく、提供可能エリアは日本全国。価格の安い事業者や、携帯とセット割のできる事業者など、お得な選択肢が豊富。600社以上が参入していて、選び方を間違えると損する可能性もあり。 - ダークファイバー
フレッツ光などと比べ、速度が速く安定しやすい特徴があり。auひかりはKDDIのスマホ、NURO光はソフトバンクのスマホとのセット割もできる。提供可能エリアが全国ではなく、使えないエリアも多いのが欠点。 - 電力系光回線
独自回線のため、速度が安定しやすい。比較的料金も割安な設定で、auスマホやUQモバイルとのセット割も可能。地域限定の光回線で、提供エリアが限られるデメリットがある。
光コラボから、自分にあった光回線を選択することで割安に使えます。こだわりのある方は、ダークファイバーのauひかりやNURO光、もしくは電力系光回線から選ぶと良いでしょう。
マンションタイプには3種類の配線方式があり、それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。
この3つの配線方式は、ユーザー側で選択ができません。気になる方は、物件選びの際に「マンションタイプが導入されているのか?」導入されている場合は「その配線方式なのか?」を事前に確認しておくと安心できますね。
光回線を契約する際は、4つの種類の中でも「光コラボ」から選ぶと無難で安く使えます。自身の使っているスマホと合わせて選択するとよりお得ですね。
- ドコモ:ドコモ光
詳細ドコモ光キャンペーンサイト - ソフトバンク&ワイモバイル:SoftBank 光
詳細SoftBank 光 特設サイト - au&UQモバイル:ビッグローブ光
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こだわりがあれば、NURO光や電力系光回線、auひかりから選ぶのもありですね。(特に、通信速度にこだわりがあれば)
4つある光回線の種類から、自分に最適な光回線を選んで、ぜひ快適なインターネット環境を整えてくださいね!

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