ファミリーギガの電話営業を受けて、不安になっていませんか。
実は、ファミリーギガはフレッツ光とは別のサービスです。しかも、同じ回線を使う本家NURO光と比べると、特典や速度に大きな差があり、知らずに契約すると数万円も損をするかもしれません。
本記事は、光回線販売歴12年(現役)の筆者が、ファミリーギガとフレッツ光の違い、料金・速度、口コミ、契約前の注意点、解約方法までを、初心者にもわかるように解説します。
最後まで読めば、ファミリーギガを契約するか断るかを自分で判断でき、すでに契約していても慌てず解約できるようになります。
結論、同じNURO光の回線を使うなら、特典の多い本家NURO光のほうが36か月で約3.8万円もおトクです!後悔しない選び方を、ぜひ確かめてください。
この記事を書いている人

内山田部長
12年以上の豊富な知識と経験から
光回線の様々なお悩みを解決します!
- 光回線のみちしるべ 管理人
- お仕事:インターネット回線販売店勤務
- サポートしたお客様:5,000人以上
- 取り扱ったネット回線:25社以上
ファミリーギガとは?フレッツ光とは異なる光回線サービス

ファミリーギガは、インターネット回線とプロバイダがセットになった光回線サービスです。
別にプロバイダ契約をする必要はなく、Wi-Fiルーター機能つきのONU(ホームゲートウェイ)も無料でレンタルされます。
「フレッツ光」の名前がつくプランとは別のサービスなので、運営会社・回線・速度・料金・提供エリアの順に整理します。
ファミリーギガはGrandeurが運営しNURO光の回線網を利用したサービス
ファミリーギガは、株式会社Grandeur(グランドール)が運営するサービスです。
自社で光回線を引いているのではなく、NURO光の回線網を借りて、自社ブランドで提供しています。
このような仕組みのサービスを「FVNO」(固定回線版の格安SIMのようなもの)と呼びます。
格安スマホが大手携帯会社の回線を借りて安く提供しているのと同じ発想で、NURO光との関係は、株式会社Grandeurの公式サイトからも読み取れます。
同じ回線網を使うため、回線そのものの通信品質はNURO光と同水準と考えて問題ありません。
NURO光は、国際的な分析機関Opensignalが2026年5月に発表した日本の固定ブロードバンド調査(全国)で、ダウンロード・アップロード速度や信頼性などの全5部門で1位を獲得しています。
ファミリーギガの通信品質が高いと言われるのは、この回線を使っているためですね。
フレッツ光の「ギガファミリー・スマートタイプ」やソフトバンク光とは別サービス
「フレッツ光 ファミリーギガ」と検索されることがありますが、ファミリーギガとフレッツ光は別のサービスです。
名前が似ているのは、どちらにも「ギガ」「ファミリー」という言葉が入っているだけで、運営会社も回線も異なります。
| サービス名 | 運営会社 | 使っている回線 |
|---|---|---|
| ファミリーギガ | 株式会社Grandeur | NURO光の回線網 |
| フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ | NTT東日本 | フレッツ光 |
| ソフトバンク光「ファミリーギガスピード」 | ソフトバンク | フレッツ光 |
契約・解約・問い合わせの窓口もそれぞれ別です。
たとえば、フレッツ光やソフトバンク光を解約したいのにファミリーギガの窓口へ連絡しても、手続きはできません。
反対に、ファミリーギガへ乗り換える場合も、今使っている回線の解約は自分で行う必要があります。
ファミリーギガの通信速度は2ギガ・10ギガの2種類
ファミリーギガには、最大通信速度が2Gbps(2ギガ)と10Gbps(10ギガ)の2種類のプランがあります。
「Gbps」は1秒間に送れるデータ量の単位で、数字が大きいほど速く送れます。
これは技術規格上の最大値で、建物の設備、使う機器、時間帯の混雑によって、実際の速度は下がります。
10ギガは個人のみ契約でき(法人は不可)、カテゴリー6a以上のLANケーブルが付属します。
パソコン側のLANポートも10Gbps(10GBASE-T)に対応していないと、速度を使い切れない点に注意してください。
ファミリーギガの料金・工事費・契約期間
ファミリーギガの料金は、次のとおりです。
| 項目 | 2ギガ | 10ギガ |
|---|---|---|
| 月額基本料金 | 5,200円 | 5,900円 |
| 基本工事費 | 44,000円(36回の分割) | 44,000円(36回の分割) |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
| 契約期間 | 3年(以降は2年ごと) | 3年(以降は3年ごと) |
| 契約解除料 | 3,900円 | 4,500円 |
| 機器損害金 | 12,100円 | 36,300円 |
※機器損害金は、ONUなどのレンタル機器を返却しなかった場合に請求される費用です。
※10ギガの契約解除料・更新期間は、公式サイト内でなぜか記載が分かれています。ここでは、新しい「重要事項説明」(2025年7月更新)の内容を記載しています。
※土日祝日に工事をする場合は、追加で3,300円かかります。
主な特典は次の3つです。
- 月額基本料金が、利用開始月は無料
- 利用開始の翌月から35か月間、工事費の分割金(1,222円)を割引(工事費が実質無料)
- 他社から乗り換える場合、解約違約金などを最大50,000円まで補填(証明書類の提出が必要)
ファミリーギガの提供エリアと対応住宅
ファミリーギガの提供エリアは、北海道、関東、中部、関西、中国、九州の一部です。
東北は宮城県のみで、10ギガだけが対応しています。
| 地方 | 都道府県 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道 |
| 東北地方 | 宮城県(10ギガのみ対応) |
| 関東地方 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・茨城県・栃木県 |
| 中部地方 | 愛知県・静岡県・岐阜県 |
| 関西地方 | 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・三重県 |
| 中国地方 | 広島県・岡山県 |
| 九州地方 | 福岡県・佐賀県 |
ただし、エリア内でも建物や周辺の状況によっては、提供できないことがあります。
ファミリーギガと本家NURO光を比較!料金・速度・特典の違いを解説

ファミリーギガとNURO光は、同じ回線網を使っています。
そのうえで比較すると、総合的にはNURO光のほうが有利です。
理由は次の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
ファミリーギガとNURO光の月額料金・初期費用を比較
月額料金だけを見ると、NURO光よりもファミリーギガのほうが安いです。
| 項目 | ファミリーギガ | NURO光 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2ギガ/2.5ギガの月額 | 5,200円 | 5,720円 | 520円 |
| 10ギガの月額 | 5,900円 | 6,600円 | 700円 |
参考として、特典を適用する前の通常の初期費用は次のとおりです。
| 項目 | ファミリーギガ | NURO光 |
|---|---|---|
| 基本工事費 | 44,000円(36回の分割) | 55,000円(36回の分割) |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 6,050円 |
ここまでは、ファミリーギガが優位に見えます。ただし、これは特典を考えない場合の話です。
実は、キャッシュバック、無料期間、契約事務手数料の免除、工事費の実質無料などを含めると、トータルではNURO光のほうがおトクになります。
その理由は、次の「キャンペーン・キャッシュバックはNURO光のほうが充実」と、後半の「【結論】」で、36か月の総額を使って詳しく説明します。
最大通信速度を比較!2ギガと2.5ギガ・10ギガの違い
最大通信速度は、ファミリーギガもNURO光も10ギガは同じですが、2ギガ帯ではNURO光が2.5ギガに進化しています。
| プラン | ファミリーギガ | NURO光 |
|---|---|---|
| 標準プラン | 最大2Gbps | 最大2.5Gbps |
| 10ギガプラン | 最大10Gbps | 最大10Gbps |
NURO光は2026年9月のプラン変更で、従来の2ギガが2.5ギガにパワーアップしました。最大値で比べると、約1.25倍の差ですね。
一方、ファミリーギガの標準プランは2ギガのままです。
同じ料金帯で最大速度が高いのは、NURO光の強みと言えるでしょう。
キャンペーン・キャッシュバックはNURO光のほうが充実
特典の内容は、ファミリーギガよりもNURO光のほうが大きく充実しています。
NURO光の特典は、公式特設ページから申し込んだ場合限定のものも多くあり、内容は以下のとおりです。
| 特典 | ファミリーギガ | NURO光 |
|---|---|---|
| 現金キャッシュバック | なし | 40,000円(10ギガは65,000円) |
| 無料期間 | 利用開始月のみ | 最大3か月 |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 無料 |
| 工事費 | 実質無料 | 実質無料 |
| 他社違約金などの補填 | 最大50,000円 | 最大60,000円 |
| オプション追加の還元 | なし | 最大50,000円 |
※現金キャッシュバック、無料期間、契約事務手数料無料は、NURO光公式特設ページリンク限定の特典です。
NURO光は、現金キャッシュバック、無料期間、事務手数料無料などの点で、ファミリーギガよりもかなりおトクと言えますね。
\高額キャッシュバック/
ソフトバンクスマホとのセット割はどちらも対応している?
ファミリーギガとNURO光は、どちらもソフトバンクスマホのセット割に対応しています。
ワイモバイルもセット割の対象です。
ソフトバンクの場合は最大1,100円、ワイモバイルの場合は最大1,650円、毎月のスマホ料金が割り引かれます。
割引額や適用条件は契約中のプランによって異なるので、申し込む前に必ず公式ページで確認してください。
マンションに住んでいる場合はどちらを選ぶべき?
マンションの場合も、NURO光のほうが選択肢が広く、特に40戸以上の建物ではNURO光(M)が有利です。
ファミリーギガは、集合住宅でも申し込めますが、マンション専用のプランはなく戸建てと同じ料金になります。
一方、NURO光には次の2つのタイプがありますね。
まず、特典を考えない月額料金は次のとおりです。
| 項目 | ファミリーギガ | NURO光(H) | NURO光(M) |
|---|---|---|---|
| 対象 | 戸建て・集合住宅 | 戸建て・39戸以下 | 40戸以上 |
| 2ギガ/2.5ギガの月額 | 5,200円 | 5,720円 | 4,730円 |
| 10ギガの月額 | 5,900円 | 6,600円 | 6,270円 |
| 開通までの目安 | 1~3か月 | 1~3か月 | 最短1~2週間 |
次に、無料期間・契約事務手数料・キャッシュバックを含めた、36か月の総額で比べます。
【2ギガ/2.5ギガ】
| 項目 | ファミリーギガ 2ギガ | NURO光(H) 2.5ギガ | NURO光(M) 2.5ギガ |
|---|---|---|---|
| 36か月の総額 | 186,530円 | 148,760円 | 116,090円 |
| 月平均(総額÷36か月) | 約5,181円 | 約4,132円 | 約3,225円 |
| ファミリーギガとの差(総額) | - | 37,770円安い | 70,440円安い |
| ファミリーギガとの差(月平均) | - | 約1,049円安い | 約1,957円安い |
【10ギガ】
| 項目 | ファミリーギガ 10ギガ | NURO光(H) 10ギガ | NURO光(M) 10ギガ |
|---|---|---|---|
| 36か月の総額 | 211,030円 | 152,800円 | 141,910円 |
| 月平均(総額÷36か月) | 約5,862円 | 約4,244円 | 約3,942円 |
| ファミリーギガとの差(総額) | - | 58,230円安い | 69,120円安い |
| ファミリーギガとの差(月平均) | - | 約1,618円安い | 約1,920円安い |
※利用開始月の無料・契約事務手数料・キャッシュバックを含めたトータルの費用です。オプションの追加還元と、他社違約金などの補填は含めていません。
NURO光(M)2.5ギガなら、月額そのものがファミリーギガより安くなり、特典を含めた月平均では約2,000円前後の差になります。
住んでいる建物がどちらのタイプかは、NURO光公式サイト
で住所を入力すると確認できます。
【結論】ファミリーギガよりもNURO光が総合的におすすめ!
同じNURO光の回線を使うなら、ファミリーギガよりも本家のNURO光がおすすめです。
月額料金はファミリーギガのほうが安いものの、無料期間・契約事務手数料の免除・キャッシュバックを含めた36か月のトータル料金では、NURO光のほうが安くなるからですね。
※左にスライドできます
| 項目 | ファミリーギガ 2ギガ | NURO光 2.5ギガ | ファミリーギガ 10ギガ | NURO光 10ギガ |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | 5,200円 | 5,720円 | 5,900円 | 6,600円 |
| 支払う月数(無料期間を除く) | 35か月 | 33か月 | 35か月 | 33か月 |
| 月額の合計 | 182,000円 | 188,760円 | 206,500円 | 217,800円 |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
| キャッシュバック | なし | −40,000円 | なし | −65,000円 |
| 36か月の総額 | 186,530円 | 148,760円 | 211,030円 | 152,800円 |
| 月平均(総額÷36か月) | 約5,181円 | 約4,132円 | 約5,862円 | 約4,244円 |
| ファミリーギガとの差(総額) | - | 37,770円安い | - | 58,230円安い |
| ファミリーギガとの差(月平均) | - | 約1,049円安い | - | 約1,618円安い |
※オプションの追加還元、他社違約金などの補填は含めていません。
※ファミリーギガの工事費は、公式の記載(割引は開通翌月から35か月間)に沿って、初月分1,230円を自己負担とした場合の金額です。
月額は、NURO光のほうが520円(2.5ギガ)高くなります。それでも、3か月無料・契約事務手数料の免除・キャッシュバックが大きいため、月平均ではNURO光のほうが約1,049円(2.5ギガ)~約1,618円(10ギガ)安くなりますね。
総額では、約37,800円~約58,200円の差です。
そのほかにも、NURO光には次のメリットがあります。
- 標準プランの最大速度が、NURO光は2.5Gbpsで速い
- 40戸以上のマンションでは、専用のNURO光(M)でさらに安くなる
- 公式サイトから直接申し込めるので、販売代理店の電話営業を経由せず安心
月額料金の安さに引かれてファミリーギガを選ぶと、特典の差で結果的に損をしやすくなります。
特典は変更されることがあるため、申し込む前にNURO光の特設ページで最新の内容を確認してくださいね。
ファミリーギガの実際の評判・口コミ

ファミリーギガについて実際に寄せられた口コミ・相談を、3つのパターンに分けて紹介します。
回線の速度そのものよりも、営業・サポート・解約まわりで困ったという声が目立ちますね。
口コミは個人の体験であり、投稿時期や契約したプランによって状況が異なる点には注意してください。
ファミリーギガは営業電話は多いのに問い合わせがつながらないという口コミ
ファミリーギガは営業電話が多い一方で、契約後の問い合わせがつながりにくいという声があります。
ファミリーギガは営業はバンバン変えてくるくせに本当に問い合わせの電話とかあると全く繋がらない。ニューロ光の営業電話は気をつけたほうがいい。本当に手続きが大変。特に他社のひかりかいせんから乗り換えるのは。#ニューロ光#ファミリーギガ#口コミ
— aaa.age (@aaa__age) April 27, 2022
営業電話はたくさんかかってくるのに、問い合わせの電話は全くつながらないと指摘。他社の光回線から乗り換える場合は、手続きも大変だったとのことです。
なお、公式のサポートデスクの受付時間は10時~18時で、通話内容は録音されます。
営業電話をきっかけに契約する前に、窓口の連絡先と受付時間を確認しておくと安心です。
ファミリーギガを解約したら高額な違約金を請求されたという口コミ
過去のプランでは高額な違約金が設定されていたため、解約時に驚いたという口コミがあります。
電波悪いからファミリーギガ解約したら違約金31000円取られた、2度とファミリーギガに契約はしません pic.twitter.com/QGEQtZwQDN
— むー (@Z8bpgIJhMnx41zi) October 3, 2023
ファミリーギガ本当に悪質
— aaa.age (@aaa__age) September 18, 2022
家電安くなると嘘の勧誘
解約しようとすると44000円違約金+Wi-Fi機器返却で22000円請求される。払ってやるから騙した差額金返せよ!😡
投稿された金額は、契約時期や内容によって異なると考えられます。
これらの口コミは、2022年5月31日に新規受付を終了した旧プラン「ファミリーギガプラスコース」の契約者によるものと考えられ、旧プランの約款には、現在のプランとは大きく異なる条件が記載されていました。
| 項目 | 旧プラン(プラスコース) | 現行プラン(3年契約) |
|---|---|---|
| 契約解除料 | 33,000円 | 3,900円(10ギガは4,500円) |
| 工事費の分割 | 50か月 | 36か月 |
| 回線撤去工事費 | 22,000円 | 11,000円 |
出典:ファミリーギガプラスコース契約約款(旧プラン)、ファミリーギガ重要事項説明
現行プランでは契約解除料が大幅に下がっています。
ただし、工事費の残債や機器損害金などは別にかかるため、解約前に確認が必要です。
ファミリーギガから機器損害金を請求されたという相談
ファミリーギガ解約後に、返却したはずの機器について、損害金を請求されたという相談もあります。
ファミリーギガの規約では、機器を紛失・破損した場合や、一定期間たっても返却しない場合は、機器損害金を請求するとされています。
TA(テレフォニーアダプター)は、光電話などで使う電話用の機器で、電話サービスを使っていた人はONUだけでなくTAなどの付属機器も返却が必要です。
引き取りの日付や、梱包した機器の写真を残しておくと、トラブルのときに役立ちます。
ファミリーギガを契約する前に知っておきたい注意点

契約前に押さえておきたい注意点は、次の3つです。
どれも、契約してから気づくと費用がかかるものですね。
ファミリーギガの電話勧誘では契約先・販売代理店・キャンペーン条件を確認する
ファミリーギガは販売代理店の電話勧誘から契約するケースが多いため、電話口で「契約先」「販売代理店」「特典の条件」の3点を必ず確認してください。
公式の重要事項説明にも、代理店が独自に提供する特典については「代理店へ問い合わせてください」とあります。
つまり、特典の内容や条件は、申し込み経路によって違う場合があるということですね。
電話で確認したいポイントは次のとおりです。
- 契約するサービス名と運営会社
- 販売代理店の会社名と連絡先
- 月額料金・工事費・契約期間・契約解除料
- 特典の内容、条件、受け取り時期
- 今使っている回線の解約は、自分で行う必要があること
その場では絶対に決めず、「書面かメールで内容を送ってほしい」と伝え、内容をよく確認してから返事をするのがおすすめです。
工事費の分割払い期間中にファミリーギガを解約すると残債が一括請求される
ファミリーギガの「工事費実質無料」は、36か月使い続けた場合に限り無料になる仕組みです。
工事費44,000円は36回の分割払いで、毎月の割引と相殺されて実質無料になります。途中で解約すると割引が止まり、残りの工事費が一括で請求されます。
引っ越しによる解約でも同じです。
たとえば24か月で解約した場合、残り12回分で約14,700円の請求になります。(1,222円×12か月)
さらに、契約期間内の解約には契約解除料(3,900円など)もかかります。
電話番号を引き継ぐ手続き(番号ポータビリティ)を伴う解約では、その完了後にファミリーギガの工事費残債が請求されます。
ファミリーギガは開通前にキャンセルしても費用が発生する可能性がある
ファミリーギガの公式説明では、サービス開始日の前日までにキャンセルすれば、工事費は請求されないとされています。
ただし、工事が進んだあとのキャンセルは注意が必要です。
重要事項説明には、初期契約解除の際に「工事費(中断)27,500円」がかかると書かれています。
旧プランの約款では、この費用は「宅内工事が完了したあと、屋外工事の前に契約を解除した場合」にも請求すると明記されていました。
ほかのNURO光のFVNO回線でも、同様の請求があったという情報もあります。
そのため、「開通前なら必ず無料」とは言い切れません。キャンセルする場合は、できるだけ宅内工事の前に連絡するようにしてください。
また、解約・キャンセル後は光コンセントや引込線が残されます。
撤去を希望する場合は別途申し込みが必要で、回線撤去工事費として11,000円がかかります。
ファミリーギガのキャンセル・解約方法

どの段階にいるかで、手続きとかかる費用が変わります。
まず、自分の状況を確認してください。
| 状況 | 手続き | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 工事前 | サポートデスクへキャンセルを連絡 | 原則なし |
| 宅内工事のあと~開通前 | すぐにサポートデスクへ連絡 | 工事費(中断)27,500円がかかる可能性 |
| 開通後 | サポートデスクへ解約を連絡 | 契約解除料・工事費残債・機器損害金など |
ファミリーギガの工事が始まるまでにキャンセルを申し出る
ファミリーギガの工事が始まる前なら、サポートデスクに連絡するだけでキャンセルできます。
公式の説明では、サービス開始日の前日までのキャンセルは請求されないとされています。
連絡先は、光インターネットサポートデスクです。
- 電話:0570-099-084 または 03-6705-5849
- 受付時間:10時~18時、年末年始を除く
賃貸で大家さんの承諾が得られないなど、工事ができない事情がある場合も、早めに連絡してください。
ファミリーギガはクーリングオフではなく初期契約解除制度を利用
ファミリーギガを含む光回線サービスは、クーリングオフは対象外です。
その代わり、電気通信事業法で定められた、初期契約解除制度が使えます。
この制度は、契約内容を記した書面を受け取った日から8日以内であれば、書面で契約の解除が可能です。
手続きは郵送のみで、お客さま番号・住所・氏名・電話番号・解除するサービス名を記載し、署名と捺印をして、重要事項説明に記載された宛先(光サービス事務センター)へ送ります。
ただし、この制度で解除しても、契約事務手数料(3,300円)、月額基本料金の日割り分、工事費(中断)27,500円は支払う必要があります。
申し込みから工事までは1~2か月ほどかかるため、8日間の期間内に工事が始まっていることはほとんどなく、実際にこの制度を使う機会は多くありません。
ファミリーギガを契約中の人は解約時にかかる費用を確認する
開通後に解約する場合は、どんな費用がかかるかを先に確認してください。
- 【契約解除料】2ギガ 3,900円/10ギガ 4,500円
契約期間の満了月から3か月間(無料解約期間)に解約すれば不要 - 【工事費の残債】残りの分割金の全額
36か月以内の解約で一括請求 - 【機器損害金】2ギガ 12,100円/10ギガ 36,300円
機器を返却しない・紛失・破損した場合 - 【回線撤去工事費】11,000円
撤去を希望する場合のみ - 【解約月の月額料】満額
月の途中で解約しても日割りにならない
解約の連絡は、サポートデスクに電話で行います。次の点にも注意してください。
- 新しい回線が開通するまでは解約しない(インターネットが使えない期間を防ぐため)
- 電話番号を引き継ぐ場合は、先に番号ポータビリティの手続きを進める
- 解約日は、手続き時の案内で確認する
契約期間は、2ギガが最初の3年のあと2年ごとの自動更新、10ギガが3年ごとの自動更新です。
更新のタイミングを知っておくと、解除料を払わずに解約できますね。
ファミリーギガのONU(ホームゲートウェイ)などのレンタル機器を返却する
解約したら、レンタルしているONUなどの機器を返却します。
ファミリーギガの規約では、指定業者が引き取りに来る形です。返却期限は別途通知されます。
紛失・破損した場合や、期限を過ぎても返却しなかった場合は、機器損害金が請求されます。
光電話を使っていた人は、TAなどの付属機器もあわせて返却してください。
引き取りの日付や梱包した機器の写真、送り状の控えは保管しておきましょう。
なお、NURO光本家は2026年9月以降の解約から、機器を自分で発送する方式(送料は自己負担)に変わっています。
ファミリーギガの返却方法も、解約手続きの際に案内される内容に従ってください。
ファミリーギガを解約できない・高額請求などのトラブルは消費者センターに相談
ファミリーギガのサポートデスクなどに連絡しても解決しない場合は、消費生活センターに相談してみてください。
「消費者ホットライン188」に電話すると、最寄りの相談窓口につながります。
たとえば次のようなケースが相談の対象です。
- 解約を申し出たのに、手続きを進めてもらえない
- 説明になかった費用を請求された
- 営業電話で聞いた特典の内容と、実際の内容が違う
相談するときは、次のものを手元に用意するとスムーズです。
- 申し込み内容の書面(メールやマイページの画面なども)
- 請求明細
- 販売代理店やサポートデスクとのやり取りの記録(日時・担当者名・内容)
ファミリーギガの契約のことで、自分ではどうにもならないとなったら、消費者センターに相談してくださいね。
まとめ|ファミリーギガを契約するなら本家NURO光とも比較してから決めよう

ファミリーギガは、NURO光の回線を使った、フレッツ光とは別のサービスです。
契約するなら、本家のNURO光と比較してから決めてください。
ポイントのまとめ
- ファミリーギガは、株式会社Grandeurが運営するNURO光のFVNO(回線を借りたサービス)で、フレッツ光やソフトバンク光とは無関係
- 月額は2ギガ5,200円、10ギガ5,900円で、NURO光より安い
- 特典を含めた36か月の総額は、NURO光のほうが約37,800円(2ギガ帯)~58,200円(10ギガ)安い
- 最大速度は、ファミリーギガの2ギガに対して、NURO光は2.5ギガ
- 電話勧誘が多く、契約先・販売代理店・特典の条件の確認が欠かせない
【ファミリーギガとNURO光の比較表】
| 項目 | ファミリーギガ | NURO光 |
|---|---|---|
| 月額(2ギガ/2.5ギガ) | 5,200円 | 5,720円 |
| 最大速度 | 2Gbps | 2.5Gbps |
| 無料期間 | 1か月 | 最大3か月 |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 無料 |
| キャッシュバック | なし | 40,000円 |
| 他社違約金の補填 | 最大50,000円 | 最大60,000円 |
| マンション向けプラン | なし | あり(NURO光(M)) |
| 36か月の総額(2ギガ帯・特典込み) | 186,530円 | 148,760円 |
| 月平均(総額÷36か月) | 約5,181円 | 約4,132円 |
| ファミリーギガとの差 | - | 総額37,770円安い (月平均約1,049円安い) |
| 36か月の総額(10ギガ・特典込み) | 211,030円 | 152,800円 |
| 月平均(総額÷36か月) | 約5,862円 | 約4,244円 |
| ファミリーギガとの差 | - | 総額58,230円安い (月平均約1,618円安い) |
※36か月の総額は、無料期間・契約事務手数料・キャッシュバックを含めた試算です。(オプション・他社違約金の補填は含まず)
状況別のおすすめの行動
- ファミリーギガを検討している人
同じ回線で特典が多いNURO光と比べてから決めてください。 - ファミリーギガの営業を受けて悩んでいる人
その場で契約せず、条件を書面で確認してください。どうせ同じ回線を使うなら、公式特設ページから申し込めるNURO光のほうが安心です。 - ファミリーギガを契約してしまった人
契約前の段階なら、工事の前にサポートデスクへキャンセルを連絡しましょう。開通後は、解除料・工事費の残債・機器の返却を確認してから解約します。困ったときは消費者ホットライン188へ相談してください。
NURO光の特設ページからの申し込みなら、キャッシュバック40,000円(10ギガは65,000円)、最大3か月無料、契約事務手数料無料、工事費実質無料、他社乗り換えサポート最大60,000円が受けられます。
ファミリーギガを検討中の人は、ぜひNURO光と比べてみてくださいね。






