この記事で解決できる悩み
「モバイル回線と光回線、自分にはどっちが合っているんだろう…」
答えが見つからずになんとなく契約して、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいですよね。
実は、モバイル回線と光回線の違いはとてもシンプルです。あなたのライフスタイルと照らし合わせれば、最適な答えが見つかります。
この記事では、インターネット初心者の人でも完全に理解できるよう、モバイル回線の基本から光回線との8つの違い、「あなたに向いているのはどちらか」まで、わかりやすく徹底解説しています。

記事の最後には、おすすめのホームルーター、おすすめモバイルルーターもお伝えします!
快適なインターネット生活のために、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
この記事を書いている人

内山田部長
11年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
モバイル回線とは?【初心者向けにわかりやすく解説】

モバイル回線とは、無線通信を利用してインターネットに接続する回線のことです。
基地局と通信機器(スマホやルーターなど)の間を電波でつなぐ仕組みで、場所を選ばずにインターネットを利用できます。
ここでは、「モバイル回線の基本的な仕組み」や「モバイル回線でできること」について、詳しく解説します。
モバイル回線の基本的な仕組み
モバイル回線は、携帯電話会社が設置した基地局から電波を受信することで、インターネットに接続しています。
物理的なケーブル接続を必要としないため、広範囲でインターネットサービスが利用可能です。基地局が電波を送信し、その電波圏内にある端末が信号を受信することでデータのやり取りを行います。
総務省の報告によると、2023年度時点で日本国内には約120万局以上の携帯電話基地局が設置されており、人口カバー率は約99%に達しています。
参考:令和5年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について|総務省
この高密度な基地局ネットワークにより、都市部から地方まで幅広いエリアで安定した通信が可能になっているのですね。
例えるならトランシーバーのようなもので、基地局という親機と端末(スマホやルーター)という子機が電波で会話しているイメージです。
電波が届く範囲であれば、場所を問わずインターネット接続が実現できるのが、モバイル回線の仕組みですね。
モバイル回線でできること(スマホ・モバイルルーターなど)
モバイル回線を使えば、スマホでの通信はもちろん、モバイルルーターを介して複数の機器を同時にインターネットに接続できます。
モバイル回線の活用範囲が広い理由は、様々な端末に対応できる柔軟性にあります。スマホ単体での利用に加えて、モバイルルーターやホームルーターを使えば、パソコン、タブレット、ゲーム機などの複数デバイスを同時に接続可能です。
利用シーンの例を挙げるとすると、次のようなことができますね。
- スマホ単体
⇒ 通話、SNS、動画視聴、ナビアプリの利用 - モバイルルーター
⇒ カフェや新幹線でのノートPC作業、旅行先での複数デバイス接続 - ホームルーター
⇒ 自宅でのテレビ・PC・スマホの同時接続、オンライン会議
このように、モバイル回線はスマホからルーターまで幅広い端末に対応し、様々な場面でインターネット接続を可能にする万能なサービスです。
モバイル回線と光回線(固定回線)の特徴を解説【違いを理解しよう】

モバイル回線と光回線は、通信に使う媒体が「無線(電波)」か「有線(光ファイバー)」かという点で大きく異なります。
モバイル回線は無線で柔軟に使える利便性が特徴であり、光回線は有線接続による高速・安定性が特徴です。
また、モバイル回線には「自宅用」と「持ち運び用」に分かれます。
上記について、詳しく解説しますね。
モバイル回線の特徴
モバイル回線の最大の特徴は、工事不要ですぐに使い始められる手軽さにあります。
端末が届けばその日から利用でき、引っ越しの際も住所変更手続きだけで継続利用できます。また、電波が届く範囲であればどこでもインターネットに接続できるため、外出先での作業やカフェでのリモートワークにも最適です。

SoftBank Airなど、外出先での利用が禁止されているホームルーターはありますので、その点ご注意ください。
モバイル回線の主な特徴を整理すると、以下の通りです。
開通までの期間 | 最短即日〜数日(端末到着後すぐ利用可能) |
工事の必要性 | 不要 |
利用場所 | 電波が届けばどこでも使える |
持ち運び | モバイルルーターなら可能 |
「スマホ」の使いやすさと同じような感じです。スマホを買ったらすぐに電話やネットができるように、モバイル回線も端末を受け取ったその日から、設定ボタンを押すだけでインターネットが使えます。
モバイル回線は、工事不要・即日利用可能・持ち運び自由(モバイルルーター)という、柔軟性が最大の魅力ですね。
モバイル回線の種類(ホームルーター/モバイルルーター)
モバイル回線を利用する端末には、自宅用の「ホームルーター」と持ち運び可能な「モバイルルーター」の2種類があり、それぞれ用途が異なります。
それぞれの特徴を比較すると、以下の通りです。
項目 | ホームルーター | モバイルルーター |
---|---|---|
利用場所 | 自宅(コンセント必須) | どこでも(バッテリー駆動可) |
同時接続台数 | 20〜60台程度 | 5〜30台程度 |
通信速度(最大値) | 下り最大4.2Gbps程度(機種による) | 下り最大4.9Gbps程度(機種による) |
通信速度(実測値) | 30〜200Mbps(プラン・条件次第) | 20〜100Mbps(プラン・条件次第) |
サイズ | 大きめ(据え置き型) | コンパクト(ポケットサイズ) |
主な用途 | 家族での利用可、光回線代わり | 個人利用向け、外出先で利用 |
電源 | ACアダプター(常時接続) | 内蔵バッテリー(充電式) |

同時接続台数は、あくまでも「接続可能な台数」です。接続数が多くなれば多くなるほど性能が低下します。
例えると、ホームルーターは「デスクトップPC」で、モバイルルーターは「ノートPC」のような関係です。デスクトップPCは性能が高く複数のモニターも接続できますが持ち運べません。ノートPCは性能はやや劣りますが、カフェでも新幹線でも作業できます。
ホームルーターは自宅での安定利用向けで、モバイルルーターは外出先での利用向けです。ご自身の生活パターンに合わせて選んでくださいね。
光回線(固定回線)の特徴
光回線は、光ファイバーケーブルを自宅に直接引き込んで利用する固定回線サービスです。
物理的なケーブル接続により、天候や障害物の影響を受けにくく、通信速度が速くて安定しています。また、データ容量の制限がないため、大容量のデータダウンロードや長時間の動画視聴も快適に行えますね。
光回線の主な特徴をまとめると、以下の通りです。
通信速度(最大値) | 下り最大1〜10Gbps(実測値も高速) |
通信の安定性 | 非常に高い(特に有線接続時) |
データ容量 | 無制限 |
開通までの期間 | 2週間〜2ヶ月(工事が必要) |
月額料金 | 戸建て:5,000〜6,000円、マンション:4,000〜5,000円程度 |
Ping値(応答速度) | 10〜30ms(オンラインゲームに最適) |
光回線は工事が必要というデメリットはあるものの、速度・安定性・無制限という3つの強みにより、自宅で本格的にインターネットを使いたい人に最適な選択肢となっていますね。

光回線と既存の電話回線を使う「VDSL方式」の場合は、モバイル回線よりも通信速度、安定性の両面で劣るケースがあります。
光回線にも種類があり、詳しくは別記事で説明しています。
≫後悔しない光回線選び!4つある種類の違いとおすすめ回線を一挙公開
モバイル回線と光回線の8つの違いを徹底比較

モバイル回線と光回線は、料金・速度・安定性・工事の有無など、以下の8つの項目で違いがあります。
比較項目 | モバイル回線 | 光回線 |
---|---|---|
① 月額料金 | 比較的安い傾向 | 比較的高い傾向 |
② 通信速度 | 最大速度は高いが、実測値は光回線に劣る傾向 | 最大速度・実測値ともに高速で安定している |
③ 通信の安定性・Ping値 | 電波状況や障害物に影響されやすく不安定 | 物理ケーブルのため、非常に安定している |
④ 通信容量の制限 | ほとんどのプランで大容量または無制限だが、短期で大量利用すると制限がかかることがある | 完全に制限なしのプランが一般的 |
⑤ 開通工事 | 不要(コンセントに挿すだけ) | 必要(建物に光ファイバーを引き込む工事) |
⑥ 利用する際の自由度 | 高い(持ち運び可能、設置場所自由) | 低い(契約住居に固定) |
⑦ 初期費用や契約 | 比較的安い、契約しやすい | 工事費が発生(実質無料が多い)、工事不可など契約できないケースあり |
⑧ 利用シーンとの相性 | 外出先、一人暮らし、引っ越しが多い人 | 在宅ワーク、オンラインゲーム、家族利用が多い人 |
① 月額料金の違い
モバイル回線の方が、月額料金は光回線よりも安く設定されている傾向にあります。
大規模な工事やインフラ維持にかかるコストが、光回線よりもモバイル回線の方が比較的低いため、サービス価格に反映されやすいからですね。
具体的な金額はプランによりますが、一般的にモバイル回線が安いプランであれば3,000円台から利用できるのに対し、光回線は戸建てで5,000円台~6,000円台となることが多いです。
通信の品質よりもコストパフォーマンスを重視するなら、モバイル回線が有利ですね。

光回線は、マンションタイプであれば月額4,000円前後~と安く設定されています。
② 通信速度(最大速度と実測値)の差
最大通信速度の数字は両者とも高速ですが、実際に利用する際の「実測値」では光回線の方が速いです。
モバイル回線が電波に依存するため、建物の壁や距離、利用者の多さといった外部要因で速度が変動しやすいのに対し、光回線は物理的な光ファイバーによって、外部の影響を受けにくく安定した速度を提供できるからですね。
オンラインゲームや大容量のデータ送受信など、速度と安定性が求められる用途では光回線に優位性があります。
③ 通信の安定性・応答速度(Ping値)の違い
通信の安定性と応答速度(Ping値)においては、光回線がモバイル回線より格段に優れています。
モバイル回線は基地局からの電波を受信する性質上、天候や障害物、周囲の利用状況によって品質が大きく変動します。一方、光回線は光ファイバーを専用線として利用しているため、ノイズの影響を受けにくいのです。
Ping値(データの応答速度を示す数値)は低いほど安定していて、モバイル回線は50ms以上になることも珍しく、光回線は10~30ms前後と非常に低い値を安定して保てます。

オンラインゲーム(特にFPSや格ゲーなど)では、Ping値が高い(応答速度が遅い)と致命的です。
通信の途切れや遅延が許されない環境では、光回線一択となりますね。
Ping値については、別記事でも解説しています。
≫光回線がなぜか遅い場合はPing値を疑え!測定方法と11の改善案を解説
④ 通信容量の制限の有無
光回線は基本的に通信容量の制限がありませんが、モバイル回線は「実質的な制限」が存在する場合があります。
モバイル回線のプランで「データ容量無制限」を謳ってるものでも、「短期間に大容量のデータ通信を行った場合、通信速度を制限する場合がある」といった但し書きが存在することが一般的です。

「3日間で10GB」のような制限が多いですね
ヘビーユーザーで常に大容量のデータ通信を行う場合は、光回線の方が安心です。
⑤ 開通工事の有無
モバイル回線は工事不要で端末到着後すぐに利用開始できますが、光回線は必ず開通工事が必要で2週間〜2ヶ月かかります。
モバイル回線が電波(無線)で通信するのに対し、光回線は建物内に光ファイバーケーブルを引き込む(有線)必要があるためですね。
モバイル回線は、端末が手元に届けば電源を入れるだけで、最短即日から利用可能。光回線はどうしても申し込みから利用開始までに、2週間から2ヶ月ほどかかります。

特に、引っ越しシーズンの3月や4月は、開通工事までに時間がかかります。
すぐにインターネットを使いたい人や、工事ができない賃貸物件に住んでいる人には、モバイル回線が非常に便利ですね。
光回線でも、工事不要で導入できるケースがあります。詳しくはこちらの記事で解説しています。
≫【必見】工事不要で光回線を乗り換える方法&おすすめ回線!
⑥ 利用する際の自由度
利用の自由度は、モバイル回線が圧倒的に光回線を上回ります。
モバイル回線は電波が届く範囲であればどこでも利用可能であり、モバイルルーターに至っては持ち運びが自由です。光回線は、前述の通り工事で引き込んだケーブルの設置場所から動かすことができません。
例えば、モバイル回線は自宅だけでなく、出張先のホテルや実家でもそのまま利用できますが、光回線は引っ越しの度に手続きと工事が必要になります。
一つの契約でさまざまな場所でインターネットを使いたい人にとっては、モバイル回線の自由度は大きな魅力ですね。

「SoftBank Air」や「ドコモ home 5G」は外出先での利用は禁止されており、登録した設置場所住所でのみ利用可能です。
⑦ 初期費用や契約のしやすさ
初期費用や契約のしやすさでは、モバイル回線の方が光回線よりも有利です。
光回線の「開通工事費」やモバイル回線の「端末代金」は、キャンペーンで実質無料になることが多いため、実際には差がありません。

工事費や端末代は光回線や端末種類によって金額は異なりますが、比較的ホームルーターが高額です。
初期費用には差がないとしても、工事が必要な光回線よりも工事不要なモバイル回線の方が、契約のしやすさと言う点では優位です。
光回線の工事は、集合住宅や戸建てでも賃貸の場合は、大家さん(管理会社)の許可が必要となるケースがあります。また、周辺環境などによって、物理的に工事不可の場合も。
余計な手間なくスムーズにインターネットを始めたい人には、モバイル回線が適していますね。
⑧ 利用シーンとの相性
モバイル回線と光回線は、それぞれの特徴から利用シーンとの相性が異なります。
モバイル回線は「携帯性・即時性」に優れるのに対し、光回線は「大容量・安定性」に優れていますね。
具体的に、モバイル回線は外出先での利用や、動画視聴・SNS程度の軽度な自宅利用に適していて、光回線は在宅ワークやオンラインゲーム、家族全員での同時利用といったデータ負荷の高い利用シーンに最適です。
主な利用目的と利用頻度に合わせて、最適な方を選ぶと良いでしょう。
モバイル回線が向いている人

モバイル回線は、すぐにネット環境が必要な人や、ネット利用が軽めの人に向いています。
また、以下のような人もモバイル回線が適していると言えますね。
移動が多いライフスタイルの人や、手軽さ・即時性を重視する人にとって、モバイル回線は理想的な選択肢となります。
外出が多い人・一人暮らしの人

外出が多い人や一人暮らしの人は、持ち運び可能で工事不要なモバイル回線(モバイルルーター)が最適です。
モバイルルーターは「契約場所でしか使えない」という固定回線の制約がなく、家でも外でも、どこでも一つの契約でWi-Fi環境を持ち歩けます。
一人暮らしで通信量も比較的少ない場合は、光回線ほどのハイスペックな通信は不要で、月額料金の安いモバイル回線で十分です。
外出先での作業が多く、一人分のデータ使用量で十分な人にとっては、モバイル回線が経済的かつ合理的ですね。

一人暮らしでもオンラインゲームしたり仕事で大容量のデータを扱ったりする人などは、光回線の方が良い場合もあります。
引っ越しが多い・工事ができない住居に住む人

引っ越しが多い人や、光回線の工事ができない賃貸物件に住む人にも、モバイル回線は適しています。
モバイル回線は開通工事を一切必要としないため、回線開通までの期間や、引っ越し時の移転手続きの手間を大幅に削減できるからですね。
光回線の場合、賃貸物件では管理会社や大家さんの許可が必要な場合があり、工事が断られるケースも。一方でモバイル回線は、電源を入れるだけで利用でき、物件の制約を受けません。
住居環境に左右されず、手軽にインターネット環境を整えたい人に、モバイル回線は非常に有効です。

ある程度の通性能が欲しい人は、モバイルルーターよりもホームルーターを選ぶと良いです。
光回線が向いている人

光回線は、自宅で長時間インターネットを使う人や家族で複数デバイスを同時接続する人、高速・安定した通信が必須の人に最適です。
以下の人には、光回線の方がおすすめできます。
その他、動画配信やライブ配信をする人、大容量のデータをやり取りする人にも向いていますね。
自宅を主なインターネット利用場所とし、高水準の通信品質を求める人には、光回線がベストです。
在宅ワークやオンライン授業を行う人
在宅ワーク(リモートワーク)やオンライン授業を日常的に行う人には、安定した通信と無制限のデータ容量を持つ光回線が必須です。
Web会議やオンライン授業での音声途切れや画面フリーズは、業務や学習の効率に支障をきたします。
モバイル回線では、通信が不安定になった際に画面が固まったり音声が途切れたりするリスクがありますが、安定した光回線であればそのリスクを最小限に抑えられますね。
通信品質が生活や仕事の質に直結する人は、光回線を選ぶべきと言えます。
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家族での動画・ゲーム利用が多い人
家族で同時にインターネットを利用したり、高負荷なオンラインゲームをプレイしたりする人にも光回線が向いています。
光回線は一度に大量のデータ通信を処理できるため、オンラインゲームをしたり複数の端末が同時に接続したりしても、通信速度が低下しにくいという特徴があります。
例えば、父親が4K動画をストリーミング視聴し、子どもがオンライン対戦ゲームをプレイ、母親がタブレットでレシピ検索をするといった「同時利用」の状況で真価を発揮。モバイル回線では、このように通信負荷が集中すると、家族全員の通信速度が著しく低下することがありますね。
現代の家庭では、スマホ・タブレット・ゲーム機・PCなど複数のデバイスが同時にネットを使う状況が日常化しています。複数のユーザーが高品質なインターネットを同時に利用したい家庭には、光回線の安定性と容量が必要不可欠ですね。

特に、オンラインゲームを本格的にプレイしたい人にとって、光回線は必須です。
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用途別おすすめのモバイル回線

モバイル回線を選ぶ際は、「自宅メイン」か「外出先メイン」かによって、ホームルーターとモバイルルーターのどちらが適しているかが明確に分かれます。
それぞれの端末が想定している利用シーンは異なるため、間違った選択をすると性能を十分に活かしきれません。
ホームルーターとモバイルルーターの違いを整理すると、以下の通りです。
項目 | ホームルーター | モバイルルーター |
---|---|---|
想定利用場所 | 自宅(固定) | 自宅+外出先 |
電源方式 | ACアダプター(コンセント必須) | 内蔵バッテリー(充電式) |
通信速度(実測値) | 30〜200Mbps(プラン・条件次第) | 20〜100Mbps(プラン・条件次第) |
同時接続台数 | 多い(20〜60台程度) | 少ない(5〜30台) |
サイズ | 大きい(据え置き型) | 小さい(ポケットサイズ) |
最適な用途 | 光回線の代替、家族での利用 | 個人利用、外出先利用 |
このことから、以下のように選ぶのがよいでしょう。
自宅での利用がメインの人におすすめのホームルーター
自宅での利用がメインで、光回線工事ができない人にこそホームルーターがおすすめです。
ホームルーターはコンセントに挿すだけで利用でき、モバイルルーターよりも同時接続台数が多く、電波の受信感度も高めに設計されています。
これにより、自宅内での安定性が向上し、リビングや寝室など広い範囲で快適にWi-Fiを使えますね。
ホームルーターは、例えるなら工事不要の簡易光回線のような存在で、ケーブルの配線も必要ありません。
自宅に限定して、手軽さと安定性を両立させたい場合に、ホームルーターは最適な選択肢です。
ホームルーターを利用するのであれば、「SoftBank Air」がおすすめです。
ホームルーターシェア率No.1の実績!月額料金も比較的安く設定されています。
SoftBank Air 月額料金
- 1~3カ月 : 0円
- 3~24カ月 : 4,950円
- 25カ月目~ : 5,368円
さらに、満25歳以下・満60歳以上限定で月額3,278円で使えます!
スマホとのセット割(おうち割 光セット)も適用可能で、ソフトバンクであれば最大1,100円、ワイモバイルであれば最大1,650円割引できます。
詳しくは、SoftBank Air 特設サイトをご確認ください!
ドコモユーザーであれば「ドコモ home 5G」もおすすめできます。
月額料金は5,280円で、ドコモスマホ1台あたり最大1,210円のセット割が可能です。
外出先でもWi-Fiを使いたい人におすすめのモバイルルーター
外出先でも自由にインターネットを使いたい人には、ポケットサイズで持ち運べるモバイルルーターが最適です。
モバイルルーターが外出先利用に向いている理由は、バッテリー駆動で場所を選ばず、カバンやポケットに入るコンパクトさがあるためですね。
カフェや出張先、移動中の電車内など、あらゆる場所でスマートフォン以外の端末をインターネットに接続できます。混雑した公衆Wi-Fiに頼る必要もないため、セキュリティ面でも安心です。
外出先での作業や移動が多いライフスタイルの人には、携帯性とセキュリティを両立できるモバイルルーターが、最も適していますね。
モバイルWi-Fiを利用するなら、「WiMAX +5G」が下り最大4.2Gbps・データ容量無制限で使い勝手がかなり良いです。
プロバイダは「GMOとくとくBB」が特典豊富でおすすめです。
とくとくBB WiMAXの特徴
月額料金 : 4,807円
- au・UQモバイルに毎月最大1,100円のセット割
- 14,000円のキャッシュバック特典
- 他社解約金を最大40,000円までキャッシュバック
- 端末代27,720円が実質0円
- 契約期間実質縛りなし(解約金0円)
⇒詳しくは公式ページへ
まとめ
モバイル回線は手軽に使える利便性が魅力であり、光回線は高速・安定性が魅力です。どちらを選ぶかは、ライフスタイルと用途次第で決まります。
モバイル回線と光回線にはそれぞれ明確な強みと弱みがあり、各回線の特徴をおさらいと以下の通りです。
比較項目 | モバイル回線 | 光回線 |
---|---|---|
工事 | 不要 | 必要 |
利用開始 | 即日〜数日 | 工事完了後 |
月額料金 | 3,000〜5,500円 | 4,000〜6,000円 |
通信速度(実測) | 20〜200Mbps | 200〜300Mbps |
安定性 | △(時間帯・場所で変動) | ◎(安定しやすい) |
データ容量 | 制限あり(プランによる) | 完全無制限 |
持ち運び | ○(モバイルルーター) | × |
向いている人 | 外出多、一人暮らし、引っ越し多 | 在宅ワーク、家族利用、ゲーマー |
最適な選び方
- 外出先でも使いたい
⇒ モバイルルーター - 自宅メイン+工事不可
⇒ ホームルーター - 自宅メイン+工事可能+高品質重視
⇒ 光回線 - 自宅メイン+すぐ使いたい
⇒ホームルーター、今後光回線を検討
インターネット回線の選び方は、交通手段の選び方と似ています。目的地(用途)、予算、時間、荷物の量(データ量)によって、自転車(モバイル回線)が最適な時もあれば、車(光回線)が必要な時もあります。「周りが車を持っているから」ではなく、自分の生活パターンに合った選択が重要ですね。
もし迷ったら、まずはモバイル回線(特にホームルーター)から始めて、必要に応じて光回線に移行するのもありでしょう。工事不要で始められるため、実際に使いながら自分のデータ使用量や速度の必要性を把握できます。
本記事で解説しましたそれぞれの特徴と8つの違いを理解し、ライフスタイルに合った最適なインターネット回線を選んでくださいね。